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平凡な結婚、可愛い娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子。10年ぶりに昔の恋人・鞍田秋彦に再会をする。「君は、変わってないな――」鞍田は、塔子の気づかなかった心の隙間に悪魔のように入り込んでくる。そして運命は予想もしない方向へ走り出す――。
繊細な作風で沢山の作品を発表している島本理生さんの、初めての官能小説とも言える原作を
三島有紀子監督が映画化。
ひと言で言うと、「不倫に走る主婦」の物語であるが、そこには現代の女性たちが抱える不満や不安などが浮き彫りにされている。葛藤しつつも堕ちていく女性の姿がリアル。
とは言え、すごい豪邸に住み、夫(間宮祥太朗)はそれほど冷酷でも無関心でもなく、
(その辺のザコやダメンズよりよほどマシ。その辺て、ワシの隣あたりね。てへ・)
夫の両親だって、金持ちの余裕なのか別に意地悪をするわけではないのだ。
しかも、塔子(夏帆)は建築パースやデザインの技術もあり、底辺の収入ではない。
私だったら羨ましいことこのうえない世界だが、塔子ちゃんは、この家のどこにも自分の
存在感がないと感じてるらしいのね。
ハンバーグはいらないと言っておいて、お母さんの「煮つけ」は食べるとか、そんなの
よくある話じゃないの。(でも塔子は傷ついたらしいのね。笑ってるけど。)
夫のお仕事の会合にも、夫のお気に入りの洋服で参加する。だけど添え物扱いで孤独・
そんな時に、かつての不倫相手鞍田(妻夫木)と再会し、ひとりよがりじゃないSEXと
充実した仕事の喜びに目覚めるというわけだ。
問題はそのあとよね。塔子ちゃんはどうして、可愛い子供と経済的に恵まれた環境に
さよならをすることが出来たのか?
鞍田さんが生きてるならともかく、ひとりぼっちで生きてゆくなんて、あぁ、凡々たる私にはその気持ちはわからないな。
(この子は仕事先でまた不倫しそうだ。そうなりゃ相手先を不幸にするのがわからんのかね。自分の子供だって母親を怨んで生きてゆくんだよ。そんな「自立」なんかウマにでもくれてやれと思います!)
若い女性なら共感する要素はあるかも。でもオバサンには無理だな。
妻夫木聡の色気にガーンとやられた感じ!
あと久しぶりに聴いた「Hallelujah・・ハレルヤ」も良かったなあ・・。
島本理生原作を三島有紀子監督で映画化。
お金持ちでエリートの夫(間宮祥太郎)と園児の娘と暮らす塔子(夏帆)
10年振りに昔の恋人・鞍田(妻夫木聡)と再会する。
忘れられない人だった鞍田と会い塔子の思いは再燃する。
(タイトルは実母が塔子に言うセリフ)
間宮祥太郎の役が、悪意はないのに、妻(夏帆)を傷つける姿が、
見ていて身につまされる。
実母の煮物なら食べるけど、妻のハンバーグは即座に却下・・・とか、
夫はすき焼きをご馳走するとき、嫌いな豆腐と春菊を妻に渡す、
鞍田は自分も好きな里芋を塔子にあげる・・・この違いに笑った。
性愛シーンは多い・・・妻夫木くんが痩せてて素敵だった。
(相手役は夏帆でも誰か別の女優でも不満(笑))
でも次第に自己を主張して、母親としてより女として生き始める塔子を、
夏帆は好演したと思う。
鞍田は感情を表に出さず、脚本が薄いのか、鞍田の離婚した理由とか分からずしまいだ。
だが妻夫木の醸し出すフェロモンは、女を痺れさせますね。
白血病で弱って行く姿も、胸を打つ。
雪の新潟。雪道に浮かぶ電話ボックス。
暗闇を照らす車の赤いライト・・・光景が美しく、時折見入ってしまった。
音楽もHallelujah以外もセンス良かった。
それにしても小学生になった娘を・・・
悲しくてここでわたし、泣きました。
個人的には「どんだけ惚れて死んでいけるか?」は、まったくNOです。
(まわりの人を微力だけど幸せにしたい・・・そう生きたい)
女にとって経済的に自立することは精神的にも自立すること。
それは大事だと思いますが、夏帆の生き方は賛否が別れると思う。
傑作ではないが、問題提起にはなっている。
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昔の恋人と再会して不倫にはまる人の話。
。映像は綺麗で雪景色や都会のデザイン事務所など見ているだけで白く飛んだうっとりしてしまう映像美がよかったです。
お話のほうは主人公が不倫にはまっていく展開ですが、かつての恋人と出会って…というものですが、主人公たちの過去に一体何があったのかがよくわからないので、現在の生活への不平不満があっての不倫というのは何となくわかりますが、確かに旦那さんのところどころに嫌なところは見受けられますが、そこまで悪い人でもなく。それにいくら何でも一昔前の男性像すぎるのではないかと思ってしまいました。嫁姑問題もあるっぽいですが、それもそこまででもないままの状態にしか見えないので、そこから家族を捨てていくというのはただのわがままではないのかと冷たい目で見てしまう内容でした。
単純に快楽優先にした人たちの話なのでこれといって共感や感情移入できずにそうでしょうねと突き放してみてしまいました。最後の主人公の娘さんのかわいそうさったらなかったです。
子どももいてブランクもあるデザイナーを泊まり込みの出張に行かせる会社ってすごいなと感心する映画でした。