アニエスの浜辺 / ジャック・ドゥミ
アニエスの浜辺
/アニエス・ヴァルダ
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全体の平均評価点: (5点満点)
(9)
解説・ストーリー
「5時から7時までのクレオ」「幸福」「落穂拾い」など長年にわたって多くの名作を世に送り出してきた世界的女性監督アニエス・ヴァルダが、80歳を迎えた自らの人生をその瑞々しい感性とユーモアで振り返る感動のシネマ・エッセイ。1928年にベルギーに生まれ、フランスに移住後写真家として活躍、54年には映画の世界にも進出し、以後フランスのみならず世界的に名声を獲得していく。そんな彼女の自分史を、最愛の夫であるジャック・ドゥミとの出会いと別れをはじめ多くの映画人との交流や家族の愛を軸に、その人生を彩ってきたいくつもの美しい浜辺の記憶と共に描き出す。
「5時から7時までのクレオ」「幸福」「落穂拾い」など長年にわたって多くの名作を世に送り出してきた世界的女性監督アニエス・ヴァルダが、80歳を迎えた自らの人生をその瑞々しい感性とユーモアで振り返る感動のシネマ・エッセイ。1928年にベルギーに生まれ、フランスに移住後写真家として活躍、54年には映画の世界にも進出し、以後フランスのみならず世界的に名声を獲得していく。そんな彼女の自分史を、最愛の夫であるジャック・ドゥミとの出会いと別れをはじめ多くの映画人との交流や家族の愛を軸に、その人生を彩ってきたいくつもの美しい浜辺の記憶と共に描き出す。
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「アニエスの浜辺」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「5時から7時までのクレオ」「幸福」「落穂拾い」など長年にわたって多くの名作を世に送り出してきた世界的女性監督アニエス・ヴァルダが、80歳を迎えた自らの人生をその瑞々しい感性とユーモアで振り返る感動のシネマ・エッセイ。1928年にベルギーに生まれ、フランスに移住後写真家として活躍、54年には映画の世界にも進出し、以後フランスのみならず世界的に名声を獲得していく。そんな彼女の自分史を、最愛の夫であるジャック・ドゥミとの出会いと別れをはじめ多くの映画人との交流や家族の愛を軸に、その人生を彩ってきたいくつもの美しい浜辺の記憶と共に描き出す。
「アニエスの浜辺」 の作品情報
「アニエスの浜辺」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
アニエスの浜辺の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
113分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
MPF10331 |
2010年07月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
|
1人
|
アニエスの浜辺の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
113分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
MPF10331 |
2010年07月23日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
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ユーザーレビュー:9件
アニエス・ヴァルダ≒北野武(どことなく)
投稿日:2010/07/30
レビュアー:ぴよさん
『シェルブールの雨傘』ラストシーン、雪降るスタンドに滑り込んでくる車。中にはドヌーブと小さな娘が乗っている…あの小さな娘の名前は、ロザリー。監督ジャック・ドゥミと、その妻アニエス・ヴァルダの愛の結晶だ。
「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」と称される映画作家、アニエス・ヴァルダの自伝的フィルム。自らが歩んで来た道を、自らが語り部となって辿ってゆく。彼女の老いてなお若々しいイマジネーションに感心する。「色彩」に向き合う人の脳は、若くあり続けるのだと再認識する。
人がそれぞれに持つ心象風景・原風景。彼女の場合、それは浜辺の風景だ。幼少期を過ごしたブリュッセル近郊の浜辺から、話は始まる。大戦の戦渦を避け移住した、地中海の漁村セート。ここで撮られたのが『ラ・ポワント・クールト』長編作品としてはヌーヴェル・ヴァーグ最初の作品とも位置付けられている。
しかし彼女の作品は、ヌーヴェル・ヴァーグと言って想起するトリュフォーやゴダール、ロメールらの作品とは、風合いが違う。彼らがカイエ派(カイエ・デュ・シネマ誌に集った)と呼ばれたのに対し、ヴァルダや、アラン・レネ、ジャック・ドゥミらは左岸派(カイエ誌の事務所が在った、セーヌ河右岸に対する)と呼ばれる。いずれにせよ作家主義を謳ったわけで、その作家性がそれぞれに違うことは当然ともいえるが。
映像からもドゥミとヴァルダが、大変仲の良い夫婦だったことが伝わってくる。エイズにより夫を失ったヴァルダの哀しみが、今も癒えることが無いことが伝わって来る。
私の勝手な感想だが、彼女にはどことなく北野武を連想させる雰囲気がある。クールな画面の切り取り方、色彩感覚、少し児戯っぽい味付け。何よりご本人のおどけ方が、どことなくね。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
やっと見つけた
以前、雑誌か何かでこの映画が紹介されていた。
「80歳の女性監督が撮った映画」
その頃の私は、生きる事にとても消極的になっていた。
80歳になっても何故、そんなに彼女は情熱的なのか?
