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世界的な人口過多と飢饉による食糧不足から、厳格な一人っ子政策が敷かれた近未来。そこでは二人目以降の子供は児童分配局によって親から引き離され、枯渇した地球の資源が回復する日まで冷凍保存される。セットマン家の七つ子姉妹は、唯一の身寄りである祖父によって各曜日の名前を付けられ、それぞれ週1日ずつ外出して共通の人格を演じることで30歳まで生き延びてきた。しかしある夜、〈月曜〉が帰宅しなかったことで、姉妹の日常は狂い始める。〈月曜〉に何が起きたのか?誰かが当局に密告したのか?何者かの裏切りにより当局に命を狙われる身となった姉妹は、力と知恵を合わせて残酷な運命に抗おうとする―。
2016年(イギリス=アメリカ=フランス=ベルギー合作)
SFアクション大作です。
近未来(2073年)人口過剰にあえぐ世界には「ヨーロッパ連邦」が
君臨していた。
その政策は人口抑制のための『ひとりっ子政策』
決まりを破って産まれた子供は「冷凍保存」されてしまう。
「7つ子」を演じ分けるノオミ・ラパスの脅威の演技力と、
「闘う7つ子たち」のアクションが男顔負けの格好良さです。
「7つ子」の名前はカレン・セットマン。
曜日の名前を持つ彼女たちは、一週間に一度、曜日の日だけ外出を
祖父から許され、あとは『隠れ家』でひっそりと暮らしています。
そんな彼女たちの秘密がバレた時、壮絶なバトルが始まります。
ともかくノオミ・ラパスの7役が見所です。
外見から声音、性格まで演じ分けています。
人々は抑圧され管理された「認証社会」
どこへ行くのも検閲があり「ID=指紋認証=角膜認証」と、
息苦しく夢ひとつない世界です。
迫り来る危機に7つ子たちのサバイバル能力が凄い!!
SFとしても『手のひらのモニター』から、7つ子の自宅に送られる映像で、逃走経路や、状況把握が出来たりするのが楽しいし、
7つ子なので「日曜」が死んでも次、お次と「違う曜日」が、
出てきて闘う・・・など新鮮味がある。
ケイマン(グレン・クローズ)率いる政府に対抗して、自由を勝ち取り、悪を暴く事が可能なのか?
冷凍保存する子供達の真実とは?
今勢いのある北欧の新しい才能(監督・脚本家・主演者)の独創性あふれる作品です。
アカデミー賞作品賞の『シェイプ・オブ・ウォーター』と同様に、
外国映画に「ハリウッド映画」を超える独創性と面白さを感じてしまうのは、私だけでしょうか?
《それにしてもノオミ・ラパスは凄い才能です。》
設定がおもしろい。一卵性の7つ子がそれぞ別々の得意技をもっていてひとりの人格を演じるっていうアイデアは興味を引きつける。だが、せっかくの設定をあまり活かしていない。たんなる殺し合いの話にしてしまったところがもったいないかった。殺し屋との闘いや陰謀を暴くというようなつきなみなストーリーじゃなくて何かもっとクリエイティブな話にしてもらいたかった。七つ子のそれぞれの能力を駆使して常人では成し得ないことを成し遂げて・・たとえば試験科目を分担して勉強して超難関の大学入試にパスし、政治家になって票集めと政策と外交などの面で八面六臂の活躍をして国難を回避するとか、戦争を回避するとか、勝てない戦争に勝つとか・・そいういう話だったらもっと面白かったと思う。
こっ、これは新しい発想の、パンチの効いた面白さだ。2時間、画面に釘付けになりました。
。原題 What Happened to Monday/?
監督は、ノルウェー生まれ、ダークファンタジー「ヘンデルとグレーテル」で
ハリウッド進出したトミー・ウィルコラ。
人口過多と食糧不足に陥った2073年の欧州連邦。そこでは厳格な一人っ子 政策が施行されていた。
(中国かい!)
2人目以降の子供は「児童分配局」に連行されて、しかるべき豊かな未来まで冷凍保存されることになっていた。
そんな中で誕生した7つ子姉妹、母が出産と同時に死亡し父は行方不明。
祖父(ウィリアム・デフォー)は、7人とも育てようとする。
それぞれが週1日だけ外 出し、1人の人格カレン・セットマン(ノオミ・ラパス)を演じることで、監視の目を逃れてきた。だが、ある日、7人のうちの1人が帰宅しなかったことから、姉妹に危険な魔の手が迫る……。
最初こそ、「おそ松さんかい!?」と思ったものの、(失礼・・)
祖父の愛と執念がすごい。(子供たちの好演がまた素晴らしい!)
一人がケガしたら他の6人にも同じようにケガをさせる。
残酷できつい場面だが、それだけ発見されて冷凍庫行きになることへの恐怖と、
祖父の、何としても渡すまいとする故の用意周到さを表していた。
「叩き込まれた『連帯責任というルール』なのだった。
家のカギが虹彩認証で、それは死者のものでも有効。
目ん玉、ビニール袋に入れて持ち歩かんで下さい・・(近未来、こわい)
──ラスト30分で驚愕の事実が明らかになる。そこから、まだまだひっくり返る。
環境問題、政府の献金問題と政府の大ウソ。近未来での激しいアクションとハイテク駆使した戦い、いろいろぶっこんだ快作だ。
救いようのない未来の中に、祖父の愛、兄弟の愛、そして恋愛の愛が、ブレないで存在しているのが
何よりの「希望」だった。