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アラン・パーカー監督、ミッキー・ローク主演のスタイリッシュなオカルト・ミステリー。謎の人物からの依頼により、失踪した人気歌手の行方を追うブルックリンの私立探偵。だが、彼の行く先々では奇怪な殺人が続発、彼は、思いがけない真実にたどり着く・・・。
正直に言って、途中で全てを読めてしまいました。何故なら、他に同じシナリオの映画があるから。その映画は(題名は言えませんが)ラストまで全く予測不可だったので私の殿堂入り作品にしています。
しかし、その映画は1999年の制作、エンゼルハートは1987年の制作。もし観る順序が逆だったらエンゼルハートの方が殿堂入りしてたはず。出会いが遅かった・・・・・
いあ~ミッキーが若かった!可愛いと感じた。私のミッキーのイメージはワル!この後からワルの役柄に染まって行ったんですね~“逃亡者”とかも良かったな~
人気絶頂時のネコパンチでお馴染みのミッキー・ローク主演の伝説的サスペンス作品です。「セブン」や「羊たちの沈黙」よりも古い作品ですが内容は全く負けていません。最後にわかる驚愕の真実が明らかになった瞬間、僕は全身に鳥肌が立った事をよく覚えています。今見てもラストはとても怖いです。視覚から来る恐怖なのではなく、精神的な恐怖を感じるのです。さすがに今では鳥肌が立つという事はなくなりましたがラストシーンはいつ見ても良くできていると思わされます。お気に入りの一本です。
主人公ハリー・エンゼル(なんと綺麗なお名前(^^ゞ。何故エンゼルなのか、これにもわけがあるのです)をミッキー・ロークが演じ、調査を依頼するルイス・サイファー(この名にも意味があるのです)をロバート・デ・ニーロが演じています。一応共演となっていますが圧倒的にミッキー中心の作品となっています。女占い師マーガレットをシャーロット・ランプリングが演じていますが出番が少なく残念です。デ・ニーロは相変わらずの存在感を見せています。当時、ミッキーの人気も相まって大ヒットした記憶があります。人気だけかと思って見たのですがそうではなく、しっかりとした演技力のある俳優である事がわかり安心した記憶もあります(^^ゞ。その後ネコパンチで周りをしらけさせますが・・・(笑)。
ルイスにジョニーなる人物(有名歌手)を捜す依頼を受けたハリーは、彼が調査の為に何人もの人物と会い情報収集を行いますが、情報を聞き出そうとした人物が次々殺されていきます。どの殺人もハリーに嫌疑がかかるように殺されています。調べれば調べる程、謎が深まり、ハリーは窮地に陥っていきます。そんな中、ハリーには気になる事がありました。それは夢や幻覚の中で見る光景が一体何なのかわからない事なのです。しかし、彼がこの夢や幻想が一体何だったのかを知った時、とても恐ろしい驚愕の真実が浮かび上がってくるのです。その驚愕の真実にはブードゥー教や黒魔術などの怪しい影がうろつきます。それらの描写がオカルトチックでより恐怖感をかもし出しています。ジョニーを調べれば調べる程、真実に近づいている感じがし、緊張感も段々と増して行き、ラストへ繋がる一連の演出は素晴らしいの一言です。歴史に残るハードコアサスペンス作品だと思います。
私の様な新参レビュワーに多数のご声援いつもありがとうごさいます(選挙演説みたいですが(笑)。今月のランキングもナント!まだベスト10を維持してます、不勉強な文面ですが皆さんの参考になれば幸いです。今回は私の好きな作品を。
。本作が公開されて20年近く経ちますが「色褪せない」とは正にこの事で、オカルト・ミステリーの傑作だと思います。監督のAlan Parkerは今と正反対のジャンルと言える「小さな恋のメロディ」の脚本で注目され、「ミッドナイト・エクスプレス」の成功で一流の仲間入り。しかし代表作と言えば本作でしょうね。日本で配給した東宝東和の例によってハッタリ抜群の宣伝効果で予想以上のヒットを記録したが、貢献者の筆頭はMickey Rourkeで間違いない。今や猫パンチしか記憶に無い方も多いだろうが、当時の彼の人気は凄かった。私的に言えば彼はもっと「まじめに」演技の勉強をしてれば相当な役者になったと思う。決してルックスだけの男だとは思わない。その証拠に共演者を厳しく選ぶ事で有名なRobert De Niroが共演してる。本作で体重を増やすデニーロアプローチを試みて戻らなくなった話はご愛嬌、最近活動を再開してるので、頑張ってほしい。本作はミステリーと言っても結末を詮索する作品では無く、50年代のN.Yやニューオリンズの雰囲気を味わいながら軽く謎解きを楽しむ。そこに他の作品に無いダークな味付けが本作の見所。公開当時は「オチ」に話が集中したが、本作の意図はそこには無い。De Niroが卵を食べるシーンとか、Rourkeがタバコに火を点ける仕草とか映像の一点一点の描き方がスタイリッシュさ漂うオカルトなんて、そう多くは無い。Charlotte Ramplingの演技も絶妙だ。原作は平均程度のミステリーだったが探偵モノに転換させた事で最後までサスペンス度が持続する演出は、今見ても面白い。本作を見ると「ホラー」と「オカルト」の違いがお分かり頂けると思う。最後に書かずにはいられない音楽監督Trevor Jonesの映像美に負けてない素晴らしいスコアの数々!。最近のハリウッド映画には「テーマ曲」が無くタイアップ曲が横行してるが、本作はサントラで聞いてもイケルと思う。
本作を見て家のテレビを買い換えたくなる。SFやアクション映画でない本作だが、その気にさせる「空気感」を体験して欲しい。