是非、見たいと思った。が、
私は人生の寄り道をしていたのか、うずくまっていたのか、
前を向いていなかった為、この映画のことを忘れていた。
ふと手にした雑誌にこの映画を再び見かけた。
この映画が見たい(何かがしたい!)と思えた。
劇的ではないが、私にはささやかな進歩だった。
彼女の記憶の整理を映像化した記録映画。
暗いジメジメした感じではない。
幸せいっぱいな雰囲気でもない。
せっかく生きているんだから、「生」を愉しもう、
とポップな画面から愉快な感じが溢れてくる。
でもこの女性監督アニエスが可愛いからかも。
彼女はいつもいつまでも自分を信じ自分が好きなんだと思う。
自分が自分を守らないと、人生きっと楽しめない。
人は1人で生きていくのね。と私は思ったのです。
(↑いい意味です、人に左右されないで堂々と生きれば
同じ志を持った人に出会える。だから孤独ではない。)
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4人の会員が気に入ったと投稿しています
すてきな女性jはこういうかたち。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
レビューを表示する
この人が、ジャック・ドゥミの奥さんだったのか。
とてもチャーミングで、かわいい女性。もう、おばあちゃんといっていい年齢(80歳!)なのに、
亡き夫、ドゥミを語る時、思わずこぼれ落ちる涙が、ほんとに少女みたいなのだ。なんて、初々しい女性なんだろう。
そして、突然、ダンスする姿も、愛らしい。わたしも、こんなおばあちゃんになりたい。
ヴァルダを、孫や子供が、大勢、全員真っ白なシャツやパンツやワンピースでずらりと勢ぞろいするシーンがあって、
ヴァルダから、脈々とつながっている、血や遺伝子の、すてきな広がりに、ぐっときた。
わたしはまだひよっこ。自分からつながるのはひと世代、ひとり。
わたしも、あんなおばあちゃんになって、子やら孫やらに囲まれたいなあ。
ほんとにすてきな女性。
カラフルな色で、あふれ出ている。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
幸せな女性
ん〜、アニエス・ヴァルダ監督といえば、わたしは映画をなにげに結構観てました。
ゴダールとアンナ・カリーナがちょこっとカメオ出演してる「5時から7時までのクレオ」と、美しい映像ながらシニカルな夫婦愛を描いた「幸福」、フランスにおける女性運動を描いた「歌う女、歌わない女」、あとジェーン・バーキンのドキュメンタリーっちっくな「アニエス.bによるジェーン.v」、それとジェーンバーキンと実の娘のシャロット・ゲンズブールが、アニエスの実の息子のマチュー・ドゥミーを取り合うという(笑)「カンフーマスター」ってのもありましたねぇ。あと旦那のメモリアル的な「ジャック・ドゥミの少年期」も観てました。
いちばん制作費のかかってそうな「百一夜」は、なぜか観てないんですが。
あと、フランス好きの友達で「落穂拾い」がすごくいい、と言っている人がいて、前から観てみたいと思っているんですが、あまりレンタルでみかけないし。。。
このかた、旦那のジャック・ドゥミがカトリーヌ・ドヌーブ主演の「シェルブールの雨傘」などでハリウッドでも著名な監督だったので、彼女自身は商業的なことを気にせずに好きにのびのびと映画を撮ることができたという、恵まれた人というイメージが個人的には強いんですけど、どうなんでしょうか?
