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高速鉄道KTXで突如起こった謎の感染爆発。疾走する密室と化した列車内で凶暴化する感染者たち――妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、高校生の恋人同士・・・彼らは終着駅にたどり着くことができるのか――?愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる!
”泣ける!”と聞いていたので
きっとラストはこうなるだろうなぁという予想通りの展開。
ストーリー、演出、ゾンビのスピード感のある動き、
どれをとっても良く出来ていました。
ゾンビといえば、動きが緩慢という設定が多い中
このゾンビの動きは俊足!
そして噛まれてからゾンビに転化する時間もあっという間。
どうしてこんな事態になったのかも終盤に明かされます。
エリート証券マンである父親ソグ。
普段は忙しくて、娘のことは一切かまってやれない仕事第一の人間。
娘のスワンの誕生日に別居中の母親が暮らす釜山まで
しぶしぶ高速鉄道KTXで送り届けることになった。
その列車に謎のウィルスに感染した一人の女性が乗り込む。
一人から押し寄せる波のごとく、どんどんウィルスが広がっていく車内。
その様子がなんとも恐ろしく、ドキドキ感はマックス!
父と娘にも迫りくる危機。
決死のゾンビとの戦いが始まる。
ゾンビの怖さだけでなく
生きている人間のエゴと恐ろしさ
そして人間ドラマがきっちりと織り込まれていて
実に見応えありでした。
ラストは、評判どおり泣かされてしまいました。
少しもだれることなく、118分、緊張感が持続します。
秀作ですね。
前日譚となる物語が長編アニメ「ソウル・ステーション パンデミック」
で明らかにされているそうです。
ファンドマネージャーのソグ(コン・ユ『トガニ』の主役の人)は、別居中の妻の元へ娘のスアンを送って行く途中でした。
彼らは、ソウル駅5:30発釜山行きのKTX(韓国高速鉄道)に乗りました。
発車の合図があり列車のドアが閉まる寸前、奇妙な一人の女性が滑り込むように乗りました。
この女性が、釜山行きKYXの惨劇の発端です。
彼女は車内で倒れ、介抱しようとした女性乗務員に咬みつき、その乗務員が近くにいた乗客に襲いかかり・・・・
と、あっという間に列車内に伝染して行きました。
まさにパンデミック状態。
便宜的にゾンビ感染者と呼びますが、まだ感染していない者たちは他の車両へと移り、取りあえずの安全を確保します。
助かりたいのは誰でも一緒。
力を合わせたら良いと思うのに、こういう場面で人間のエゴが出るんですね。
ソグは自分と娘が助かることだけを考え、携帯で外部の情報を得て抜け駆けしようとします。
ソグは、娘から「パパはいつも自分の事ばかり。だから、ママは出て行った。」と言われハッとします。
バス会社の常務だと名乗る男は、自身の安全だけを確保し、何としても釜山まで行けと命令口調です。
彼は最後(最期)まで、ずっと自分のことだけでした。
感染者たちは、言ってみればウィルスに侵されている訳だし仕方がないと思えて来ました。(もちろん怖いけど)
でも、目の前に助けるべき人がいるのに、無情にも彼らの目前で扉を閉めてしまうのは、実に醜いエゴでした。
そんなエゴの中にあって、妊娠中の妻を連れた夫・サンファや野球部員たちは勇敢に感染者たちと戦います。
特にサンファは、本作で一番の英雄でした。
そして、力尽きたサンファの後を引き継いだのは、娘に諭されたソグでした。
終盤で感染源も明らかになり収束を迎えるのですが、何とも予想通りの結末でちょっと物足りなく、ラストシーンも印象が弱い感じがしました。
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高速鉄道KTXで突如起こった謎の感染爆発。疾走する密室と化した列車内で凶暴化する感染者たち――妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、高校生の恋人同士・・・彼らは終着駅にたどり着くことができるのか――?愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる!
高速鉄道KTXで突如起こった謎の感染爆発。疾走する密室と化した列車内で凶暴化する感染者たち――妻のもとへ向かう父と幼い娘、出産間近の妻とその夫、高校生の恋人同士・・・彼らは終着駅にたどり着くことができるのか――?愛するものを守るため、決死の闘いが今はじまる!
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高速の特急列車内でゾンビが蔓延しちゃう話。
。特急列車に乗るまでの日常があってゾンビが発生してパニックになるまでが早くて、グランドホテル形式で1人1人のキャラクターの紹介が短いのがよかったです。パニックの中、愛する者たちを守ろうとする人たちの思惑が交錯していきます。
走る車内の映像も安っぽくなくスピード感を感じさせて閉ざされた空間の密室劇も映像でちゃんと表現されていたと思います。いわゆる「走るゾンビ」系列の映画で、わらわらと詰まって表現される津波ゾンビも面白かったです。
家庭を顧みない典型的なビジネスマンな主人公が娘との関係を修復していくドラマがメインですが、他にも妊婦さんを守ろうとするマッチョとか野球部と応援マネージャー、浮浪者とかメインどころのキャラクターが出てきて過不足なく描かれていたと思います。この手のジャンル映画では違和感なかったです。
危機また危機の連続を突破していって息つく暇ないですが、新鮮なアイデアみたいなのはなく既視感あるものであんまりゾンビが怖くないのが致命的でゾンビ映画としての面白さは感じられなかったです。ただぶん殴って突破していくのとかも無理やりだし、悪役として登場する他人を顧みないバス会社の偉い人とかがどうやって退場するのかと楽しみにしていたら、結構あっさりで憎い奴がやられて溜飲が下がるというカタルシスもなかったです。運転士さんとかもただやられるために外に飛び出したしか見えなかったり、浮浪者もいきなり自己犠牲の精神を発揮したり、どうしてそういう行動をとるんだといわゆる突っ込みどころが気になってしまいました。感動的なところで泣いて音楽どーん! みたいな演出も冷めてみてしまいました。
とはいえ、定番をしっかり抑えつつ、全編がクライマックスのような見せ場の連続で退屈はしない120分でした。