1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
あなたはもう、誰も信じられない―。エイリアンによる地球侵略は誰にも知られず進行していた!エイリアンたちの正体を判別できる特殊なサングラスを偶然手に入れた主人公は、レジスタンス運動に参加する事になるのだった。監督ジョン・カーペンターによる伝説のカルト映画が配信解禁!
と言う事で「ヒドゥン」をレビューしようと思ったら、ナント!DISCASに在庫が無い? あれっ我が家にはDVDが有るのに・・・。SF好き(含むアクション派)必見です、是非皆さんでリクエストを!。で、次に思いついたのが本作。固定客をガッチリ掴んで放さないJohn Carpenter監督作品。本作は設定としてはSFですが、根底に有るのは監督のテーマである体制批判。「OBEY」「BUY」って今なら衝動買いするTVやネット通販に通じるモノがあると思う。情報過多の現代で、我々消費者は正に企業から見て、見事に消費者を体現させ「られて」いる。物事を判断するスピードがハイテクによって格段に早くなる事で、自分そのものを奪われている様な気にもなるし、携帯電話によって24時間拘束される生活を我々は何の疑問も無く続けている。劇中で描かれてるエイリアンは、ホントは大企業そのものではないだろうか? そんなテーマが内在する一方で本作の主演は当時では珍しい(今ならTheRock?)現役プロレスラーのRoddy Piperなのだから監督って面白い。彼が演じる事で作品の質が「ゆるく」なり、別な意味で見る側を洗脳する事に成功している。そしてMeg Fosterが介在する事で、少し冷静にテーマを見つめる事が出来る様に工夫されている。しかしこの人の「目」は綺麗と言うか凄いなぁ、映画館で見た時の強烈な印象は今でも忘れない。お気楽SFに程よいアクション、そして「エッ」と言わせるラスト。私はお酒は飲みませんが何となく缶ビールが似合う映画だと思います。本作の設定をシリアスに描く事を拒否する監督の今後を見守りたい。
中盤で繰り広げられる殴り合いは、西部劇の傑作「赤い河」へのオマージュとか。やはり最後には正義が勝つ、んですね。
1988年製作なので雰囲気は80年代そのもの。アイデアが素晴らしいと言えよう。
放浪する主人公がある町で肉体労働の仕事に就く。
近くの教会で牧師や仲間が何やら不審な動きを。すると警察隊が教会を襲撃!
その廃虚となった教会で発見した「サングラス」を主人公が掛けてみたら何と!!!
看板が色んなメッセージに変換され、さらに頭が骸骨みたいな姿をした宇宙人が町を支配していた!
ほんで地球を支配されてたまるものかと 主人公が銃を持ち地下組織と共に妨害しようと奮闘する話。
サングラスを掛けたら「真の世界」が見えた、と言うアイデアが良い。
宇宙人の姿はメタル?骸骨であり、ジャケでネタバレしている。
「ジョン・カーペンター」って天才だなぁ。これをホラーにしてたら最高だったかも。
時はゆ~っくり流れ特にスリルは感じぬも、アイデア勝負の映画であり、そこそこオモロかった。
この映画の見どころは何て言っても「メガネをかける、かけない」をめぐって主人公と友人が本気の殴り合いを行うシーンでしょう。はっきり言って訳も無く長いシーンです。主人公のロディー・パイパーはプロレスラーということでプロレス技も炸裂します。とりあえず痛快なシーンです。・・・むやみに長いシーンのストーリー的な意味はないと思います。ただストーリの意味は無くてもこのシーンがあることでこの映画をカルトな人気作に押し上げている事実を考えるとやはり意味が(意義)があるんです。
今でもカルトな人気を誇る本作ですが久しぶりに観て何処に人気の秘密があるのかを考えてみました。話は単純、VFXもたいしたことは無い、心を揺さぶるような役者の演技があるかというとそうでは無い。では一体どこにその秘密が・・・。
話としては不遇な男が希望を失わず、友情を得て自己犠牲も省みずに戦う。これは少年漫画に良く使われるコンセプトではないですか。確か週刊少年ジャンプのキーワードは「友情・努力・勝利」でしたっけ。このキーワードはこの『ゼイリブ』にも綺麗に当てはまりますね。
この映画を難しく考えれば体制批判や行き過ぎた消費社会への警告などが見えるかもしれませんが、私自身としてはあまり難しく考えずこのチープ感の漂う痛快な作品をそれこそポップコーンでも食べながら楽しんでみて欲しいと思います。真剣に考えれば突っ込みどころは満載ですし、まさにB級ホラーSFの快作なのですから。