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“おはよう、フェルプス君。今回の任務は…”おなじみのセリフで始まる往年の人気TV「スパイ大作戦」が華麗に復活!映像派デ・パルマのテクニックが息もつかせぬサスペンスを生み、製作も兼ねたトム・クルーズのダイナミックなアクションが全開!
M:I2162の登録で、こりゃ旧作も一言物申したいと思ってレビューを書いても表示されない。変だなぁーと思ってよく見れば同じタイトルが2つ登録されてる事に気が付いた、なんで?。新譜対策なら在庫を増やせば良いだけなのに・・・まあ、凡人の私にはよく分からないので一先ず再掲載させて頂きます。(因みにM:I2161も同様)。
私とTom Cruise(以下、彼)の共通点と言えば世代が同じ事だけですが(笑)。そんな彼が映画人として資金に余裕が出来た時に、子供の頃に熱狂した「スパイ大作戦」を自ら映画化しようと思う気持ち、私には「とても」良く分かる。originalは1966年~1973年まで米国CBSで第7シーズンまで放送された全171話から成る人気TVシリーズで、私もスカパーを利用して全ての回をHDD録画した程のマニアです。ですから本作を彼が作る事を知った時には小躍りした。予告編で彼はローラン・ハンド(本家はMARTIN LANDAU!)役と知り、期待に胸を膨らませながら劇場へ。果たして結果は・・・期待を大きく裏切られた。 「スパイ大作戦」の良さとは任務開始から終了まで、作戦に関係無い会話や行動は一切しない。それはIMF(Impossible Mission Force)」メンバーの「キャラクター描写の欠如」と「ユーモアの排除(皮肉は有る)」が娯楽作としては異質で、更にリーダー(originalは初回のみSTEVEN HILL、以降はご存知PETER GRAVES!)と言えども、作戦の「歯車」の一つに過ぎず「指令」からも毎回「メンバーが例え殺されても当局は一切関知しない」と告げられる程にストイックな点が魅力なのだ。して本作はと言えば、originalを模写したのは変装等の小手先のガジェットのみで、只のアクション映画に成り下がった。originalは敵を拳銃で撃つ等の直接手を下す事は殆ど無く、心理戦を多用して敵を追い詰める緻密な脚本が毎回秀逸だった訳で、その意味でも本作は全然良さが分ってない。確かに娯楽作品として見る分には水準とは思うし、今更政治的な部分でスパイが活躍するってのも如何なものかと、言う意見はある程度説得力を持つ。故に本作は裏切りをテーマにしてる訳だが、それなら本作を制作する「意義」は有ったのか?、その点が大いに疑問だ。もっと言えばoriginalの原則から逸脱した「反則」場面が幾つも登場するし、原題の「仲間が一致協力して不可能を可能にする」と言う物語の根幹がスッパリ忘れ去られてる。私は本作を見てoriginalに対する敬意とか愛情と言ったものを感じる事は出来なかった。因みに似た生い立ちを持つ映画に、「チャーリーズ・エンジェル」が有る。これはDrew Barrymoreが子供の頃に好きだった作品を自ら資金を出し、出演も兼ねた本作と同じ経緯を持つ。違う点は原作と同じ様に3人のチーム・プレイに忠実である事で、彼女は黒子に徹してる点がプロデューサーとしての才覚を認められたと言われたが、本作の彼の場合は所詮「オレ様ムービー」しか作れなかった事が残念だ。まあoriginalに思い入れの無いBrian De Palma監督が純粋にサスペンスを撮った事に罪は無い、悪いのは「彼」なのだから。「映画なんて面白けりゃいいじゃん」的な意見は何時もなら聞き流せるが、本作では無理な注文だった。
これじゃぁ、あのLalo Schifrinの素晴らしいテーマ曲が泣いてるよ。以下、「M:I-2 ミッション:インポッシブル2」に続く。
とりあえず頑固煎餅さんに一票(映画○○ってのはたぶん僕のことではないと思うので)。
僕はテレビシリーズも好きですけど、本作も初見のとき、違うけど面白いと思っていたので、すっごい言われように思わず見直してみました。
製作10年前かー、やっぱり面白いじゃないですか。デ・パルマらしさはあんまりありませんが、序盤の「チーム壊滅」の複雑な展開を手際よく紹介するとことか、うまいです。中盤のラングレーに潜入してのデータ奪取劇は、いまでもやっぱり手に汗握るサスペンスです。薄くコメディ風味になっているのは確かに意見の分かれるところでしょうが、終盤でトム・クルーズがジョン・ボイドを前に真相に気づくあたりは、デ・パルマテイスト出てると思いますよ。エマニュエル・ベアールもいいし、ジャン・レノはいまいちですが。また最後のトンネルでのヘリの大アクションなんて、いまとなっては特撮っぽさが露わですが、使い方がうまいので悪くない。