作品ごとにテーマがコロコロと変わり、独特のテンポがあり、奔放で創造性のある女性なのでしょうね。
もともと写真家ということもあり、シーンのひとつひとつがきれいだし、とても80歳とは思えない意欲的な作品だと思いました。
おもしろかったのは、80歳の誕生日のお祝いに知人が家にどんどん駆けつけて、ものすごい数の「ほうき」をプレゼントされる場面。「アニエス.bによるジェーン.v」でジェーン・バーキンが40歳の誕生日に、ひとりひとりから薔薇の花を一輪ずつプレゼントされて40本の薔薇の花束になるシーンで「ステキー☆」と思っていたら、その倍の歳になると、フランスでは「ほうき」を贈られるのですか(しかも、80本も)、みたいな(笑)
あと、映画に出てきた彼女の家(門と前の通路しか映ってなかったけど)や、モンパルナスのダゲール街(映画のなかで路上のオフィスみたいになってた通り。DVDのジャケットにもなっている)も実際に見たことがあるので、あの通りを掘り起こしちゃったんだぁ・・・と、アニエスの冒険心というか、お茶目さには感服しました。
ただ残念だったのは、ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール、カトリーヌ・ドヌーヴといった豪華な出演者の面々が、昔の映画のシーンから抜粋したもので、一瞬しか出てこない(しかも観たことある場面ばっか)だったので、なんだ〜と思ってしまいました。
フランスでアニエスというと、アニエス.bを彷彿させて、なんだか「おしゃれ映画」みたいに思われるかもしれないけど、そういう期待を持って観ると、つまんないんじゃないかとも思いました。
確かに娯楽性はありませんけど(笑)
でも、このかた80歳なんですね〜。自分の過去を語る、というスタイルの映画であるにもかかわらず、外見的にも作るものにも老いがあまり感じられないということは、やはり幸せな女性だと思いました。カメラの前で旦那のことを話し「泣きたい・・・」とか言って涙ぐむシーンもわざとらしくないですし。
なんか、これが最後の作品ということにならないように、これからも映画撮って欲しいなぁとしみじみと感じました。
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3人の会員が気に入ったと投稿しています
画で勝負
Ken Loachの伝記的ドキュメンタリーと比較すると違いが際立つ。もちろん、こちらはアニエス・ヴァルダ自身の監督作品なので、そもそもの成り立ちも違うのだが。二人ともに社会の不条理には真っ向から立ち向かうが、英国インテリのKen Loachの固さはAgnes Vardaには無縁だ。台詞や演技より画で魅せる。とてもフランス絵画的。フォトグラファーから映画監督に転身したキャリアも影響しているのかもしれないが。それが映画という題材かどうかはともかく、仕事に対して自分はKen Loach的なアプローチはできるかもしれないが(もちろんその質はともかくの話だが少なくとも想像はできる)、Agnes Varda的なのはまったく不可能だろう。
画で表現する才能は、持って生まれたものが全てなのだろうか。育った環境は関係ないのだろうか。私が子供のころのマスプロダクション教育の中では、受験戦争を勝ち切ることがまずは優先課題だった。音楽、絵画、映画、スポーツ、哲学、サイエンスなどの中に興味を持ったという記憶すらない。無駄に理屈っぽくなり、真理を外す。そんな固い頭には美術館に行くのもいい薬だし、この手のフランスの映画を観るのも悪くない。
このレビューは気に入りましたか?
