機械じかけの小児病棟

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過去に犯した罪を暴く話かと思いきや・・
要は、入院中の子供への看護婦の異常愛ホラー

別に見なくても知らなくても良いかなぁ・・

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ここ数年内ににリリースされたスパニッシュホラーは良質な作品が多いですね。
アメリカのホラーとは根本的に毛色が違っていて、ただ怖さを追求するより「子供」を絡めた「感動」も与えてくれるので一粒で二度美味しい気分にさせてくれます。

本作はグロい、目を覆うようなスプラッターシーンはありません。どちらかというと、アジアンホラーのように想像をかきたててジワジワと精神的に追い込まれる怖さです。
物語中盤まではずっとじわじわ怖い展開ですが、クライマックスからは一転テイストが変化します。
クライマックスでシャーロットの正体が分かるんですが、その意外な正体に驚きます。
良質なサスペンス映画のどんでん返しの感があり、それまでのミスリードに唸りました。

そして感動のエンディング。
不覚にも泣きそうになりました!
このエンディングはファンタジーですね。

本作は色んなジャンルをミックスした面白さが詰め込まれた非常に贅沢な映画だと思います。

私の中ではスパニッシュホラーのベスト作品です。

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　最近ホラーに目覚めた私ですが、この作品は寝てしまいました。途中まで見ては寝て、戻して見直していて、ふと気がつくとエンドロールと言うことを何度か繰り返しました。
　先に観ていたかみさんが
「日本のホラーみたい。日本のホラーに影響受けているんじゃない？この監督」
と言っていたのですが、たしかに「リング」っぽいです。体調万全な時に、じっくり見れば、ひたひたと迫り来る恐怖と言うのがあるかもしれませんが、展開がゆるくて眠りを誘います。
　ラヴァ様のような鑑賞眼がない私には、子守歌のようにやさしく眠りの世界へ誘うようです。そして、そこにはフレディが。きゃーーー！
　寝ないように、気を張って観ていると、エイミーとロバートが絡むシーンで、いつダンシング・ベイビーが踊り出すんだろうとか、よけいなことを考えてしまいました。

　JUCEさんが言われるように、この邦題はどうかと思いますね。
そのまま「Fragile」か、「コワレモノ」なんてので良かったんじゃないですかね。

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閉鎖された二階の小児病棟にいる　シャーロットとゆうメカニカル・ガール（機械仕掛けの少女）の悪霊が　子供達に憑りつくといった　物語に新しいものはないのですが　これが実によく出来てます　ジャウマ・バラゲロとゆう映画作家は「ネームレス」や「ダークネス」で一風変わったティストの作品を作っていたのですが　それはギレルモ・デル・トーロの初期のように　才能はわかってるのだが　どこか頭でっかちで　作品が今ひとつだったのですが　この作品で見事に開花しました

まったく作風が変わったのは　明るくなった　ってのは半分冗談で病院が舞台なので　人工的な蛍光灯の光などをバックに　以前の薄暗い中でのドラマの展開とは　明らかに違う空間を造形しているのです　この明瞭な光の中ではショッキングな場面は極力排され　丁寧な登場人物たちの会話の積み重ねの演出で　じわじわと恐怖感を盛り上げていて　最近の映画の中でもとりわけ優れた効果をあげていると思います　しかも影の演出として　病棟にいるマギーと言う女の子の登場シーンだけ　影の暗さを数箇所持ってくるなど　光と影のバランスがとても巧妙になってますこれによって　いよいよ後半３０分の謎の二階の悪霊との戦いが生きてくるのです　語り方がわかってきたのでしょう　

「眠れる森の美女」の映写と　謎の少女シャーロットらしき人物の隠されたフィルム　の映写も不気味な「ブラック・ダリア」のような印象を生み出します　ひさびさひんやり怖いシネマです

愛の妄執が生み出す邪悪な霊の死の世界から　少女の愛のキスにより眠れる美女を甦らせる時　静かな悲哀の中に密やかな愛のぬくもりを感じられるシネマです　お勧めします　

ジャウマ・バラゲロ監督の前作『ダークネス』ではラスト前までは面白かったんだけど詰めの甘さが気になりましたが、今回の作品は最後まできれいにまとまっていてなかなかGoodな作品です。内容的には原題「Fragile」の方が映画のニュアンスをよく伝えています。ちなみに意味は“壊れ（砕け, 折れ）やすい, もろい”です。なんかこの邦題だとかの有名な作品のバッタ物のようでいかにも「B級です」と宣言しているようでマイナスだと思います。最近ホラーではミスリードが流行みたいですが、今回はこの邦題が完全にミスリードで途中まで私は電脳物かと思って観てました。

ほとんどグロテスクなシーンは無いので、スプラッターや派手なホラーアクションが好きな方にはお勧めできません。むしろ自分で想像力を掻き立てていくタイプの人にはとても怖さを感じられる映画だと思います。（一箇所のみを除く、「オイオイ、シャーロット・・・」）古典的正統派ホラーという感じで、最近どぎついホラーに疲れ気味なのでなんとなくホッとするホラー映画です。（じゃあ、ホラー見るなよって。・・・だって好きなんだもん。）

主演はＴＶ『アリー・ｍｙラブ』のキャリスタ・フロックハート。
彼女はアリー・ｍｙラブで見る感じと全然違った印象です。こうしてみると薄幸そうななかなかホラー向きの顔をしています。ハリソン・フォードとの結婚間近らしいのですが、
2008年公開予定の『インディジョーンズ4』は夫婦での出演と言うことになるのでしょうか。ヒロインの役どころも楽しみですね。