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『バレエに生きる ~パリ・オペラ座のふたり~』(11)、『至高のエトワール ~パリ・オペラ座に生きて~』(13)、『ロパートキナ 孤高の白鳥』(14)など、バレエ・ドキュメンタリーに人生を捧げてきたマレーネ・イヨネスコ監督が、自身の集大成として完成させた本作では、パリ・オペラ座の〈裏側〉と〈素顔〉を追いかける。イヨネスコ監督のカメラは、激しい競争を勝ち進んできたバレエ・エリートたちのトップに君臨するエトワールの過酷なまでの練習風景や、ドラマティックなクリエイションのプロセスなどを捉え、遂には神秘のベールに包まれていた“伝統のバトン”が、どうやって渡されてきたのかという、バレエの金字塔の本質に迫る。高度なテクニックを伝授するのはもちろんだが、技術だけでは観衆に夢や幸福までは与えられない。果たして、バトンにこめられたスピリットとは?伝統を受け継ぎ、次に伝えていく者たちの真実を解き明かす──!恐れを知らない革新の積み重ねこそが伝統を維持すると教えてくれる、発見と感動のドキュメンタリー!
ドキュメンタリーであれ、バレエの映画に悪いお点をつけたくはないのですが、邦題や予告編がひどい。詐欺レベル。原題のバックステージ(舞台裏)だったら、まあ何とか許せるかな、という程度の内容。
練習風景や指導者の指示の様子等は興味深く、素晴らしいダンサーたちによるバレエの美しさは十分堪能できるのですが、全体の構成が余りにもバラバラ。演目、レッスンの年代や場所等、何の一貫性もありません。パリオペラ座となっていますが、マリンスキイ劇場の様子も収録されているし…。
最後、アニエス・ルテスチュ(たぶん)が長めのインタビューで、自分が教えられたことを若い世代に継承していきたいと語ってはいますが、たったそれだけで「夢を継ぐ者たち」!? 映画は決してそういう構成にはなっていません。