1人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
アニエス・ヴァルダ≒北野武(どことなく)
投稿日
2010/07/30
レビュアー
ぴよさん
『シェルブールの雨傘』ラストシーン、雪降るスタンドに滑り込んでくる車。中にはドヌーブと小さな娘が乗っている…あの小さな娘の名前は、ロザリー。監督ジャック・ドゥミと、その妻アニエス・ヴァルダの愛の結晶だ。
「ヌーヴェル・ヴァーグの祖母」と称される映画作家、アニエス・ヴァルダの自伝的フィルム。自らが歩んで来た道を、自らが語り部となって辿ってゆく。彼女の老いてなお若々しいイマジネーションに感心する。「色彩」に向き合う人の脳は、若くあり続けるのだと再認識する。
人がそれぞれに持つ心象風景・原風景。彼女の場合、それは浜辺の風景だ。幼少期を過ごしたブリュッセル近郊の浜辺から、話は始まる。大戦の戦渦を避け移住した、地中海の漁村セート。ここで撮られたのが『ラ・ポワント・クールト』長編作品としてはヌーヴェル・ヴァーグ最初の作品とも位置付けられている。
しかし彼女の作品は、ヌーヴェル・ヴァーグと言って想起するトリュフォーやゴダール、ロメールらの作品とは、風合いが違う。彼らがカイエ派(カイエ・デュ・シネマ誌に集った)と呼ばれたのに対し、ヴァルダや、アラン・レネ、ジャック・ドゥミらは左岸派(カイエ誌の事務所が在った、セーヌ河右岸に対する)と呼ばれる。いずれにせよ作家主義を謳ったわけで、その作家性がそれぞれに違うことは当然ともいえるが。
映像からもドゥミとヴァルダが、大変仲の良い夫婦だったことが伝わってくる。エイズにより夫を失ったヴァルダの哀しみが、今も癒えることが無いことが伝わって来る。
私の勝手な感想だが、彼女にはどことなく北野武を連想させる雰囲気がある。クールな画面の切り取り方、色彩感覚、少し児戯っぽい味付け。何よりご本人のおどけ方が、どことなくね。
やっと見つけた
投稿日
2010/08/09
レビュアー
モアイ
以前、雑誌か何かでこの映画が紹介されていた。
「80歳の女性監督が撮った映画」
その頃の私は、生きる事にとても消極的になっていた。
80歳になっても何故、そんなに彼女は情熱的なのか?
是非、見たいと思った。が、
私は人生の寄り道をしていたのか、うずくまっていたのか、
前を向いていなかった為、この映画のことを忘れていた。
ふと手にした雑誌にこの映画を再び見かけた。
この映画が見たい(何かがしたい!)と思えた。
劇的ではないが、私にはささやかな進歩だった。
彼女の記憶の整理を映像化した記録映画。
暗いジメジメした感じではない。
幸せいっぱいな雰囲気でもない。
せっかく生きているんだから、「生」を愉しもう、
とポップな画面から愉快な感じが溢れてくる。
でもこの女性監督アニエスが可愛いからかも。
彼女はいつもいつまでも自分を信じ自分が好きなんだと思う。
自分が自分を守らないと、人生きっと楽しめない。
人は1人で生きていくのね。と私は思ったのです。
(↑いい意味です、人に左右されないで堂々と生きれば
同じ志を持った人に出会える。だから孤独ではない。)
すてきな女性jはこういうかたち。
投稿日
2011/02/27
レビュアー
真
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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この人が、ジャック・ドゥミの奥さんだったのか。
とてもチャーミングで、かわいい女性。もう、おばあちゃんといっていい年齢(80歳!)なのに、
亡き夫、ドゥミを語る時、思わずこぼれ落ちる涙が、ほんとに少女みたいなのだ。なんて、初々しい女性なんだろう。
そして、突然、ダンスする姿も、愛らしい。わたしも、こんなおばあちゃんになりたい。
ヴァルダを、孫や子供が、大勢、全員真っ白なシャツやパンツやワンピースでずらりと勢ぞろいするシーンがあって、
ヴァルダから、脈々とつながっている、血や遺伝子の、すてきな広がりに、ぐっときた。
わたしはまだひよっこ。自分からつながるのはひと世代、ひとり。
わたしも、あんなおばあちゃんになって、子やら孫やらに囲まれたいなあ。
ほんとにすてきな女性。
カラフルな色で、あふれ出ている。
幸せな女性
投稿日
2011/01/10
レビュアー
ニャン ルイ
ん〜、アニエス・ヴァルダ監督といえば、わたしは映画をなにげに結構観てました。
ゴダールとアンナ・カリーナがちょこっとカメオ出演してる「5時から7時までのクレオ」と、美しい映像ながらシニカルな夫婦愛を描いた「幸福」、フランスにおける女性運動を描いた「歌う女、歌わない女」、あとジェーン・バーキンのドキュメンタリーっちっくな「アニエス.bによるジェーン.v」、それとジェーンバーキンと実の娘のシャロット・ゲンズブールが、アニエスの実の息子のマチュー・ドゥミーを取り合うという(笑)「カンフーマスター」ってのもありましたねぇ。あと旦那のメモリアル的な「ジャック・ドゥミの少年期」も観てました。
いちばん制作費のかかってそうな「百一夜」は、なぜか観てないんですが。
あと、フランス好きの友達で「落穂拾い」がすごくいい、と言っている人がいて、前から観てみたいと思っているんですが、あまりレンタルでみかけないし。。。
このかた、旦那のジャック・ドゥミがカトリーヌ・ドヌーブ主演の「シェルブールの雨傘」などでハリウッドでも著名な監督だったので、彼女自身は商業的なことを気にせずに好きにのびのびと映画を撮ることができたという、恵まれた人というイメージが個人的には強いんですけど、どうなんでしょうか?
