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完璧な、非の打ちどころの無いエリート人生を歩んできた男。金融ビジネスで成功し、美しい妻と息子にも恵まれ、絵に描いたような順風満帆で幸せな生活を送っていた。しかし、ある夜、不注意から起こした自動車事故で死亡者を出したことがきっかけで、人生が一変する。有罪判決を受けた彼が収監された刑務所は、全米いや世界屈指の重犯罪者の巣窟だった。悪が蔓延る熾烈な世界で生き抜く術はただ一つ、“殺られる前に殺る”こと。持ち前の明晰な頭脳を駆使し、肉体を鋼のように鍛え上げ、冷酷非情、酷薄無情の世界をのし上がる。熾烈な抗争を勝ち抜きやがて頭角を現す彼を、最大の試練が待ち受ける・・・。
2017年(アメリカ/120分。
アメリカの重刑務所の実態をえぐった問題作。
ジェイコブは株の仲買人としてエリート人生を歩む男だった。
ある日彼が飲酒・信号無視した車で死亡事故を起こす。
彼は殺人犯として悪名高い凶悪犯罪者の巣窟(刑務所)へ投げ込まれる。
ジェイコブは刑務所で生きるための生存競争で、思いがけない才能とか適応能力を発揮して、マネーと呼ばれる程の実力者となるのです。
過去の家族(妻の息子)の生活と刑務所生活が交互に描かれて、
徐々にジェイコブの事情が分かってくるスタイルです。
ジェイコブは殺人や暴行に手を染め刑期が加算され、出獄したのは、
ほぼ10年ぶり。
出所した彼には刑務所を仕切る囚人のボスからの「ある仕事」を遂行するミッションが与えられているのです。
刑務所内はまるで、人種毎にギャングの組織があって、ボスがいる。
その大ボスは刑務所内から、シャバの手下に仕事をやらせて、
利益と権力を得ているのです。
日本ではまるで考えられない看守も飲み込んだ腐敗ぶりです。
マネー(ジェイコブ)が実行犯で拳銃・機関銃の横流しと受け渡しをするのです。
ここからのマネーの行動は観客には予測不能です。
そして更に更にマネーが家族を守るために取るある行動。
完全に裏をかかれました。
ジェイコブ(犯罪者)を立派だ、そしてこの場合殺人も致し方ない。
そう思ってしまいました。
それほどマネー(ジェイコブ)に心酔してしまいました。
彼の「血の玉座」は孤独で孤高な頂きです。
決して報われることのない。
(2016年製作・アメリカ)
「これがアメリカ刑務所の実態だっ!」
って、え? ワシ、アメリカでもフランスでも刑務所入る予定はないんですが。
実態言われても・・・。なんでレンタルしちゃったの?
だってほれほれ「エリートコースを歩んでいた順風満帆の男が一夜にして人生が一変する」
お話だとかで。それなら興味わくでしょ?
はいはい、これは過去の時間軸と現在が同時進行してます。
テロップもないので、これはいつじゃ?と腹が立ちそうなもんですが、
ヒゲなしツルルンの優しげ男が刑務所以前のジェイコブ(ニコライ・コスター)
ヒゲモジャたくまし男タトゥだらけが、刑務所以後のジェイコブ、という事で一目瞭然ある意味親切かと。
複雑な構成なので、3回は楽しめるかもとそこは評価したいと思います。
金融ビジネスで成功し、美しい妻そして子供のいるジェイコブは、ある夜交通事故を起こし
弁護士との相談の結果、監獄に収容されることとなる。
(普通の人がなんで極悪人だらけの監獄に入っちゃったかね?)
そこはもう、酷薄無情の悪の世界で抗争渦巻く暴力の世界だった・・・。
それでも「ヤルかヤラれるかの世界」でジェイコブはめげないで我を張った所を上の
囚人に認められ、ある仕事を任される。
それは、情報込の風船を肛門に隠して俺の所まで届けろ、というものでジェイコブは
慣れない尻を使ってやり遂げる。(大変なこった・・)
数年後には、ミニナイフをチューブに仕込んで、それを肛門に隠し持つまでになります。
(すごい・・)
いや、ほめポイントはそこではないですが。
全身タトゥだらけの、こわーいオジチャンたちがボカスカボカスカ血だらけ。
家族を愛するジェイコブは、愛するゆえに家族とかかわるまいとするんですが。
なかなか人の心あらばこそ、つらいシーンです。
ジェイコブが刑務所で次第に頭角をあらわしてゆく様子、看守たちとの攻防、
作戦への判断など、見どころがあって緊迫感もあり、すごく面白く夢中で観ました。