無敵のモーターサイクルライダーの兄・ルーカスと天才メカニックの弟・ブライアンは、彼らのレースの勝利を祝うパーティーを楽しんでいた。些細な事からパーティーを抜け出した兄弟は、砂漠の真ん中で軍事研究室を見つけ、そこで秘密裏に行われていた政府による実験内容を知ってしまう。蟻とクモのＤＮＡが混在し、隕石によって変異したハイブリッドモンスターの攻撃にあった研究室で、好奇心から探検を進めるも、すぐに巨大蟻に襲われ、命からがら逃げきった兄弟。謎の男が残したメッセージビデオを発見し、巨大蟻がアルコールで繁殖することを知り、多量のアルコールで大騒ぎをしていたパーティーへ急ぎ戻るが、すでに仲間たちは皆巨大蟻の餌食となって・・・。
'超巨大蟻が人々に襲い掛かるモンスター・パニックアクション。
アサイラムチックなジャケ写ではありますが、ギャガ配給作品。
想像していたよりもCGの出来が良いこと、
ヒロイン役のヴァネッサ・グラッセ嬢が可愛いことが嬉しい誤算かと。
アホだけどモーターサイクルの優秀なライダーであるルーカスと
オタクで奥手だけど賢い整備士のブライアンの二人の友情関係、
理想のヒロインといえるリサとの恋愛模様が微笑ましい。
主人公の憧れであるダークヒーローの名前・”必殺マン”に脱力してしまいますが、
彼の熱意にルーカスもリサも付き合ってくれるという優しさが心地よく、
ゲームが元ネタということを踏まえればご都合主義の展開も気にならないかも。
蟻が巨大になると、蟻なのかなんなのか分からなくなることも新たな発見かも？
落下した隕石についていたエイリアンと蜘蛛のDNAを取り込み進化したアリ軍団との戦い。
。巨大アリのCGは中々に良いできでした。
ただ、アリというには口とかがプレデターっぽい感じでした。
蜘蛛の糸も出すのである意味無敵です。
しかし、あまりにもお兄さんがおバカで、もう少しリアリティのある人格に作りこんで欲しかったと思います。
放棄された研究施設を見つけ、大喜びで探検に乗り込んでいくくだりは観ていて不快感しかありませんでした。
しかも何故か研究所は電気が通っているし、アリはほとんどいないし、突っ込みどころ満載です。
野外パーティー会場を襲ったアリたちにたくさんの人が襲われますが、エンディングでは無かったことに（笑
B級でも、ストーリーや設定がもっとしっかりしていればもっと良いものになったと思います。
おススメはしません。