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天才的ドライビング・センスが買われ、組織で“逃がし屋”として働くベイビー(アンセル・エルゴート)。彼の仕事は、銀行や現金輸送車を襲ったメンバーを確実に“逃がす”こと。子供の頃の交通事故が原因で耳鳴りが止まなくなり、それを消すために、彼は四六時中イヤフォンを身につけ音楽を聴いている。組織のボスのドク(ケヴィン・スペイシー)、短気でクレイジーなバッツ(ジェイミー・フォックス)、凶暴すぎる夫婦バディ(ジョン・ハム)とダーリン(エイザ・ゴンザレス)。彼らとの仕事にスリルを覚え、才能を活かしてきたベイビーだったが、恋人デボラ(リリー・ジェームズ)の存在を嗅ぎつけられ、組織から抜け出す決意をする。恋人と組織を道連れに、最後の仕事がいま、暴走を始める―!
強盗の逃走専門のドライバーが足を洗おうとするけど、当然次が最後次が最後となって強盗でピンチになって行く話。
冒頭、主人公が音楽を聴きながら強盗からカーチェイスしながらの逃走という仕事っぷりと長回しでコーヒーを買いに行く姿を長回しで撮影して映画全体的にミュージックビデオみたいな印象で楽しかったです。最高のツカミだったと思います。
ただお話としては新鮮さはほとんどなくて、次はどうなるんだろう? という興味の部分ではあまり面白さを感じることがなかったです。悪役だと思ってた人物が簡単に退場して「この人が悪役なの?」と展開として感情移入しづらかったり、ヒロインとも「いつの間に好き好きになったんだろう?」というくらいあっという間に好きになっていたり、そもそも2人は付き合っていたのだろうか? と見終わって考えてしまいました。ボスであるケビン・スペイシーもラストのほうで怖くなっていたのがヒロインがその場に現れたら、いきなり善人になって自己犠牲の精神を発揮したりしてキャラクターの面白さはあまり感じられなかったです。
音楽とシンクロしてのカーチェイスや銃撃戦や恋愛は楽しいですが、ミュージックビデオ的な楽しみ方でそういう映画なので仕方ないですが、もう同じ手は通用しない1回だけの変化球の映画だったと思います。
映画の本筋よりも主人公の趣味が会話を盗み撮りしてそれを編集してカセットテープに仕上げたり、なんといっても謎の甥っ子が笑えたり、小ネタの部分も楽しい映画でした。
銀行強盗の「逃し屋」のドライバー、通称「ベイビー」
ギャングのボスから運転の超絶テクニックを買われて、雇われている。
いつもお気に入りの音楽をイヤホンで聴いている。
ハンドルさばき、ウインカー、ブレーキ・・・と、音楽のビートは完璧に一致するのだ。
ベイビーの選曲は幅広く、若者から中年まで、耳に聴き覚えがありナイス。
STORY展開の速さは、先を読む前に進んでる感じで、どんどこ転調して行く。
良くあるギャングの与太者の強盗の話しだから、そんなに新鮮なわけでもないが、キャストがハマっている。
強盗仲間のジェイミー・フォックスのキレっぷり。
ジョン・ハムが予想外のマッドメンぶりを発揮するし、
ケビン・スペイシーのボスもホロリとさせる。
なんといってもベイビー(アンセル・エルゴート)の初々しさ。
恋人ウェートレスのデボラ(リリー・ジェームズ)の清純さは、
ワンランク上の魅力です。
ラストは本当に、ああもこうも出来たのに・・・
と思いましたが、ベストチョイスですね。
現代進行形の青春映画だなぁと、納得しました。
ストーリー自体は、かなりありがちな”犯罪+ロマンス”映画。
しかし、劇中を通じて懐メロ(ほとんどがロカビリー調のやつ)がガンガンかかってとにかくうるさい。
ジェイミー・フォックスのやたらとハイテンションのしゃべりも、つまんないうえにうるさい。
ケビン・スペイシーのキャラも後半に性格が急変するのが意味不明。
ギャラの安そうな主人公は本当にどーでもいいやつ。
リリー・ジェームズがかわいかったね、くらいしか印象に残らなかった。
こんなのに星五つ(満点)とか・・・本当に同じ映画を観のか?