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遥かな昔、ドゥンアーク王国の辺境の村に住む10歳の少女・ディナは、母親から受け継いだ“恥あらわし”と呼ばれる、相手の目を見ることでその者が秘密にしておきたい心の奥にある恥、罪悪感、劣等感を暴くことができる不思議な能力を持っていた。その力は幼いディナには上手くコントロールすることが出来ず、村人からも敬遠される始末。ある日、ドゥンアークの領主らの殺人事件が起こり、ディナと母親が事件解決のために城へと招かれる。しかし、それは領主の後継者・ニコを陥れる恐ろしい陰謀だった。協力を拒んだ母は幽閉されてしまい、自身も囚われの身となるのをなんとか回避したディナは、真実を探るために今まで疎ましく思っていた自分の“力”を使うことを決心する。
冒頭の景色がいい雰囲気で何百年か前の時代にすっと入れます。主人公の少女も可愛い。
けど、ストーリーはそうでもないです。人の秘密を見破る能力を持つ母子が王位継承権にかかわる危ない秘密を検証する役目を負わされるわけですが、そのときの政治情勢を考えずに正直なことを言えば命をねらわれるのも無理はありません。裁判制度はないようなので、本来ならば司法の要を担う母子にはそれなりの地位が与えられないといけません。街角の占い師程度の境遇の者に国家の政局を左右するような仕事をさせるのはおかしいです。が、そういう設定のお話なので仕方がありません。で、すったもんだがはじまり、アクションシーンになり、少女の能力が全開となって事態は急展開しますが、そのあたりが地味です。少女の能力はどう見てもジェダイにはおよびません。
イマイチ溜飲が下がらないままエンディングに近づくのですが、観てる方はもうひと山あるのだとばかり思ってしまいます。で、ラストは、あれっ、これで終わり?! という感じでした。続編をつくる前提のラストなんでしょうけど、もうちょっとお客さんにサービスしろよ、って思いました。
デンマーク産の少年少女向けファンタジー。
シェイマー(恥あらわし)という人の心の秘密や邪悪な心を読み取る少女ディナの冒険物語です。
中世。領主争いで、実の父親・母親・子どもたちを殺したドラゴンは、義理の弟ニコに罪をなすり付けようと、「恥あらわし」の能力を持つ
ディナの母親を連れて行きます。
しかし母親はニコは無実だと言うのです。
協力を拒んだ母親はドラゴン(一角獣のような謎の怪獣・・・領主と同じ名前で紛らわしい)その怪獣に食べさせる刑で「公開処刑」しようとします。
この一角獣がもう少し活躍するといいのですが、予想外に、大人しくてちょっと拍子抜け(笑)
ただ主人公の女の子(題名ではウィッチとなってますね)
ディナはとても勇敢です。
少年向けですからちょっと物足りない点もありますが、中世ヨーロッパの寓話的世界観と衣服、家並み、景観など、コスチューム物の好きな方にはなかなか楽しめる内容です。
ご家族でどうぞ。
10歳の少女ディナは、母親から受け継いだ不思議な力を持っている。
それは、相手の目を見るだけで、その人の心の奥にある恥や罪悪感、劣等感を見抜いてしまうのだ。
だから、村の人々はディナのことを「魔女(ウィッチ)」とか「恥あかし」と呼んで、自分の心を覗かれるのを嫌い、目を合わさないようにしている。
ある日、領主とその妻と子供の3人が殺される。
容疑者は、後継者である領主の息子・ニコだった。
ニコに自白させるために、ディナの母親が“恥あかし”として呼ばれる。
しかし、「ニコに恥はない」と証言する。
次に呼ばれたのが、娘のディナ。
ディナが見ても、やはりニコの仕業ではないと言う。
実は、ニコを親子殺しに仕立て上げ自分が次の領主になろうとする、ニコと腹違いの兄・ドラカンの陰謀だったのだ。
幽閉された母を助け、ドラカンの陰謀を暴くためにディナは自分の力(目)を使うことを決心する。
城の地下には、ドラゴン―と言っても、竜のようなものではなく、図体のデカいだけの怪獣―がいるのだが、迫力不足。
それほど恐くない。
物語全体の雰囲気は中世の村や町の感じが出ていて、断崖絶壁に立つ家や、そのすぐ真下に広がる海の風景、ラストで見える峡谷の道も素晴らしかった。
ディナの美しい目の色、髪を短くして少年ぽくなってからのディナは、特に魅力的だった。
化学者の先生や、ディナに協力してくれる側近(?)の人、ソーレン・マリンて言うの?がカッコよかった。
続編も決まっているそうなので、もう少し作りこんでもらいたいな。