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スパイダーマン、死す―― スパイダーマンことピーター・パーカーの突然の訃報により、ニューヨーク市民は悲しみに包まれる。13歳のマイルス・モラレスもその一人――彼こそがピーターの後を継ぐ“新生スパイダーマン”だが、その力を未だに上手くコントロール出来ずにいた。そんなある日、何者かにより時空が歪められる大事故が起こる。その天地を揺るがす激しい衝撃により歪められた時空から集められたのは、スパイダー・グウェン、スパイダーマン・ノワール、スパイダー・ハム、そしてペニー・パーカーと彼女が操るパワードスーツ。彼らは全く別の次元=ユニバースで活躍する様々なスパイダーマン達だった。
2018年。アカデミー賞・長編アニメーション賞受賞。
いきなりスパイダーマン(ピーター・パーカー)が死んで、
NYは悲しみに沈んでいます。
その中のひとり、中学生の黒人少年マイルスは、ある日ひょんな事から、蜘蛛に噛まれて、スパイダーマンに変身しちゃうんです。
この映画はコミック『スパイダーバース』の映画化で、時空を歪められたことにより、異なる次元で活躍するスパイダーマンが10人位登場して大暴れしますから、派手派手ですよ。
実は生きていたピーター・パーカーも40代の腹の出た姿で再登場、
マイルスを助けたり、助けられたり・・・。
同級生の女の子グウェンもスパイダーマンのひとり。
学園ドラマの要素もあり楽しい。
アニメーションならではの、コミックのコマ割りを入れたり、またある時にはCGに手書きの要素を入れたり映像が自由自在ですね。
なんと言っても、暗黒街のボス、キングピンとの対決が目玉です。
アッと驚く展開も待っていますよ。
どうか存分にお楽しみ下さい。
実写版ではこうは描けないだろうと思うような動きは
アニメならではだと思いました。
楽しかったです。
そして何より新鮮なのは、次のスパイダーマンは黒人少年だということ。
そう、ヒーローはいつも白人とは限りません。
(ブラックパンサーしかり)
違う次元には違うスパイダーマンが存在していて
悪人キングピンの作った加速器の誤作動により違う次元のスパイダーマンが
次から次へとやってきて
新しいスパイダーマンになろうとしているマイルスと共に
キングピンを倒すべく戦います。
そして彼らのそれぞれの次元に帰すために
少年マイルスの強い意志と勇気が試されることになるのです。
スピーディなストーリーに
洒落たセリフ。(日本語吹き替えで鑑賞)
存分に楽しめました。
本物のピーター・パーカーが26歳で殺されてしまったというのは悲しいけれど
新たなスパイダーマンとしての使命と自覚を感じたマイルス・モラレスの
今後の成長が楽しみな終わり方となっています。
放射能蜘蛛に噛まれた青年がいろんな世界のスパイダーマンと一緒に戦う話。
。アメコミ風な吹き出しやコマ割りに手書きやCGを上手く組み合わせた映像はコミックをそのまんま読んでいるかのような新しい映像表現が面白い映画でした。その斬新さだけでも作られた価値のある作品だと思いました。
ただその映像表現も開始20分ほどで飽きてしまうもので中盤からはひたすらごちゃこちゃしたアクションシーンに辟易としてしまいました。主人公の重要なポイントであるおじさんもなぜおじさんは放射能蜘蛛がいる地下に連れて行ったのだろうか? そもそもおじさんの正体はなぜそういう行動を取ってしまった人生なのだろうか? お父さんはスパイダーマンを憎んでいたはずなのになぜ最後の戦いを遠くから見ただけで応援する立場になったのだろうか? とグニョグニョの背景の中で暴れるキャラクターたちを呆然とした
まま見つめる110分でした。
いろんな世界のスパイダーマンが集合するというのも違和感があって、誰がどういった理由で勝ったのか負けたのかというアクション映画としての理屈も描いていない印象で気づいたら勝敗が決まっていて終わるというのが続くので、カタルシスも少ないアニメーションで眠気だけが強くなっていきました。