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順治(じゅんち)帝の江南への巡幸を前に、宮中で事件が。皇后・索爾娜(ソルナ)が1人の太監を手ひどく罰し、殺めてしまったのだ。順治帝はその死を悼み、遺族に見舞い金を届けるよう命じる一方で、やりたい放題の皇后から権限を取り上げようと決意するのだった。そして3月3日――妃嬪たちが皇太后の幸運を祈って蝶を献上する催しが開かれていた。その裏で、帝の子を身籠った敬(けい)妃・果珍(グオチェン)を狙う罠が・・・。
順治(ジュンチ)帝が江南の視察へと出発する日が近づいていた。何かと心配の絶えない皇太后は、信頼する太監・劉光才(リュウ・コウサイ)の同行を提案。順治帝も渋々これを承諾するのだった。順治帝は知る由もなかったが、劉光才は皇太后から2つのことを厳命されていた。1つは、清王朝の転覆を図る秘密結社・天地会の巣窟である江南の地で、大勢の侍衛を帯同することを嫌う順治帝を守ること。もう1つは・・・。
激しい腹痛で倒れ、意識を失っていた敬(ケイ)妃・果珍(グオチェン)が目を覚ました。彼女に伝えられたのは、順治(ジュンチ)帝との間に授かった子供を流産したという残酷な現実だった。しかし、流産の原因だという毒に関してはまったく心当たりない。敬妃は心を痛めながらも、事件の調査にしっかり協力するよう、馮(ヒョウ)侍医に指示を出すのだった。一方、流産の知らせは蘭(ラン)貴妃・霊珠(リンチュウ)にも伝わり・・・。
順治(ジュンチ)帝に命じられた英格爾(インガル)は、傍若無人な宏キ(コウ・キ)をとっちめた。尻尾を巻いて逃げ帰った宏キは、父に泣きつく。江寧知府の宏善(コウ・ゼン)は、一人息子を痛めつけた奴らを必ずやひっ捕らえてやろうと怒りを燃やすのだった。そんななか、董小宛(トウ・ショウエン)の元に、許婚である孟平釣(モウ・ヘイキン)から重い病にかかり余命いくばくもないという手紙が届き・・・。
董小宛(トウ・ショウエン)は、雨に打たれ体調を崩した黄暢(コウ・チョウ)――順治(ジュンチ)帝を献身的に看病した。その甲斐あって復調した順治帝は、小宛と並んで月を眺めながら自らの辛い身の上を語り始める。小宛は、商家の息子だという黄暢と身分の差を感じながらも、彼への想いが強くなっていることを自覚するのだった。翌日、順治帝が目を覚ますと、ともに江陰へ向かうと約束をしていた小宛の姿はなく・・・。
宏キ(コウ・キ)は、“都から来た若旦那”の正体が順治(ジュンチ)帝であると知らされ、仰天する。痛い目に遭わされた仕返しをするつもりが父・宏善(コウ・ゼン)からも殴られてしまい、まさに泣きっ面に蜂の宏キ。父に引きずられるようにして怡清園へと出向いた宏キは、額を床に打ちつけて董小宛(トウ・ショウエン)に平謝りするのだった。一方、宮中では皇太后の指揮により、敬(ケイ)妃流産事件の調査が進められていた・・・。
黄暢(コウ・チョウ)――順治(ジュンチ)帝と董小宛(トウ・ショウエン)の碁対決。勝ちを収めた順治帝は、約束通り小宛の手に口づけする。この勝利の裏に、小宛の心遣いがあったことにも気がつかないほど浮かれた順治帝は、自分の身に危険が迫っていることなどとは思いもせずに、客桟へと戻っていくのだった。一方、天地会の宋船(ソウ・セン)は、妹の扣扣(コウコウ)に接触。“黄暢”についての情報を得た彼は・・・。
江南一帯の視察を精力的にこなした順治(ジュンチ)帝は、再び江寧を訪れ、董小宛(トウ・ショウエン)に愛を伝えることを決意する。晴れ晴れとした表情の順治帝。それとは対照的に、1人の歌妓に出会ったことを呉三桂(ゴ・サンケイ)の雲南平定という偉業と並べて「吉事が重なった」と語る皇帝の言葉を聞いた劉光才(リュウ・コウサイ)や鄂碩(ゴショイ)総督は、困惑の表情を隠すことはできなかった・・・。
皇太后に視察結果の報告を行う順治(ジュンチ)帝。ひと通り話が済んだところで、皇太后が問うたのは董小宛(トウ・ショウエン)のこと。順治帝は「二度と会うことはない」と答え、その場をしのぐのだった。皇宮を留守にしている間に、信頼を置く洪承疇(コウ・ショウチュウ)が巡察から戻ったことを聞いて喜ぶ順治帝だったが、悪い知らせも。果珍(グオチェン)の流産を知った順治帝は、重い風邪が原因だとは納得せず・・・。
漢族の娘を、秀女として入宮させてはどうか。代々の掟に逆らう順治(ジュンチ)帝の提案に皇太后は激怒し、「今後この件には触れないで」と、話を打ち切ってしまった。意外にもあっさりと引き下がった順治帝は「明日、五台山へ参拝に行くつもりです」と告げる。実は、清王朝の繁栄を祈りたいというのは表向き理由で、五台山へ出発したと思わせて江南へと走り、董小宛(トウ・ショウエン)を連れ帰ろうという魂胆で・・・。
順治(ジュンチ)帝の江南への巡幸を前に、宮中で事件が。皇后・索爾娜(ソルナ)が1人の太監を手ひどく罰し、殺めてしまったのだ。順治帝はその死を悼み、遺族に見舞い金を届けるよう命じる一方で、やりたい放題の皇后から権限を取り上げようと決意するのだった。そして3月3日――妃嬪たちが皇太后の幸運を祈って蝶を献上する催しが開かれていた。その裏で、帝の子を身籠った敬(ケイ)妃・果珍(グオチェン)を狙う罠が・・・。