ＵＮＤＥＲＷＡＴＥＲ　ＬＯＶＥ　おんなの河童

いまおかしんじ監督。撮影はクリストファー・ドイル。
日本とドイツの合作。ピンク映画　×　ミュージカル。
そして河童。これは気になって仕方ありませんね。

恋人との結婚を控える明日香の前にある日突然河童が現れる。河童は、水死した高校時代の同級生青木の生まれ変わり。
彼が明日香の前に現れた理由とは…。

まず全てにおいてゆるい感じ。ミュージカルもダンスも全然力入ってない。そこにたどたどしい日本語の歌が流れる。（歌っているのはステレオトータルというベルリン出身のデュオグループ。）
これが妙にマッチしてて何だかいい。河童の造形も全然力入ってない。だけどテンション低めなのが何だか心地いい。ピンク映画なので、Hなシーンも満載だけど、全体的にPOPでいやらしさはそんなに感じない。
田舎の自然の美しさを満喫できるクリストファー・ドイルの撮影がいい。
ラストはちょっとほんのりしてしまう青春映画仕立て。何だか爽やか？、不思議といい余韻を残してくれてちょっとびっくり。
見終わった後はきっとみんな河童のポーズをしてしまうかな。

「じゃあなんで観たのさ！？」って感じなんだけど見てしまったものはしょうがない。
ピンク映画ってことなんだけど「どこが？」
自分の偏差値が低いのか、生きてきた場所が違いすぎるのか、この映画に呼応する
部分が自分の中には全くないということだけがよくわかりました。

努力して良い所が見つからなかった。記憶に残ってしまったのは、凄い事かもしれないがチョット忘れたい