1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
2049年、LA市警のブレードランナー“K”(ライアン・ゴズリング)はある事件の捜査中に、人間と人造人間《レプリカント》の社会を、そして自らのアイデンティティを崩壊させかねないある事実を知る。Kがたどり着いた、その謎を暴く鍵となる男とは、かつて優秀なブレードランナーとして活躍し、30年間行方不明になっていたデッカード(ハリソン・フォード)だった。デッカードが命を懸けて守り続けてきた秘密---世界の秩序を崩壊させ、人類存亡にかかわる<真実>がいま明かされようとしている。
何回も眠った。テンポが悪いっていうかスローっていうか絵がほとんど動かず音もないカットがやたら多い。面白くないわけではないので、元気なときに観るべし。疲れてるときに観ると損。
テーマとなってるのは「自我」。
AI、アンドロイド、クローン人間、レプリカント・・どれも人類の奴隷なわけだが、今現在我々が使っているAIには自我がない。自我がないものはモノである。専門家に言わせると、機械に自我を与えるというのは、どうやったらいいのか想像もつかないこと、なんだそう。科学的には自我というものの仕組みがまだわかっていないそうだ。
が、レプリカントには自我がある。これは生物であり、基本構造は人間と同じ。ただ、いきなりオトナで生まれてくるので、幼少期に培われる自我の根がない。植えつけられた幼少期の記憶はあるが、それは実体験をともなった記憶でないために夢でしかない。映画のストーリーは、そういうレプリカントが自分自身のアイデンティティーを得るためにもがく姿を描いている。
前作は人間であるハリソン・フォードが主人公で、4年の寿命が決まっているレプリカントが寿命を延ばしたくて反乱する姿を描いており、それらの自我の奥深い部分には踏み込んでいなかったように思う。今回は、主人公がレプリカントで、自我の形成に焦点をあてていて、前作よりも意味深。映像もよかった。
前作「ブレードランナー」から35年。
そのラストは警察官デッカード(ハリソン・フォード)と
恋人のレプリカント・レイチェル(ショーン・ヤング)の逃避行に出かけるエレベーターの中、で終わりました。
そして明かされる秘密は、残り少ない寿命しかないレイチェルが妊娠している・・・
とても衝撃的で興味深く、続きが一刻も早く観たいというラストでした。
そして月日は流れ「ブレードランナー2049」が公開されました。
デッカード役のハリソン・フォードが存命だったので同じキャスティングが実現しました。
前作の舞台は2049年のカリフォルニア。
人間に変わり労働を受け持つレプリカントも改良を重ねて、
最新型になっています。
最新型レプリカントのK(ジョー・・・ライアン・ゴズリング)は
ブレードランナー(ロス市警の警察官)として旧型レプリカントの抹消を
仕事にしています。
しかし30年前にレイチェルと行方不明になったデッカードを探し出す。そして世界の危機から救うため死力を尽くすというミッションが“K”に
出されます。
しかもデッカードとレイチェルのこどもが、もしかしたら存在するのでは?という大きな謎も絡んで来ます。
監督は「メッセージ」のドゥニ・ヴィルヌーブ監督。
前作の退廃的で麻薬的な世界観を踏襲しつつも、新たに魅力的かつ斬新なSF世界を構築しています。
レプリカントである自分のルーツや、植えられたという記憶の真実性に
悩むブレードランナー“K”をライアン・ゴズリングは、寡黙に魅力的に演じています。
バーチャルな恋人ジョイ(アナ・デ・マルカス)との別れがもっと切ないのかと期待したら、それほどでも無くてややガッカリ。
前作を受け継ぎ、さらに進化した世界観に引き込まれました。
とても大好き。良かったです。
前作から30年後で前作の主人公の子どもがいるらしいぞとみんなで探す話。
。前作で失踪した主人公とレプリカントのヒロインの間に子どもができたらしいってんで、主人公のブレードランナーやレプリカントを開発している人とかが前作の主人公を探すというメインの流れがあって、シンプルな捜査ものですが。さすがはこの監督さんの作品だけどあってハリウッドのエンタメ大作ではなく、完全な作家性全開のアート映画なので、正直キツイ160分でした。
静かな序盤から中盤はそれでも楽しんで見ることができましたが、物凄い人工知能を持ったスマホみたいなのとのやりとりとかは面白かったです。中盤からハリソン・フォードが出てきたあたりからやたらとうるさい銃撃音や「ブボー!」という効果音みたいな音楽が延々と垂れ流されるので、「いま飛行機が通ってるのかな?」と勘違いしてしまうかのような音楽の使い方にだんだんと辟易してしまいました。それにいろいろ間延びしてしまっているのでタダでさえ長い上映時間が体感時間がもっと長く感じました。主人公と前作の主人公が戦うくだりとか果たして必要だったのかと考えながら見るアクションでした。
静かな会話劇でしかもその内容が普通にかみ合う会話でもないので、お互い何を話してちゃんと通じているのかなとか必死に行間を読み取るのに疲れる内容でした。映像もお金がかかっているのが感じ取れる豪華な画面ですが、30年前の1作目のデザインや世界観の革新性も全くないと思いました。それにテーマ曲で盛り上がれない続編というのも残念でした。
登場人物のほとんどがレプリカントで人間はどこ行っちゃったんだろう? そもそもレプリカントと人類の立ち位置がどうなっているんだろう? この映画が終わってもジャレット・レトは部下を待ちぼうけになっちゃってるんではないのだろうか? とこの映画以外のところで勉強して理解をしないといけない作品でした。
日本語が飛び交うのに日本人が出てこなかったりするのはどうしてなのかな? と気になる世界でした。そして戦う主人公とカタキ役の後ろであっぷあっぷしている前作の主人公。という構図はギャグなのかな? とか同期してからのラブシーンとか【ゴースト】みたいなのも笑いそうになるのを周囲の様子をうかがってしまうという気を使う映画でした。