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小学生の典道(山崎裕太)と祐介(反田孝幸)たち男子5人は、花火を横から見ると丸いのか、平べったいのかという素朴な疑問を抱き、花火大会の夜、その答えを確かめるべく町のはずれにある灯台に行くことを計画する。同じ日、両親の離婚で転校することが決まっていたなずな(奥菜恵)は、プールで競う典道と祐介、どちらかの勝者と駆け落ちすることを企てる。少年と少女の、淡くも瑞々しい恋を懸けた勝負の行方が、ふたつの異なる結末へと昇華するーー。
サントラを勧められて、映画もいいよと言うことで。
でもなかなか感情移入出来ないと思ったら、そっか、私は女だったと実感(笑)
でもスーファミとかの年代なので、あぁ、そうだ。そう言えばこんなだったと思いながら観てました。
メインが女の子達だったらもっと入り込めたんだろうけど、それじゃあ本末転倒なのでそれはさておき。
男の子ってこんな目線なんだな、女の子ってこういう風に見えてるんだなって色々発見しました。
女の子から見て、男の子ってわかんないって思っているように、男の子から見ても女の子って別の生き物みたいな感じなんでしょうね。
なんだか妙にリアルで、懐かしいなぁと言うより少し奇妙な気分。
演出もあるんでしょうが、夏の暑さか何かにやられて、気づいたら夢を見ていたのか、違う世界に来ていたような・・・不思議な気持ちになりました。
小さい時って今では簡単に答えが見つかるようなコトが、ものすごく大きな壁に見えたりして、一喜一憂していつも不安定で不完全で。
わざわざ危ないことや怖いこと何かに手を出すんですよね。そう言えば(当たり前かもだけど)しなくなるよなぁそういうのー。
こういう映画なんかを観る時にだけ、男の子になってみたい(笑)
昔は男の子に混ざって秘密基地とか作ってたなぁー。
絶対男なんかに負けないと思ってたし、身長だって小学生までは一番高かったのに!!(ぉ
勧められただけあって音楽はとても良かったです!サントラ欲しい。。
映画もサントラも、どこか懐かしくてそれでいて奇妙で涼しげな世界に連れていってくれます。
忙しない仕事が一段落ついた夏の暑い休みの日に、ぼーっとして気づいたら居間で寝てしまって。
変な夢見たなぁーとか言いながら仕事に戻る人が見そうな夢?(どんな・・・)
男と女の、精神的、肉体的年齢が一番乖離する季節。
わたしは、小学生の時一人で電車に乗っていたら、どこの高校?とナンパされたことがあって、小学生から中学生にかけては必ず年齢より上にみられていた。そこから、どんどん退化がはじまり(笑)、大学生くらいから今は年齢より下にみられる。なので、小学生のときは、なずなちゃん側だった。色気は皆無だったけれど。
女の子はある日突然、自分の中の女という存在に気づく。これは愕然とする。戸惑う。男の子が、自分の中の男という存在に気づくときの衝撃よりでかい気がする。
その存在に、戸惑ってうつ向いちゃう子もいれば、気づかなかったことにしようという子のいるし、その気になってひけらかす子もいる。でも、最もやっかいなのは、
その存在の悪魔性に感づき、最大限利用してやろう、と静かに笑う子。なずなちゃんは、最後の分類で、でも、一過性的なものだと思う。なずなちゃん役を演じた奥菜さんは、一過性ではなく終身そのままいくタイプにみえる。わたしは、その存在にあまり気づいていないけど、周囲は感じずにはいられないっていう女の人に魅力を感じる。奥菜さんも、なずなちゃんも苦手。でも、なずなちゃんの気分は分かる。
そういう、あやうい気分を表現することに、岩井監督はたけている。
教室から見る校庭、花とアリスでも印象的だったけど、ここでもよくでてきた。監督自身、その視点がすきだったのかな。確かに、退屈な授業中、寝るか教室の外ぼんやり眺めるかどちらかだった。スーファミもしなかったけど世代だから懐かしい。こども目線からはすらっと流される大人の事情もちらり。がりがり君を買いにいった夏休みを思い出した。