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世界No.1のシェアを誇る超巨大SNS企業〈サークル〉。憧れの企業に採用され、奮起する新人のメイ(エマ・ワトソン)は、ある事件をきっかけに、創始者でありカリスマ経営者のイーモン(トム・ハンクス)の目に留まり、自らの24時間をすべて公開するという新サービス〈シーチェンジ〉のモデルケースに大抜擢される。瞬く間に1000万人超のフォロワーを得て、アイドル的な存在になるのだが──
うーん、これはつまらなかった。
エマ・ワトソンとトム・ハンクスの豪華キャスト共演とあらば
否応無しに期待しちゃうじゃないですか。
なのにですよ、なんとつまらん映画を作ったことか!
SNSに右往左往する人たちを真っ向から否定したいのか?
それとも養護したいのか?
どうしたいの?
どうすればいいの?
何が言いたかったの?
サークルはグーグル(ロゴがそっくり!)
TRUE YOU (だっけか?)はYou Tubeがモデルなんだろう。
人は番号化され暗号化され、プライバシーそっちのけになる監視社会に
メスを入れたかったのだろうけど
これは失敗なのでは?
ストーリーにメリハリがないので、退屈でした。
ところで、エマ・ワトソン演じるメイの両親を演じたビル・バクストンとグレン・へドリー(ジョン・マルコビッチの元妻だそうです)が、不思議なことに本作撮影終了後の
2017年に相次いで急死したことは、ひょっとして何かの陰謀なのか?(←な、わけないだろう!)
巨大SNS企業に就職した主人公がプライバシー無視の世界の脅威的なものを描いてるっぽい話。
憧れの一流企業に就職した主人公が隠し事は罪でプライバシーのすべてをさらけ出せば犯罪は消えるという考えの企業にしだいに浸食されていって、超小型カメラを使ってプライベートをさらけ出して人気者になっていくという。
新興宗教のような過激な人たちの描かれ方で一流企業が何でこんな描写なのかが理解できずにみんなで経営者の言うことを大合唱する姿が浅くて乗れない映画でした。
主人公は立派な社会人なのにこの会社や社会のSNSの描かれ方のおかしさに気づくまでが家族や友達の犠牲があって初めて気づくというのはあまりにも遅すぎだと思いました。クライマックスでの逆転も解決になっていないのがカタルシス不足でした。
ほとんどが大衆の前でスピーチするシーンが多くて映像的にも退屈でした。監視社会や集団で個人攻撃する怖さみたいなのを描こうとしているけれど、中途半端さだけが残ってしまった映画でした。
メイ・ホランド(エマ・ワトソン)は世界No.1のシェアを誇る超巨大SNS企業サークル社に採用され、新人の愛称「グッピー」と呼ばれ、張り切る。
。創業者のイーモン(トム・ハンクス)は社内発表会でSNS専用の超小型カメラ「シー・チェンジ」計画を発表する。街角や観光地に設置し、情報を得て、発信するのだ。
ある日、メイは一人で趣味の、カヤック乗りに夜漕ぎ出し、転覆してしまう。
すぐヘリコプターの救助が来て助かるが、それはサークル社のシー・チェンジのおかげだった。
イーモンと直接会話し、「シーチェンジの必要性を人々に示してくれた」という事でメイは
私生活を完全にさらす「透明化」カメラですべてをシェアするプロジェクトの主役になる。
メイにも一抹の不安はあったのだが、「秘密を持たず、知識や経験を独占しなければ、世界の飢餓を終わらせ、豊かな可能性を実現できます」とのイーモンの言葉に否定は出来なかったのだ。
起床から就寝までの発信でメイはたちまちフォロワー1000万超えしネットアイドルとなる。
しかし、両親は心に傷を負い、元カレのマーサー(エラー・コルトレーン)は、早めに違和感を持ち、ここの人たちは異常だよとメイから去ってゆく。
しかし、メイはますます壇上で輝き、SNSを活用した行方不明者を捜索するなどのシステム
「ソウルサーチ」を実演する事となる。
「ねえ、みんな~、逃亡してる犯罪者を探します!どう思う─?」拍手で湧く会場。
そして次には、会場は「マーサーを探せ!」「マーサ!」「マーサ!」と連呼する。
仕方なくマーサーの捜索を開始するメイ。人に追われ車で追跡され、ドローンで妨害されるマーサー。ついに車の運転を誤り、橋から車ごと落下してしまう。
3日間、悲しみで寝込んだメイだったが、
「飛行機事故で人が死ねば安全性は高められる。システムやツールは改善しなくては。
それは(友達を事故で失った)私しか出来ない。」と会社に復帰する。
そして、イーモンたちに、驚きの提案をする。
──あらすじだけで長文になってしまいました。超速の進歩を遂げるSNS問題、
私のようなアナログ人間で情報弱者にもわかりやすいストーリー展開で、
問題提起の意味もあり興味深い作品だと思う。
個々ではわかっていても、集団になって、名前のない人間になると、簡単に他人を追い詰めたり、
望んでいない事でも多勢に同調せざるを得なくなる、人間の心はまだまだ未知で弱いものだ。
システムに追いつこうとしてますます不安になる心。
企業に入ったら人の道にはずれた事だと思っても否とは言えなくなる。
トム・ハンクスが、いかにもスティーブン・ジョブス(しかも太めの)らしく、笑った。
立って拍手したくなりましたよ。
私が、恐ろしいと思ったのは、(事故であれ)マーサーを殺す設定にしている事だ。
何も殺さなくても良かったではないか。
早めにネット社会に異を唱え、みんなヘンだと言った男は抹殺、処刑されたのだ。
つまり、このネット礼賛社会・人間は情報で支配できる、というストーリーにおいて、彼は許されざる存在だったのた。
お・おう~、こわ。