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“お金恐怖症”の主人公・タケを演じるのは人気、実力共に日本映画界のトップを走り続ける松田龍平。監督は松田とは、自身の初監督作『恋の門』以来11年振りの再タッグとなる松尾スズキ。そして個性派揃いのかむろば村の住人たちには、映画、TV、演劇とオールラウンドに活躍する豪華キャストが大集結!原作は松尾スズキをはじめ、多くの著名人もファンを公言する漫画家・いがらしみきおの「かむろば村へ」。第14回手塚治虫文化賞最終選考ノミネート作品ともなった物語が、いがらし作品初の実写映画化。学校も警察も郵便局も病院もない。でもここにはどこまでも濃い村人たちと、不思議な力を持った“神様”がいる!都会から遠く離れたかむろば村で、無鉄砲でヘタレなタケがつかみとった“お金を使わない生活”の行きつく先は―!?誰も観たことがないリアルとファンタジーの間をいく爽やかなエンタテインメント快作、ついに登場!
主役は『かむろば村』そのものかも?
限界集落寸前。人口645人。
学校無し。病院無し。警察無し。
そんな村に、お金恐怖症、お金アレルギーの元銀行員、高見武晴(松田龍平)が越して来た。
高見は金を一円も使わない生活を宣言する。
そして始まる村人との交流!
村人は超変人ばかり。
村長・・・阿部サダヲ(超暴力的にしてカラダの切れバツグン)
その妻・・・松たか子(マドンナ)
二階堂ふみ・・・小悪魔キャラ(お色気担当)
松尾スズキ・・・しつこくてトコトン自虐的ヤクザ。
西田敏行・・・かむろば村の神様。
その他個性的な面々が繰り広げる、コントで、ブラックで、ハートウォーミング(?)
わけの分からない、ヘンテコだけど面白い映画です。
スピード感タップリ。最後まで暴走するぜ!
お金に触れなくなるくらいお金が怖くなってしまった主人公が東北の村に移住してきてお金を一切使わないで生活しようと頑張る話。
ぶっ飛んだキャラクターといろいろ散りばめられたギャグで松尾スズキ監督らしい作風だったと思います。
ただ映画としてはまとまりがないように思えてしまって、話がどこに向かっていくのかわからず集中するのに大変でした。村には村長に見えない村長がいて、神様と呼ばれている男がいて、女子高生がいて。と主人公を出迎えて、主人公もお金に触れないという紹介がされて、そのドタバタをみせてくれるのかと思いきや。終盤から村長選の話になったり、指名手配犯の話になったり、エピソードが山盛りでテンポが悪いように思えました。
芸達者な役者さんたちがいっぱい出ているのに映画として映像としてのリズムがいまひとつ乗り切れない作品でした。
いがらしみきお原作の人気コミック「かむろば村へ」を実写映画化。
銀行員なのにお金恐怖症になり、会社を辞めるハメになったタケこと高見武晴(松田龍平)は、お金を1円も使わない暮らしを求めて東北の寒村に移住します。タケを迎えてくれたのは、隠された過去を持つ世話好きな村長(阿部サダヲ)とその美人妻亜希子(松たか子)、自ら「神様」を名乗り人々から慕われる老人など、ひと癖もふた癖もある村人たちと出会います。
ジヌとは東北地方の言葉で「銭」のことだそうです。
田舎の一風変わった村人たちとの交流と独特の世界観。
のどかな田舎を舞台にした牧歌的な話が進むと思いきや、ドロドロした部分を笑いと暴力で彩り、これは好き嫌いが分かれそうです。
お金アレルギーという発想は面白く松田龍平のリアクションも楽しかったけれど、後半はちょっと違う展開に。
村長の過去があまりにも強烈で、主人公のキャラが霞んでしまったような気がしました。
それぞれの人物の一筋縄ではいかない過去や、村長選挙を巡る陰謀など、芸達者な役者揃いで何とか見せてしまう一本でした。