作品ごとにテーマがコロコロと変わり、独特のテンポがあり、奔放で創造性のある女性なのでしょうね。
もともと写真家ということもあり、シーンのひとつひとつがきれいだし、とても80歳とは思えない意欲的な作品だと思いました。
おもしろかったのは、80歳の誕生日のお祝いに知人が家にどんどん駆けつけて、ものすごい数の「ほうき」をプレゼントされる場面。「アニエス.bによるジェーン.v」でジェーン・バーキンが40歳の誕生日に、ひとりひとりから薔薇の花を一輪ずつプレゼントされて40本の薔薇の花束になるシーンで「ステキー☆」と思っていたら、その倍の歳になると、フランスでは「ほうき」を贈られるのですか(しかも、80本も)、みたいな(笑)
あと、映画に出てきた彼女の家(門と前の通路しか映ってなかったけど)や、モンパルナスのダゲール街(映画のなかで路上のオフィスみたいになってた通り。DVDのジャケットにもなっている)も実際に見たことがあるので、あの通りを掘り起こしちゃったんだぁ・・・と、アニエスの冒険心というか、お茶目さには感服しました。
ただ残念だったのは、ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール、カトリーヌ・ドヌーヴといった豪華な出演者の面々が、昔の映画のシーンから抜粋したもので、一瞬しか出てこない(しかも観たことある場面ばっか)だったので、なんだ〜と思ってしまいました。
フランスでアニエスというと、アニエス.bを彷彿させて、なんだか「おしゃれ映画」みたいに思われるかもしれないけど、そういう期待を持って観ると、つまんないんじゃないかとも思いました。
確かに娯楽性はありませんけど(笑)
でも、このかた80歳なんですね〜。自分の過去を語る、というスタイルの映画であるにもかかわらず、外見的にも作るものにも老いがあまり感じられないということは、やはり幸せな女性だと思いました。カメラの前で旦那のことを話し「泣きたい・・・」とか言って涙ぐむシーンもわざとらしくないですし。
なんか、これが最後の作品ということにならないように、これからも映画撮って欲しいなぁとしみじみと感じました。
画で勝負
投稿日
2020/07/26
レビュアー
icy
Ken Loachの伝記的ドキュメンタリーと比較すると違いが際立つ。もちろん、こちらはアニエス・ヴァルダ自身の監督作品なので、そもそもの成り立ちも違うのだが。二人ともに社会の不条理には真っ向から立ち向かうが、英国インテリのKen Loachの固さはAgnes Vardaには無縁だ。台詞や演技より画で魅せる。とてもフランス絵画的。フォトグラファーから映画監督に転身したキャリアも影響しているのかもしれないが。それが映画という題材かどうかはともかく、仕事に対して自分はKen Loach的なアプローチはできるかもしれないが(もちろんその質はともかくの話だが少なくとも想像はできる)、Agnes Varda的なのはまったく不可能だろう。
画で表現する才能は、持って生まれたものが全てなのだろうか。育った環境は関係ないのだろうか。私が子供のころのマスプロダクション教育の中では、受験戦争を勝ち切ることがまずは優先課題だった。音楽、絵画、映画、スポーツ、哲学、サイエンスなどの中に興味を持ったという記憶すらない。無駄に理屈っぽくなり、真理を外す。そんな固い頭には美術館に行くのもいい薬だし、この手のフランスの映画を観るのも悪くない。
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- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
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