掲載日

投稿日：2011/10/11

レビュアー

あたごおる

アホな高校生サブローくんが、ちょっくらタイムスリップして戦国時代に！
家出中の病弱な信長くんと瓜二つだったために、入れ替わるはめになる。いわく
「そなた、わしの代わりに織田信長となるがよい」
かくしてここに天下統一を目指す織田信長が誕生するのであった…！

なんちゃって。
ここまでが10ページ分です。そのあっけなさが潔いというか、急展開すぎというか、以降の行き当たりばったり的展開を暗示している。
が、面白いのである。
その昔、ＬＡＬＡか何かで連載していた「信長くん日記」なるものを彷彿とさせるなあ。違うのはこっちは一応シリアスモードであるということか。
あくまでマイペースなサブロー信長は、あまりにどうどうとしているために誰も偽者とは思わない。
病弱な殿が突然元気になったが、その分うつけになったと思い込んでいる。
家臣団の嘆きをよそに今日もサブローは奥方とでえとに出かけ、その辺の子供たちとすもうなどして遊ぶ。そして信長になったからには天下を取らねばと思い込む（そこですでにアホさ加減が知れる）。
なぜ馬に乗れちゃうのかとか、剣とか弓とかやったことあんのとか、側室とかお子様はどうしたのとか、現代が恋しくはないのかとかいろいろ突っ込みたいところは多々あるし、家康なんかただの○○○だし、秀吉は○だし、光秀ときたひには○○なんだが、彼はのんびりと頑張らず、着々と天下統一に向けて事は成って行く。…のか？！