ＴＨＥ　ＫＩＬＬＩＮＧ／キリング　シーズン３

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久々にレビューしたくなりました。FORBLYDELSEN、シーズン1〜3をもう夢中で観ました。TVドラマの質の高さに驚かされます。ただ、「正義が勝つ」なんてそうそうないのよ、世の中の闇は深いのよ、って言う終わり方は日本人受けしないかもしれませんね。

シーズン3ラスト、「エェーッ！」でした。ルンドらしいと言えば、そうなんですが・・・強引でトラブることも多いながら、犯罪に対する勘は鋭い、でも仕事命で家族はボロボロ、そんな主人公なのに魅力的なんですよね。

あとシーズン3の首相ですけど、こんな優柔不断な人でデンマークは大丈夫なの？と思わせる情けなさでした。

1話終わる時の音楽がまた中毒的連続視聴を誘うんですよ。

１からずっと観てきました。もう寝不足です。
次が見たくてしょうがないので、可能な限りぶっつづけで観ました。

今回は９歳の少女が誘拐される。それが選挙に絡んで・・て話。

正直、政治ネタって必要なのでしょうか？３まで観てくるといいかげん飽きます。
でも、それがキリングなのですね。
犯人は誰か？という大きな謎を追いながら、
政治ネタでは誰が味方？誰が裏切ってる？えっ、そこでそうなりますか？っていう小さな謎が
あちこちに散りばめられるってのが。

さて、サラはとうとうおばあちゃんになります。
でも、まだ女は現役なんですね。元彼にあって揺れるルンド。
妻子持ちの元彼のため、あきらめようとするルンドが痛い。

ブリックスにも危機が訪れます。
失敗の責任を取らされそうになったとき、彼女（元カノ？？）に頼みます。
「援護してくれ」と。
そして、あっけなく断られる。
それでも彼は彼なりに精いっぱい頑張ってるルンドを信じて支援します。

その結果があれ！ではね〜涙、涙です。

このキリング、何が気にいってるかって、サラのキャラなんですが、
この北欧の雰囲気がとてもいいです。

いつも冷たそうな空、どんよりとした空気にユーモアのかけらもない捜査がマッチ。
そして、サラルンドは、どこまでいってもサラルンドです。
決して「オバサン刑事」ではないです。（日本にはオバサン刑事と冠つくサスペンスありましたよね）
このキリングでは、美貌を誇る美女、若さのみで突っ走るといった女性は出てこないです。

サラなんて、思いきっりホウレイ線目立ってます。孫も生まれます、おばあちゃんです。
でも、そんなこと全く関係ないんです。これは見てて心地よい。
女性である前に刑事なんですよね。日本も見習ってほしい。

３では、誘拐犯は誰かという謎と共に、過去の少女殺害の犯人は誰かに焦点は移ります。
正義って何？

それから、最後にルンドを助けようとする元彼。
本物だったんですね、サラへの気持ち。
サラを初めてうらやましく思いました。

つっこみどころがないわけじゃない。

でも、それは小さなこと。

キリング、是非１から観て下さい。

「衝撃の最終章」ってパッケージに書いているので、シーズン４はない可能性高そうですね。
あのラストでは難しいでしょうが・・・。

勤続２５年のルンドは転属願いを出す、血なまぐさい殺人課から時間の拘束が少ない課に。
大統領選のさなか、浜辺で惨殺事件が起こり、大企業の娘の誘拐を担当している情報局に勤める元恋人が捜査協力を求めてくる。
そして連続殺人へ発展していく。

有力な企業の娘の誘拐、支援を受けている議員は独自に捜査を進めるが、いつも通り色々胡散臭い工作が・・・・・。
調べれば調べるほど浮き彫りになる過去の謎。

誘拐された少女は無事救出されるのか？犯人の目的は？
過去の隠された秘密とは？

そしてラストは・・・・・・。

個人的にはシーズン２＞３＞１な順番です。

vol4

７話　懸賞金
８話　黒い車

大統領といい、サラ・ルンドといいほんと何やってんだ。
ええええ。
うそでしょ。
な行動。西欧人は旺盛なのか。はたまた個人的な資質なのか。

それにしても政界も財界も薄汚い人間ばかり。
自分の利益になるかどうかが行動の基準。
昨日の仕打ち、今日の猫舌。
いくら状況が一変したからって、手のひらを返すという言葉そのまま、
態度の一変の仕方ったら。
見ていて、こっちが恥ずかしくなる。

大企業社長の小さなかわいい娘を誘拐した犯人は、
過去に企業にもみ消された（という可能性のある）事件を自殺として
もみ消された事の復讐として犯行に及んでいる。

過去の犯罪を調べ直し、真実を明らかにすること。
過去の女子高生死亡の事案を自殺として処理した企業と裁判所次官を
ひきだすこと。
これが犯人の要求だ。

情報局から警察へ送り込まれてきたサラの元恋人、情報局は何を隠そうとしているのか。
裁判所は何を隠蔽しているのか。
大統領は何をしたのか。

もう、先が全くよめない。

ああ、あと１本で終わりかあ。
なんか、もったいない。

vol 3

５話　傷心
６話　黒い車

久しぶりに見たけど、おもしろーい！！！！
もう、日本のドラマとか見てると、キリングの面白さが際立つ。
全然おもしろさ、観客の惹きつけ度が違う。
日本のドラマって、売れてる役者（中には演技なんかできてない人も）とりあえず
使っとけ、売れそうな曲を使っとけが優先されて、
全くドラマ自体をおもしろくしようという気概もプライドも感じられない。

それに比べて、ほーんとキリングはよくできてるし面白いよ。
あ！
え！？
うそ！
の連続。

先が見えかけたと思ったらするっとかわされる。

サラ・ルンド、ようやく本領発揮してきたか、刑事としての本能がうずいてきたか
と思いきや、またもや私情がむくむくと出てきて流される。
だめだって。

ほんと、自分の経験でも思うけど、
仕事と恋愛を同じ領域でするのってよっぽど自分を律せる人じゃないと
無理だ。
人間だもの、どーしても、恋愛感情をもつと仕事相手へのスタンスが
平等、冷静でいられなくなる。

わたしの職場も職場内恋愛、職場内結婚、職場内離婚、職場内不倫
いっぱい見てきたけど、大抵ろくなことないよね。
周囲も仕事しにくいし。

更にサラは刑事という立場。
しかも誘拐犯を追っているのだ。
かわいい女の子の命がかかっているのだ。
うっかりしてた、ごめんなさいじゃすまないのだよ。

あー、でも、まさかのあの人が犯人？
ショックだー。