レッドデビル　ＫＧＢｖｓＣＩＡ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

私的にはMichael Pare様、久し振りに見た様な・・・本作は彼無しには語れない。氏は1959年10月09日ニューヨークはブルックリン生まれ。ハリウッド以前はN.Yの有名レストランで副料理長を務めていた事も。「ストリート・オブ・ファイヤー」でブレイクした後も一貫して出演作には「妙な」こだわりが有り、それがB級映画の帝王としてファンの根強い支持も有り、毎年数本の作品にコンスタントに出続けている貴重な存在だ。似た俳優でSteven Seagalが居るが、 Pare様の場合は無敵に強い訳でも無く、その点が親近感を増す要素に成ってファンの期待に「それなりに」応えている。本作では子持ちのビジネスマンとして陰謀に巻き込まれる役柄なので、何時もの様に敵をガンガンやっつける訳では無い。むしろHarrison Fordの様な線を狙った気がする。アクションは相方のOleg Taktarovに任せてる。この人は最近よく見る顔だが、れっきとしたロシア人(正確にはシベリアン)。マーシャル・アーツの世界では「ロシアの熊」として有名とか。悪役のRoy Scheiderも好きな俳優だが、この人も作品を選ばず色々な作品に出ていて好感が持てる。俳優はキャリアも大事だが、やはり「出てナンボ」だと思う。本作はこの3人が実際にロシアでロケを行う事で、何時ものB級映画とは違う雰囲気を出す事に成功してる。脚本もロシアが担当してるが随分とこなれてきたもので、逆に言えば米露合作の意味合いが薄いとも言えるが、本作はアクション映画なのでこれで正解だろう。アクション&ドンパチがお好きな方には派手さが無く物足りないかもしれないが、Pare様が新境地を開拓したとも言えるので、見て損は無いかな。


最後の空港のシーンは悪くない、これぞB級映画だと思いましたね。

　話題の新作を予約１位にしても絶対に送られて来ない僕ですが、テキトーにこういうのを挙げておくとすんなり届いて、なんだか寂しい。
　観た後はハッキリ悲しい。誰しもきっと、冒頭の五分で「ダメだこりゃ」。いやあ本当にダメな映画ってあるんだなあ。というか、テレビ・ムービー？　ケーブルもの？
　マイケル・パレの年のとり方や、ロイ・シャイダーの無節操ぶり（こちらは好感も感じますが）、アメリカ・ロシアの合作映画の進展について関心がある人以外は、素通りいたしましょう。３点（１００満点で）。

　ロイ・シャイダーは大好き、『オール・ザット・ジャズ』など繰り返し見たくなるけど、彼の面白いアクション『ザ・セブン・アップス』や『ジャッカー』がｄｖｄにならないかな。
　マイケル・パレはね。ステキな人生ですよね。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

　結論から言うとはっきりとＢ級作品です。タイトルからてっきりエスピオナージュかと思ったのにＣＩＡなんか最後の方でちょっと出てくるだけです。演出もなんか鈍重だし。それはそれとしてフレンチ・コネクションの頃からロイ・シャイダーを見てきた者としては、こんな作品に出ていることに歳月の残酷さを感じずにはいられませんでした。