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同居している男に言われるままに身も心も搾り取られる生活に甘んじている今日子(安藤サクラ)と、母親を助けるために事件を起こしてしまった修一(柄本佑)。物語の中でふたりが言葉をかわすことは、ない。それぞれの理由で故郷に戻れなくなってしまった彼らが、過去を清算しながら生きることを誓った東京で懸命に日々を生きていた。そんなある日、二人の日常を揺さぶる出来事が起きる。今日子と修一は予期せぬ運命の糸に操られながら、どうやって“明日”を見つめていくのだろうか-。
今日子は生保レディをしているけど、成績のために枕営業をやっていることがバレて、東京へ上京するけど。チャラい男に引っ掛かり、そのまま同棲しつつデリヘル嬢として生活をしていく。東日本大震災の地震のときに誤って同棲相手を刺殺してしまって、津波で破壊された故郷へ戻って家族を探す。
一方の修一は父親を視察して鑑別所から出所、工場で働いてそこの同僚の女の子と恋に落ち、いじめで殺人事件を起こした男とも知り合う。大学を目指して勉強した後、修一も久居一で家族を探し始める。
冒頭、夜明けの街を今日子が帰宅する姿を映し朝ごはんを作る。修一は鑑別所を出所する。この出だしは静かなスタートでよかったです。
ただ時間軸が行ったりきたりしてわかりにくく、最後まで見て結局何がいいたいのかわからなかったです。
震災の地震中に間違って包丁で刺し殺しちゃうというのが結構無理くりな事故なんじゃないかと入り込めなかったですし、修一が工場であういじめを受けてその主犯を刺し殺しちゃうとかピアノの才能があって結構長いこと描かれますが、果たして必要だったのか謎でした。130分も果たして必要だったのか。
それぞれ社会の底辺のような場所で抗うわけでもなく、無表情で過ごしていく様子を描いていく大半。後半で被災地に行って津波でやられた街を2人は彷徨う。
安易な台詞で説明せずに映像で語る手法は面白いし、主人公2人とも衝動で殺人をしてしまう。けど震災で大事な人はあっさり死んでしまうという現実の辛さやるせなさ。みたいなのを少しでも描いてくれれば震災をモチーフにする意味があったと思える映画でした。
大学の合格発表ってホームページで公開するんだと勉強になりました。
安藤サクラと、柄本祐、夫婦なんですよね(笑)
でも、ストーリーは別々に進んでいきます。別に2部構成でもよかったのに。
今日子は、地震が起きたはずみで、同棲をしていたクズのような男を殺してしまう。いや、これは事故だ。料理してる時に、地震が起きて、怖がって抱き着いてきた男が、包丁めがけて倒れこんだのだ。今日子は東北出身で、義父母、夫、息子と暮らしていたが、働かない夫の代わりに保険の外交をして生計を立てていた。ところが、体でとってしまったため離縁されてしまった。
そして東京に来て、このクズに拾われたのだ。
元家族がいる東北が津波でめちゃくちゃになっていた。
父親のDVから母親を守るため、父を殺してしまった修一。出所後、遠く、東京で働くが、やはり父親を殺したことがばれて、嫌がらせを受ける。そして地震。東北にいる母の安否はわからない。でも故郷へ帰れない。
友人になった同僚、中学の時に壮絶ないじめを受け、相手を殺してしまう。
その友人とともに、友人は音大、修一は早稲田を受ける。修一は受かるが、友人は落ちる。しかし、友人はもう一度前向きに生きる決意をする。
修一も、ようやく故郷へ帰り、亡くなっているであろう母親に別れを告げに行く。そして前向きに生きる決意をする。
そして今日子は故郷へ帰り、義父と夫の死を知り、自分の犯した罪を自覚し、子供に会わず、修一と今日子はすれ違い、それぞれの道を歩いていく。
正直、今日子の殺人は、ちょっと焦点がぼやける。
修一の話だけの方がよかった気がします。