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2019年のネオ東京。ある夜、金田をリーダーとするバイクの一団のメンバー・鉄雄が負傷した。彼は突如現れた軍用へリでラボに運ばれ、不思議な力に覚醒する。一方、街ではゲリラたちの銃撃戦が始まる中、謎の軍用兵器「アキラ」の覚醒が予言される。暴走する鉄雄と、鉄雄を取り戻そうとする金田の戦いが始まった!
原作は大友克洋の漫画なのは有名だが、結末は全く違ったものになっている。当時かなり話題になったものだ。私が彼の漫画を初めて見たのは「童夢」だった。AKIRAと同じようにサイキックをテーマにした作品だった。もちろん彼の漫画のストーリーにも惹かれたがなんと言っても彼の描く絵の描画力に圧倒されたのである。もの凄く細かい。気が狂いそうになる程の細かさである。背景のビルひとつひとつの窓であるとか、路面の亀裂など詳細に描画しているのである。このAKIRAも同様でとても細かく大友克洋独特の細部まで描き込んだ作品に仕上がっている。さぞかし、アニメーターのみなさんは泣いていた事でしょう(笑)。最近公開された「スチームボーイ」も同様である。この作品も公開延期などと話題の尽きない作品であった。これも彼の細かな描画が原因かもしれない(笑)。彼の唯一の弱点は可愛い女を描けない点である(笑)。
公開が1988年と既に16年も経過しているにも関わらず古くささを全く感じないのは何故なのだろう。今現在見てもやはりおもしろいし満足出来る内容である。では何故古くささを感じないのであろうか。それは近未来的デザインの出来の良さに他ならない。今見ても格好いい(笑)。バイクのデザインや衣装デザイン、そして都市デザインそのいずれもが洗練されたとても身近な未来という感じがするからだと私は考えている。
私が個人的に気に入っているのはBGMである、あの変な感じのする、アラブのような中米のようなアジアのような何処の地区ともとれるような神秘的な音楽が好きである。摩訶不思議さをかもし出すにはもってこいの音楽であると思う。映像的にも昨今流行の3DCGなんてない時代であるにも関わらず大友克洋の細かな描画力でカバーし、バイクのライトの光やテールランプの残光の描き方などはとても興味深いものがある。
この作品に出てくる金田一味は最高だ。どんな状況にあっても常にたくましく明るく前向きで向こう見ず(笑)。彼らを見るといつも思い出すセリフがある。それは「俺達は健康優良不良少年だぁ!」である(笑)。全くそれを絵に描いたような性格をしているのが金田である。サイキックパワーに生身の体で突進していく。そしてかなわぬと感じた金田は鉄雄に向かってこう叫ぶ「きったねぇ~ぞぉ!素手で勝負しろぉ~!」と(笑)。私はこういう金田が好きである。
20年以上前に劇場公開されたとき、予告編を見て「観てみたいなー」と思ったし、
その後も絶賛の言葉を目にするたびに「観てみようかなー」と思ったのに、
なんとなく先送りにして、観ていませんでした。
アニメの技術的なことはまったくわからないので、
自制できない力は、持った者を破滅へと導く
自制できない力は、持った者を破滅へと導くいつも通りストーリー主軸に書きます(笑)
ひとりの少年の、コンプレックスとプライド。
憧れと嫉妬。
プラスの感情も歪めるとマイナスの感情と重なってしまう、
そんな、もしかしたらありがちなケースの、ある意味の悲劇を
壮大な設定にあてはめることで、壮大な世界観の中に引き込んでくれました。
そして、壮大なメッセージ。
最近キャパに余る権力を手に入れてしまった某世襲国じゃないですが、
近々ハリウッドでリメイクされるそうなので、
いろんな国のかたが何か感じとってくれるといいなーと思います。
友人がたまたま観たら、
凄く良かったので観て~と勧められ、
レンタルしましたが、
本当に凄く良かったです。
なんでも、制作費には当時の
日本のアニメとしては
破格の10億円をかけているそうです。
緻密でリアルな描写や演出は
本当に凄いです。
CGを使って作成される今と違って
手書きで書いたアニメって思えません。
しかも20以上も前の作品
アニメファンなら一度は観て欲しいと
思うほど、オススメです。