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日本の裏社会を牛耳る女・藤堂に不二子を人質にとられたルパン。藤堂の要求に従い、幻の宝玉「人魚の鱗」を盗み出したルパンだったが、その宝玉は偽物で、藤堂は何者かに殺害されてしまった。八百年も生きたと伝えられる八尾比丘尼が残した財宝――「人魚の鱗」の謎を追い始めたルパンが出会ったのは、泥棒の弟子になりたいという少女・麻紀と、藤堂と共に殺されたはずの謎の女・美沙、そして今回の事件を裏で操っているといわれる氷室という男。それぞれの点が一本につながる時、「永遠の命」によって呪われた一族の悲哀と、そこに関わっていたルパン一世の真実が紡ぎだされる。果たして、封印の地でルパンが目にしたものは・・・・・・。
まずは、声優交代ということで、新キャストの声優陣には拍手をおくりたい。
先代の声優陣に敬意を表した感じがよくでていて、最初は違和感があったものの、すぐ慣れた。きっとこれからの受け入れは出来ると思う。特に、声を潰して銭形に慣らした山寺氏は特にすばらしい。
ただ、声優陣ががんばっても、この作品の根本が最悪なので、評価が高いのが良く分からない。
有名タイトルの作品をつくるスタッフの情熱は感じるものの、全体的にまとまりがなく、寄せ集め感が全体に散らばっている。
どんな活劇ものでも、絵と話でこれほど温度差を感じるのはめずらしい。
絵ですら、まとまりがないではないか。
例えば、初期テレビ版のシーンがちらほら下敷きにしており、みていくうちにA級ファンタジー映画の一場面を彷彿されるシーンがおおく、ぎょ、となること多数。
また、キャラクターの無意味なアップシーンは今時だからであろうか?
更に、今までのルパンのOPの逃走シーンは作品のゼンマイのように視聴者に対して作品のスピード感をアピールしたりしているのだが、それがまったくなく、素人の自分にですら「絵コンテ大丈夫か?」と心配した。それをみただけで、それだけで「この本編大丈夫なのか?」とびっくり。今までで最低なOPシーンだった。
シナリオは、どこがいいところかわからないくらい、力みすぎて三流以下。
いいたいことが分からずメインに何をもってきているのか酩酊状態が続き、そのまま集結。
最後の締めくくり自体、意味不明。ミステリ解明要素はいっぱいあるのに、シナリオが生かしきれていない。まえおきがなさすぎ、ついていけない。そして、とどのつまりが、今までのルパン作品と、どこかのA級冒険映画をパクったんだろ?とおもうくらい、展開が酷似。
そして、ミステリ解析にはツッコミどころ多数。知っている人間バカにされているとおもうのは被害妄想なんだろうか…。
作品をつくるという情熱と下敷き感じるものの、話のまえおきがなくて、いきなり展開をもってきており、寄せ集め感が増幅。
これは全くの私見だが、ヒロイン二人に魅力がないとおもうのは今回だけだった。しかも不二子の存在感薄。
今回のシナリオは女性よりのシナリオの作り方をしたほうが雰囲気がでただろうし、ミステリをメインにもってくるなら、かえってヒロインはふたりもいらなかった。
大人数を動かすなら、話をぶれずにもってこなければいけないのに、この作品はそれができていない。力不足。
スポンサーもいるんだから、小説でちゃんとしっかり設定を見直して、練り込んで、作り直したら評価が回復するだろう。
声優がよかっただけにもつたいない。☆もあげたくないくらい。
2011年12月にTV放映されたものということでしたが、見ていなかったのでレンタルしてみました。
たくさんあるシリーズ全てを網羅してるようなファンというわけでもなく、
今まで3~4作ほどしか見たことないくらいなので大きなことは言えませんが、
こんな風に突発的に鑑賞してもすんなり気軽に楽しめるところが、
私にとっての「ルパン三世」の魅力。
ストーリーは、浅香光代に似た感じの金持ちおばさんが、
「人魚のウロコ」と呼ばれている宝玉をオークション会場から盗み出して欲しいと、
ルパンに依頼するところから始まります。
もちろん、ただの宝玉でそれを盗んでおしまい、というのでなく、
「八百比丘尼(やおびくに)の財宝」のありかがからんでいたり、
特殊な身体能力、恐ろしい野望、ちらっとルパン一族のことも出てきたり・・
内容はそれなりに楽しめました。
その中で、なんとなく、他のキャラクター達の声に比べて、
次元の声だけに「老い」がかすかに感じられたのが、
本当にかすかだけど感じられたのが、ちょっぴり気になってはいました。
でも鑑賞後に特典映像「SPECIAL」を見てみると、
今回から五エ門・不二子・銭形の声優さんが新しくなったことに加え、
次元役の小林清志さんは、ただ一人、もう40年も次元の声をやり続けているのだと知って、
とっても驚きました。感嘆しました~!
今作のテーマは「不老不死」「永遠の命」という感じだったんですが、
小林清志さんが次元を40年もやり続けていらっしゃることと、
ご本人曰く「65歳」と言い張っていらっしゃることとすごくマッチして、
(実際は、もっともっとお歳でしょう)
是非、小林さんの次元、このまま永遠にやり続けていって欲しいと、
「ルパン三世」も永遠に続いていって欲しいと強く願いました。