さよなら、ぼくのモンスター

びっくりするくらいなにも残らなかった。
かわいい女の子と、ちょっとかっこいい男の子とをぼんやり見つめたちょっと闇を抱えた青年。
自分の世界から出れず、偏見の目で見られひとりぼっちに生きてしまう。
もっと周りを見ろ青年！
海を見てる場合じゃないんだ！世界はその水平線の向こうにある訳じゃないんだよ！！

結局中途半端な感じがしました。父親との確執を描きたいのかそれとも自分自身の性同一性障害の苦悩を伝えたかったのかどちらなんだろうと思いました。どちらも伝えたかったのだろうけどどちらも中途半端だなと思いました。でもラストで色々なことに開放されて良かったなと思いました。

終盤ヒートアップした主人公の勢いに号泣するのだが、
ハムスターの登場は、主人公の葛藤とのバランスを保ち、気持ち良く鑑賞できた。