ＰＯＳＥ／ポーズ

１９８７年のニューヨーク。ゲイたちはエイズの恐怖に怯えながらも、夜ごとに“ボール”と呼ばれるダンスパーティーに集まり、コスプレやヴォーギングで競い合っていた。その１人のブランカは、夢を実現するため“ハウス”を立ち上げる。一方、１７歳のデイモンはダンサーを志しているが、両親にゲイだとバレて家を追い出される。

“ボール”で初めてエレクトラに勝ったブランカは、人気のゲイバーへ祝杯をあげに行く。ところが場違いだと追い返され、ハウスの子供たちのために店と闘う決意をする。デイモンは出会ったばかりのリッキーにデートへ誘われる。舞い上がるデイモンにブランカは注意をする。その頃、スタンはエンジェルを忘れられずにいた。

クリスマスが近づく中、身近な人が入院中のプレイ・テルとヘレナは複雑な思いを抱えていた。ブランカたちは“スノーボール”に向けて準備を進めるが、そのせいでデイモンがダンスレッスンに遅刻し、ブランカは学校に呼び出される。性別適合手術の候補になったエレクトラは、ハウスの子供たちを巻き込んで大胆な行動に出る。

キャンディはボディを競うカテゴリーでバカにされ、エンジェルと共にセクシーボディを手に入れようと奮闘する。デイモンはダンスショーへの出演が決まり、張り切るが、高熱を出して寝こんでしまう。ブランカはＨＩＶ陽性を疑い、不安になる。エレクトラは性別適合手術を受けたいとパトロンに相談するが、反対されてしまう。

ブランカの元に実母の訃報が舞い込む。ハウスの子供たちと葬儀に参列したことで兄と姉との溝はますます深まるが、母をしのんで母の日のボールに参加し、性別適合手術を受けたばかりのエレクトラと対決する。一方、マットからスタンの浮気を知らされたパティは、真相を確かめるためにエンジェルのアパートを訪れる。

プレイ・テルは衰弱する恋人を心配するあまり、感情を抑えきれず荒れていた。心配したブランカは励まそうと彼を食事に招待するが、かえって怒らせてしまう。エンジェルからスタンとの関係を聞いたパティはショックを受け、ある行動を起こす。一方、ブランカは男性からデートに誘われ、久しぶりにときめいていた。

エレクトラは性別適合手術を受けたためにパトロンから見放され、ハウスの子供たちも立ち退きを強いられる。そんなエレクトラに愛想を尽かしたルルは、キャンディを誘って自分たちのハウスを立ち上げることに。新しいハウスのメンバーには、ドラッグの売買が原因でブランカに追い出されたリル・パピの姿もあった。

ブランカは行き場を失ったエレクトラをハウスへ迎え入れ、彼女を自立させるために画策する。デイモンとリッキーはダンスのオーディションを受ける。一方、スタンと別れたエンジェルは自暴自棄になっていた。プレイ・テルはブランカの勧めで、デートをする決心をする。ボールでは最優秀マザー賞の発表が近づいていた。

ハリウッド屈指のクリエイター、「ｇｌｅｅ／グリー」のライアン・マーフィーが新たに仕掛けたゴージャスでクールな衝撃のドラマ！！８０年代のニューヨーク、ＬＧＢＴＱの若者たちは母親代わりの「マザー」の元に集まり、「ハウス」と呼ばれるコミュニティで共同生活を送っていた。そして、ダンスホールに集まっては、ファッションとパフォーマンスで競い合っていた。日常生活では肩身の狭い思いを強いられていた彼らのリアルを、ボール（舞踏会）・カルチャーを通して、夢や愛、そしてプライドを追いかける姿を通して感動的に描く。キャストは、ケイト・マーラやエヴァン・ピーターズなど実力派キャストに加え、ハリウッド史上最大規模となる総勢５０名以上のトランスジェンダーキャストを起用。彼女たちが生み出すゴージャスでクールな世界観と心に響く濃密な人間ドラマが見どころ。

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