ネイムレス　無名恐怖

個人的に非常に思い入れがある、大好きなホラー監督ジャウマ・バラゲロ。
本作は氏の長編デビューとなった記念的な作品です。

内容はイントロにもある通り、殺害されたはずの娘から突然一本の電話が入る。
生きてるのか？困惑する母親と元刑事が真相を求めて辿り着いた先には驚愕の・・・。

本作もそうだけどスパニッシュホラーって独特のどんよりとした画とじわじわと心理的に圧迫するような不気味な恐怖感を演出するのが滅法上手ですね。
娘を探すうちに見え隠れするカルト教団の存在が鍵で、基本はサスペンス調なんだけど、一貫して先が見えない不安感を煽る独特の間が凄く良い。
最近流行りのアトラクションホラーとは一線を画す地味なテイストが好き嫌いの分かれるところです。
過激なスプラッター描写や驚異のCG映像など一切ありません。
その手を期待される方は期待外れに。
地味だけど心理的にじわじわと追い詰められる恐怖を味わいたい方はご鑑賞下さい。
ラスト、かなり後に引くかも・・・。

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サイコ・ホラーと言うよりミステリー・サスペンス。

愛娘が惨殺変死体で発見されてから５年後。
未だ立ち直れないでいる母親の元に愛娘と思しき電話が。
もしかして本当に生きてる？と半信半疑で元刑事に捜査を依頼。
するとこの事件には驚愕の事実が・・

どうでも良い驚愕の事実であった。
しかも誰が犯人なのか、予想が当たっちゃったよ。。。
ず〜っと母親のうじうじした様子にイライラ。

パラゲロと言えどもデビュー作は大した事なかった。

ジャウマ・バラゲロ監督の長編デビュー作の『ネイムレス』を鑑賞！

あれ？これ以前に観てたっす・・・なーんか観たことあるようなストーリーやなーって思いながら、"ぽっけー"って観てたら、ラスト10分ぐらいになって急に思い出した・・・

"あっ！これってあのラストのやつや！。(;°皿°)"ゲボッ

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とにかく、バラゲロ監督の他の作品とはぜんぜんイメージ違うんで、コレがデビュー作ってのはむっちゃ意外やねー

今まで観たバラゲロ作品は、画作りはうまいけどストーリー展開が無難すぎるって感じで、多分デビュー作もそんな感じの作りやろなーって思ってたんで・・・

まさか、こんなにぶっ飛んだラストの作品がデビュー作やとは思わんかった！

正直、まったく意味がわからへんもん（;^＿^A

これは、ラムジー・キャンベルの原作の通りなんやろかな？（←やったら納得できる）

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ラストの意味がさっぱりわかれへんので、サスガに高い点数はつけられへんけど、その直前まではかなり面白かった！（でも記憶に残ってなかったんやけどね）

オススメはせーへんけど、ホラー好きは抑えておいてもえーかな！？

個人的満足度　69点！

冒頭の子供の遺体シーンは、超怖かったです。普通の親ならショックで精神が壊れそうです。
殺されたと思ってたら、生きてるのかも？？　じゃぁ死体は、一体誰？？　ミステリアスなシナリオ展開にワクワク。カルト教団も登場してきてハラハラ・ドキドキ展開に！！
そして、感動の親子再会が・・・アレレ？？　ガクッ・・・

「機械仕掛けの〜」はオチでジーンだったのに、本作はアゼン・・
恐怖演出はすばらしいのに勿体無い印象でした。カルトの信者たちもなんだかゾンビっぽく襲ってくるし、なんか掴みどころのない作風の監督さんですね。

これがスパニッシュテイストなんでしょうかね〜。

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　　なんだかんだ言いながらまた借りてしまいました、パラゲロ監督作品（「機械仕掛けの小児病棟」「スパニッシュ・ホラー・プロジェクト　悪魔の管理人」に続いて三作目・・・・）。これが長編第一作なのね。
　　そう、まだ初々しいほうが自分の才におぼれていないかと思って・・・・

（ホラーでネタバレです、それもオチの。スンマセンが仕方ありません）

　　っで、その読みは外れてはいなかった。
　　まぁたしかにいたるところに突っ込みどころはあるし、思わせぶりで後に続かないシーンも多々あるんだけど、基本的なところでの手抜きはしていない。
　　ま、リアルすぎる腐乱死体は、ちょっと出す必要があったのかなと、引いちゃいましたがね。

（ごめんなさい、ホンとにネタバレしちゃいます）

　　雨の事件現場。車から降りてくる足、車の向こうを行く刑事・・・とにかくよく見えない、そのいらだたしさについ画面に引き込まれていく。
　　そして死体。腐乱し、身元が判別できぬよう歯を砕き体表を酸で焼かれた少女の死体が画面を支配する。画面に引き込まれていたこちらは目を背けたくてもできない辛さを。

　　このオープニング、やはりうまい。だがそれが持続するのかどうか。

　　突然挿入される、ビデオのようなイメージ、混乱する物語などややまとまりはないものの、緊張感は途切れることはない。
　　確かに冒頭の腐乱死体ははっきり言って不快ともいえるイメージを残すが、だがそれは傷つけられた死体そのものが持つものであり、過剰な音響やショッキングな演出には依らない。

　　そしてラスト。悪魔的なカルトに拉致され育てられた少女は、実は拉致の中心にいた父を撃ち殺し・・・・　あら、やっぱりいつもどおりの肩透かしかい、と思っていたら、五年かけてやっと少女を探し当て救出に来た母親の目の前で銃口を咥え引き金を・・・・
　　この幕切れはたしかにあっけないかもしれない、が、その後にじわじわと迫ってくるやりきれなさは実に重たい。

　　欠点は多い。だが記憶に残る一本。
　　・・・・やっぱりもう一作見るとするか。