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――その星は、《ドミニオン》によって支配されていた。武力で近隣の部族を亡ぼし、一大勢力を誇る帝国だ。
その帝国の一人の戦士が、交戦中に大怪我を負う。彼は、皇帝に献上するために拉致した王女を親友のレイケンに奪われ、森の中に置き去りにされる。それでも何とか川まで辿り着いたものの力尽きる。
気を失った彼は、夢の中でアライア王から啓示を受ける。
そして、目が覚めた時、彼は、滅びたはずの王国エムナーの王女ゼナに助けられていた。すぐに退去を命じられたが、エムナーの若者エイゼルに乞われて、戦い方を教えることになる。ドミニオンの侵略から守るためだった。
しかし、それは王国の復活を望むエイゼルを暴走させることになる。
……というお話し。(たぶん)
いまいち物語が理解できなくて難渋した。実は、いまも理解していない。(苦笑)
二つの惑星は何やら関係があるらしいが、ハッキリしない。どちらかの星がエムナーで、森に住む白い服の人たちは末裔のようだ。滝のある川底にあった人工物は、宇宙船のハッチかも知れない。疑問だらけだ。
それでも、途中で寝てしまうことなく最後まで観ることが出来たのは、美しい映像のおかげだろう。情景描写もいい。ロケ地も雰囲気のあるところを選んでいる。プロダクションデザインにも時間をかけた様子だ。
それに、『椿三十郎』などの黒澤明監督作品の影響が随所に見られる。(思えば、物語もよく似ているような気がするな)
監督のブレント・ライアン・グリーンは、これが長編初監督作品。丁寧に撮った感じだ。
彼は、熱心なキリスト教徒らしく、プロデューサーとして何本もの宗教映画に携わっている。本作品が、どこか宗教っぽいのは、それ故かも知れない。
それに、役者さんの演技も、かなりしっかりしていた。
戦士(名前がない)役を演じたのは、ウィリアム・レヴィ。
『バイオハザード/ザ・ファイナル(16)』に出演していた肉体派。腹筋が6~8つに割れている。割れ過ぎて、どれが腹筋か分からない。(笑)
ただ、ちょっとカッコつけ過ぎで、ナルシシズムに酔っている感じが鼻につく。
ゼラ役を演じたのは、ノーブルな顔立ちのセリンダ・スワン。ちょっとレイチェル・ワイズに似ている。『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(10)』でアフロディーテ役で出演されていた。
エイゼル役を演じたのは、ウィリアム・モーズリィ。『ナルニア国物語』シリーズの長男役で有名な俳優さん。好青年から野蛮な戦士まで演じた。
ちなみに、ナディア・コマネチが女王役でチョコっと出演している。1976年のモントリオール五輪の金メダリストで、史上初めて体操で10点満点を出した。当時は絶大な人気があった。
それが、どうして、こんな作品(失礼!)に出演しているのか気になる。
彼女が役者として出演したのはこれ1本きり。わずか数カットだし、セリフがあるわけでもないが、続編があれば重要な役どころになったはず。勿体なかった。
44年経った今、《白い妖精》ってわけにはいかないが、貴重な映像なので、少しだけオススメってことにしておきましょう!