こういう面白い映画を、オリジナルとの差異だけでこっぴどくやっつけてしまうのは、実にもったいないと思います。
オリジナルと違うテイストであるというのは、トム・クルーズ(僕は別にファンでも応援してもいませんが、このシリーズやアクションものの彼は割と好きですね)をはじめとしたオール・スター映画であるというところで、最初から納得してました。というか、冷戦が終わって敵がいなくなっちゃって数年、これを大作映画にするなら、こういうスパイアクションになるのはむしろ自然な流れでしょう。確かに理念や意義はほとんど感じられませんが、それは映画に必須ではないでしょう。理念や意義や主張が何もなくても傑作になるのが、映画の面白いところです。
一部のマニアなオリジナルファンは別として、これ大ヒットした作品でしょう? 勝てば官軍のハリウッドで、そんな身内の批判を浴びたとはとても思えないんですよね。当方が知らないだけかもしれませんが、ゴシップめいた話の信憑性が分からないので出典を教えてほしいところです。また事実としても、作品の質との関連が薄いような気がしてならないですね。少なくとも、この第一作については、「オレ様ムービー」という感じではないです。十分、いま観ても面白い作品です。60点。
私とTom Cruise(以下、彼)の共通点と言えば世代が同じ事だけですが(笑)。そんな彼が映画人として資金に余裕が出来た時に、子供の頃に熱狂した「スパイ大作戦」を自ら映画化しようと思う気持ち、私には「とても」良く分かる。originalは1966年~1973年まで米国CBSで第7シーズンまで放送された全171話から成る人気TVシリーズで、私もスカパーを利用して全ての回をHDD録画した程のマニアです。ですから本作を彼が作る事を知った時には小躍りした。予告編で彼はローラン・ハンド(本家はMARTIN LANDAU!)役と知り、期待に胸を膨らませながら劇場へ。果たして結果は・・・期待を大きく裏切られた。 「スパイ大作戦」の良さとは任務開始から終了まで、作戦に関係無い会話や行動は一切しない。それはIMF(Impossible Mission Force)」メンバーの「キャラクター描写の欠如」と「ユーモアの排除(皮肉は有る)」が娯楽作としては異質で、更にリーダー(originalは初回のみSTEVEN HILL、以降はご存知PETER GRAVES!)と言えども、作戦の「歯車」の一つに過ぎず「指令」からも毎回「メンバーが例え殺されても当局は一切関知しない」と告げられる程にストイックな点が魅力なのだ。して本作はと言えば、originalを模写したのは変装等の小手先のガジェットのみで、只のアクション映画に成り下がった。originalは敵を拳銃で撃つ等の直接手を下す事は殆ど無く、心理戦を多用して敵を追い詰める緻密な脚本が毎回秀逸だった訳で、その意味でも本作は全然良さが分ってない。確かに娯楽作品として見る分には水準とは思うし、今更政治的な部分でスパイが活躍するってのも如何なものかと、言う意見はある程度説得力を持つ。故に本作は裏切りをテーマにしてる訳だが、それなら本作を制作する「意義」は有ったのか?、その点が大いに疑問だ。もっと言えばoriginalの原則から逸脱した「反則」場面が幾つも登場するし、原題の「仲間が一致協力して不可能を可能にする」と言う物語の根幹がスッパリ忘れ去られてる。私は本作を見てoriginalに対する敬意とか愛情と言ったものを感じる事は出来なかった。因みに似た生い立ちを持つ映画に、「チャーリーズ・エンジェル」が有る。これはDrew Barrymoreが子供の頃に好きだった作品を自ら資金を出し、出演も兼ねた本作と同じ経緯を持つ。違う点は原作と同じ様に3人のチーム・プレイに忠実である事で、彼女は黒子に徹してる点がプロデューサーとしての才覚を認められたと言われたが、本作の彼の場合は所詮「オレ様ムービー」しか作れなかった事が残念だ。まあoriginalに思い入れの無いBrian De Palma監督が純粋にサスペンスを撮った事に罪は無い、悪いのは「彼」なのだから。「映画なんて面白けりゃいいじゃん」的な意見は何時もなら聞き流せるが、本作では無理な注文だった。
。これじゃぁ、あのLalo Schifrinの素晴らしいテーマ曲が泣いてるよ。以下、「M:I-2 ミッション:インポッシブル2」に続く。