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伝説の殺し屋ジョン・ウィックによる壮絶な復讐劇から5日後―。彼のもとにイタリアン・マフィアのサンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。しかし平穏な隠居生活を望むジョンは彼の依頼を一蹴、サンティーノの怒りを買い、思い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を開始するが、命の危険を感じたサンティーノに7億円の懸賞金を懸けられ、全世界の殺し屋に命を狙われることになる。
──その壱から続く。「コンチネンタルホテルの悲劇」
ジアナを殺害したジョンは、貴重な文化財らしき長い石廊で、カシマンら追ってとドンパチ始める。取っ組み合ってるといつの間にか(都合良く)コンチネンタルホテルのフロアに。そこは裏社会の業界専門ホテルで、ホテル内でだけは一切の殺生がご法度だ。
二人は休戦して酒を飲み始める。
やがてジョンは再びサンティーノをねらいにゆくが、稀少で美しい彫像や美術品の前で血しぶき飛ばすって本当に心が痛い。(絵画にあてないでよ、ステキなんだから。)
(アナウンス)「新現代美術館の、魂の反映展へようこそ」
「光と鏡の作用により、空間認識と位置認識のもろさを体験していただけます。」
この鏡の間の場面は変化する色彩と構成が実に美しい。
(ガンガン撃ちまくって、破壊するのは腹が立つがそのガラスの破片すら、美しく芸術的に映そうという監督の映像美へのこだわりが伝わる。ここは50代と言え、キアヌ、美しくな、美しーく。
──さあ、ヤバクなったサンティーノはコンチネンタルホテルに逃げ込む。
ジョン、追ってくるがここは殺生ご法度だということを忘れちゃいまいな。
気配を察した支配人が、「何もするな、ウンコ。」じゃなかった「何もするなウィック。」
だが、気を許して優雅に食事しているサンティーノの喉元めがけて、一発の銃声が響く。
「終わらせた・・。」ジョン・ウィックこんなにモロ、オキテ破っちゃう??
「俺に近づく者は誰だって殺す」もはや狂犬と化したジョンウィック。
さあ、愛車も家もなく、業界永久追放。
こうなると自分でミニな組織でも立ち上げるしかないのでは。
ニッチな分野で生き残りを果たすべく、チャプター3に向けて、走って走って走りぬけろ、
ちょっとの活躍もなかった悲しいワンコと共に。
殺し屋ジョン・ウィックが100人くらい射殺する話。
殺し屋だけのルールがあって独特の世界観を持つのが面白い映画で、銃のソムリエや防弾スーツの仕立て屋に殺し屋世界だけで通じる金貨。とかマンガみたいな世界観が楽しくて、前作よりそれが強調されている2作目でした。
ただそのファンタジーさが強調されてしまっているため、リアリティとかも気にしてしまうというノイズが大きくなってしまっていると思いました。街中でバンバン殺しが起こっていて、一般人もいるのに巻き込まれることなく事件化することもない世界はどうなってるんだろう? と主人公が殺しまくっている中考えてしまってアクションの爽快感みたいなのも少なかったです。
肝心のアクションシーンも全部似たり寄ったりで緊迫感や緊張感はなく単調に過ぎていくだけでした。主人公が敵をひねって倒しているところを遠くからわらわらやってくる敵を射殺して地面に抑えつけた敵を射殺する。というのを何回見ればいいのか。銃を手に入れて「7発だけだ」と振りがあったのに、結局その意味なく100発くらい撃ってたりするので、あのくだりは一体何だったのかと考えてしまいました。
そして肝心の主人公の動機も前作にあった怒りは少なくなり、前にした誓約で仕方なく動いてるだけで、なんでホテル内で仕事はしてはいけないというルールを破ってまでカタキ役を殺そうとするのかがわからなかったです。
とはいえ、スーツをびしっと決めたキアヌ・リーブスはカッコいいし。【燃えよドラゴン】オマージュにも熱くなってしまう映画でした。
孤独でニヒル、スタイリッシュな究極のアクション。
キアヌ・リーブスがめちゃカッコイイ。
ジョンの孤独とキアヌが、重なるのが良い。
しばしの憩いを楽しんでいるジョンにイタリアン・マフィアの
サンティーノから姉殺しの依頼が来る。
断ると、いきなり想い出の家をバズーカで滅多クタに破壊される。
そしてジョン・ウィックは世界中の殺し屋から7億ドルの懸賞金を
かけられる狙われる運命に。
と兎にも角にもアクションがキレッキレ。
『ガン・フー』・・・銃さばきにカンフーをプラスした新アクション。
それがこの映画のアクションの代名詞だが、他に
『ナイ・フー』・・刃物つまりナイフ。
『カー・フー』・・前作でメチャメチャに壊されたスーパーカーを
完璧に復元するものの、『カー・フー』の凄まじさで、復元不能の状態。
アクションは日本の柔道技がガン・フーの合間にすごく挟まるのだ。
『背負い投げ』『巴投げ』『払腰』『肩車』
撃っては投げ、撃っては投げで小気味良い。
今回の作品は、ニューヨークからローマへ飛び、ロケーション・ムービーとしても美しく楽しめる。
ジョンの孤独と寂寥に胸詰まるけれど、チャプター3が早くも待たれる
映画だ。