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晋との戦いのさなか、燕では敬安王府が襲撃され一夜にして滅亡する。聡明であり稀代の女軍師でもあった侍女の白娉テイは、敬安王府の王子である何侠と共に逃げるが、途中で別れ別れになる。矢にやられ倒れていた白娉テイは、晋の将軍・楚北捷に助けられる。一目見て、白娉テイが20年前に一度だけ出会い、忘れられなかった想い人だったことに気付く楚北捷。次第に二人は愛し合うように。敵国同士の禁断の恋。二人の行く手には数々の苦難が待ち受けていた・・・
蒲坂城壁で晋と燕の軍勢が対峙する。楚北捷(そほくしょう)が率いる10万の晋軍に対して敬安皇子・何侠(かきょう)が率いる燕軍はわずか8千。それでも何侠は軍師としての才をもつ侍女・白娉テイ(はくへいてい)の策によって戦いに勝利する。だが、この戦いの裏にはある陰謀があった。燕の皇帝・慕容粛(ぼようしゅく)にいわれなき謀反の罪を着せられた何侠は白娉テイとともに逃亡して・・・。
五老峰で楚北捷(そほくしょう)は敬安王・何勝(かしょう)と対決、敗北した何勝は自ら命を絶つ。そして、父の死を知った何侠(かきょう)は楚北捷への復讐を誓う。一方、深手を負った白娉テイ(はくへいてい)は偶然通りかかった楚北捷に命を救われるが、身元を明かさず姿を消す。それでも白娉テイが敬安王家の軍師と気づいた楚北捷。彼は白娉テイに初恋の少女の面影を見出していた・・・。
楚北捷(そほくしょう)と豪商である花家の令嬢との縁談が持ち上がる。楚北捷が令嬢の弾く琴の音に惹かれて会いに行くと、そこには白娉テイ(はくへいてい)の姿があった。そこで、自分の命も顧みず何侠(かきょう)を助けようとする白娉テイの覚悟を知った楚北捷は、彼女の気持ちを汲んで一度だけ何侠を見逃す。そして、敵でありながら白娉テイを自分の妻として迎えることに・・・。
婚儀の最中、楚北捷(そほくしょう)と白娉テイ(はくへいてい)はともに毒に当たって倒れるが、治療を受けて事なきを得る。それが白娉テイの計略だと悟った楚北捷は、自分を今すぐ殺すよう迫るが、彼女は応じなかった。そして翌朝、楚北捷は白娉テイの真の目的を知ることに。彼女は自分の命と引き換えに、民を苦しめる晋と燕の戦を止めようとしていたのだった・・・。
晋の皇帝・司馬弘(しばこう)から死罪を言い渡された白娉テイ(はくへいてい)。翌朝、彼女を助けようと楚北捷(そほくしょう)は刑場まで馬を走らせるが、彼女はすでに斬首されたと聞かされる。しかし、司馬弘は15の銅山と引き換えにひそかに白娉テイを慕容粛(ぼようしゅく)に引き渡していたのだった。それを知った楚北捷が白娉テイの行方を追うと、彼女を救い出すため何侠(かきょう)も姿を現して・・・。
楚北捷(そほくしょう)を刺してしまった白娉テイ(はくへいてい)は一晩中彼を介抱し、翌朝黙って彼の元を去る。その後、彼女は晋に捕らえられた冬灼(とうしゃく)を救うため一人で宮中へ。だが、それは彼女をおびき出す罠だった。すると、そこに楚北捷が現れ、自ら盾となり白娉テイと冬灼を逃す。そこでいったんは逃亡した白娉テイだったが、楚北捷を見殺しにはできず・・・。
楚北捷(そほくしょう)を救うため司馬弘(しばこう)と取引した白娉テイ(はくへいてい)。彼女は頭の中にある兵書を書き出すことになるが、その監視役となった張(ちょう)貴妃から鞭で痛めつけられる。それを止めに入った楚北捷は白娉テイを自分の屋敷へ強引に連れ帰ったのだった。一方その頃、何侠(かきょう)は白蘭の耀天(ようてん)皇女が人質となっていた涼から帰国するのを知ってある考えを巡らし・・・。
白娉テイ(はくへいてい)が屋敷から逃げたことに気づいた楚北捷(そほくしょう)は、すぐに彼女の後を追いかける。だが、気づくと何侠(かきょう)の兵に包囲されてしまっていた。そこで初めて自分がおびき出されたことに気づいた楚北捷。彼は5年間は燕を攻めないでほしいという白娉テイの願いを聞き入れる。そこで白娉テイは楚北捷の身を守るため何侠の元へと戻っていくが・・・。
楚北捷(そほくしょう)は燕の15の銅山を制圧すると、5年の停戦について慕容粛(ぼようしゅく)の同意を取り付ける。一方、耀天(ようてん)皇女の訪問を受けた司馬弘(しばこう)は、白蘭との交易を条件に涼を討つ約束をする。その頃、楚北捷への復讐の機会をうかがう何侠(かきょう)は、白娉テイ(はくへいてい)の心がすでに楚北捷にあると気づいていた。そこで白娉テイは彼に自分の正直な心の内を打ち明けて・・・。
司馬弘(しばこう)は楚北捷(そほくしょう)に涼への出兵を命じ、凱旋したら王妃にふさわしい娘と縁組させると告げる。それを耳にした張(ちょう)貴妃は楚北捷に愛を告白し、謀反すらいとわないと訴える。だが、楚北捷はきっぱりと拒絶し、涼にいる白娉テイ(はくへいてい)の命が狙われていると知ると急いで出兵する。その頃、白娉テイは楚北捷の命で殺しに来たという刺客に襲われて・・・。
骨肉相食む魏晋南北朝時代を彷彿とさせる普・燕・白蘭・涼の4国間の争いを背景にしたフィクションです。
鐘漢良は43歳とは思えない若見え、武侠物の香港映画に多く出演してきた経験が生かされた確実な演技を見せています。それに引き換え、アンジェラ・ベイビーは「女版諸葛孔明」という設定に無理があり、演技もまだ未熟ですが、趙美人なので大変得をしていますね。
阮籍の「詠懐詩」など古典の詩が肝心な箇所で使用され趣が感じられます。歌もいい曲がふんだんに使用されており、鐘漢良が「一枝孤芳」、霍尊がテーマソング「孤芳不自賞」を歌い(歌は霍尊が格段にうまい。)楽しませてくれます。