1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
自主映画を作っている冴えない映画青年・しまだやすゆき(中村優一)。何をやっても失敗ばかりの彼は、ある美少女・彩乃(奥田佳弥子)と出会い、ビデオカメラのファインダー越しに一目ぼれしてしまう。自分の映画へ出演して貰うべく、勇気を振り絞って彼女に声をかけようとするが、突如起きた事件に巻き込まれ、何も成し遂げないまま人生の終わりを迎えようとしていたが、襲い掛かってきた敵がかぶっていた鉄製マスクを偶然にもかぶってしまうと、なぜか全身にパワーが漲った。そのマスクは”スレイブヘッド”と呼ばれ、闇取引されていたマシーンだった。特殊なビデオカメラが装着されており、敵の顔を5秒間スキャニング出来たら消去できるのだという。こうして”スレイブメン”となって敵を倒すことに成功したしまだを待ち受けていたのは、現実の設定が変化した異空間だった。しまだは彩乃に忍び寄る敵たちを倒すべく、挑み続ける。果たして、しまだの恋は成就するのか!?敵をすべて消去することが出来るのか!?
ん~、どうだろう?
これをヒーローアクションと呼んでいいのか?
オープニング映像で騙されてはいけません。
偶然与えられた特殊能力を、世の為人の為正義のためになど使わず
ひたすら私利私欲のためあがき続ける主人公は、
ちょっと前に観たイタリア映画の主人公を思い出してしまうけど、
ちょっとレベルが低すぎて、いつまで続くのか?って思ってしまった。
そもそも、世界を征服できるからって、40億ふっかけたスレイブヘッドの機能が
5秒間スキャンした相手の運命を変えることって、、、、
これで、どうやって世界を征服できるのやらやら。
(ヘッドのナビゲータの声がめっちゃ可愛くて、容赦ないので飽きないけどね。)
井口監督の、かつてのぶっ飛びゲログロスプラッタで笑わせるシーンもないし、
いまひとつ、セールスポイントのないお話でした。
うだつのあがらない青年が気になる女の子の運命を変えようとスレイブメンとして頑張る話。
。ひょんなことからマスクを拾ってそれをかぶったら5秒スキャンできたら相手を消し去って自分の運命も変えることができるという設定がなかなか面白くて、その説明の序盤から中盤が面白かったです。1つ戦いが終わるたびに立場が変化して世界が変わっていくというSF的な楽しさがありました。それにしっかりとした特撮ヒーローもののアクションシーンも行われるので飽きずに見ることができました。ところどころの井口昇作品らしいギャグも笑えました。
ただ中盤からヒロインのことが判明してから主人公がその運命から救ってやる! という流れになってからは井口ワールドなドタバタヒーローものではなく1人の少女の純愛ものに急に方向転換するので戸惑ってしまう後半でした。
その意外性が面白いのかもしれないですが、井口監督作品を期待して見ていると肩透かしをくらってしまって、いつもとは一味違った面白さとし見てもラストのヒロインを救うくだりが急展開すぎて今までの流れとほとんど関係なくなってしまうので面白さがあまり感じられなかった映画でした。