自分と同じ身寄りのない子供ハユンを引きとったウニ。やがて成長したハユンが子役スターとして成功したとき、実の両親が現れハユンを奪われてしまう。その両親とは、ウニの憧れの人、ソクチンと女優のジャギョンだった。ソクチンに裏切られ、ハユンを失ったウニは・・・。ハユンをめぐる争いはヒロインの出生の秘密、企業トップの陰謀がからみあい、周囲の人々を巻き込んだ過去と愛憎を暴き出していく。
幼くして母を亡くしたウニは妹ウナと父の３人で仲むつまじく暮らしていた。ウナの誕生日、２人は父の帰りを心待ちにしていた。だが父は事業に行き詰まり金策に奔走していた。その上、信頼していた友達で部下のボゲに会社のお金を横領されてしまう。
ボゲから父が破産して身を隠すために逃げたと聞かされるが、ウニは父の帰りを信じていた。自分の罪を隠すためにボゲは周囲に警察には通報しないよう言い聞かせ、ソウルに引っ越す準備を進める。そしてウニたち姉妹には、自分が面倒をみるかのように話し一緒にソウルに連れていき・・・。
ボゲはソウルの一等地に引っ越し、ソクチンに愛情を注ぎ込む。しかし、一緒にソウルに連れてこられたウニとウナは天使保育院に預けられてしまう。その施設でウニはミョンソンと出会い友達になる。そんな中、ウナに養子縁組みの話が持ち上がりウニは悲しみに暮れる。
ウニが養子に行ったウナを心配して会いに行ったその日、受け入れた家が火事になり、ウナは死んだと聞かされる。さらに里親から虐待されていたことを知り二重のショックを受けるウニ。時は流れ、大人になったウニは保育院の子供たちの面倒をみていた。ある日、ボゲの家の前で赤ちゃんを見つけ・・・。
ウニは置き去りにされた赤ちゃんを懸命に看病し、天使保育院に連れ帰る。その赤ちゃんの母親であるジャギョンは産んだ子のことよりも仕事への復帰に躍起になっていた。一方、ボゲは家を出ていった娘ミスクにお金をせびられるが冷たくあしらう。
ウニは自分が赤ちゃんの母親になることを決心するが院長に反対され、ボゲにも結婚をして幸せになれと諭される。一方、ソクチンはジャギョンにドラマ出演のオファーをするが、脇役だったことに腹を立てたジャギョンに台本を投げつけられてしまう。それを知ったボゲは怒りに震える。
ウニは、ゴヌが手配した車に乗り病院に行くが赤ちゃんは危険な状態だと診断される。紹介された大学病院で一向に診察してもらえず途方に暮れるウニの様子を聞いたゴヌは知り合いの医師に連絡し・・・。ボゲは天使保育院の院長から赤ちゃんの手術の話を聞かされ、治療費を負担すると申し出る。
ハユンを養子にして６年、ウニは母親になり幼なじみのミョンソンと３人で暮らしていた。ボゲはビルを何棟も所有するほどのお金持ちになるが、かわいいハユンを自分の孫だと言えないことに憤りを感じていた。テレビ局で勤務するゴヌは、けがをした監督の代理で撮影を任されることになり・・・。
ミスクはハユンの子役としての才能に気づき、自分の子役養成所に入れようと必死になりボゲとソクチンにも後押しを頼むが反対される。ウニがミョンソンやゴヌの意見を聞き、ハユンを子役にすべきかどうかで悩む中、ミスクは勝手にハユンを映画監督に紹介してしまう。
映画のオーディションを受けたハユンは見事合格し、ウニは今回だけの約束で出演を承諾する。ハユンの露出が気に入らないボゲはウニとミスクにハユンの芸能活動を辞めさせるように言うが、ミスクはハユンをスターに育てようとボゲの言葉に耳もかさない。一方ソクチンは、家族に振り回されて働くジャギョンをもどかしく思い・・・。
演技がうまい「イ・ユンジ」が出産後初めて出たドラマだそうで、「母になったからこそ」選んだ作品だとインタビューで答えていました。
。子ども時代に親を亡くし妹と生き別れ孤児院で育ったウニ「イ・ユンジ」は、無二の親友や周囲に恵まれ栄養士として貧しくても精いっぱい生きてきた。捨て子のハユンを一人で一生懸命育てる愛情深い姿にはは心打たれる。このヒロインをずーっと苦しめる事になるのが、普段は善人役がほとんどの「キム・ミギョン」。ほかにも有名どころでは「ソン・オクスク」が出てくるが、その分主要なキャストは知名度があまり高くない印象。でもヒロインの優しさにぞっこんで、彼女をずっと支え続けるゴヌ「ソン・スンウォン」は儲け役だなと思った。捨て子のハユンには出生の秘密があり、子役として成功するが大病にもなって、、。でもウニやゴヌ達に本当に愛されて、まっすぐな男の子に育っていくのが見ていて嬉しかった。
この手のドラマは思いっきり意地悪が続くが、ヒロインがそれでも前向きで健気に生き抜き、最後はやっぱり幸せに、一方悪人は罪を償うことになるので、安心してください。
最終回でイ・ユンジの実の娘さんが顔をだしているそうですよ。