アナーキー：無法集団

主人公のモノローグで始まるこの手の作品と言えば、『ゾンビランド』『スーパー！』や『キックアス』なんかを思い出す。そうした作品の常で、本作品もちょっとナナメ上の展開をみせる。

モテない男の子が、惚れたバーの女を振り向かせるために、或る男を雇う。彼女を襲わせ、自分が助けてヒーローになろうとしたのだ。けれど、彼が立てたヤラセの誘拐計画は、思いも寄らぬ展開を見せて行く。
……というお話し。

惚れた女のために、どこまで出来るか考えてみた。(笑)

うーん、夕食をご馳走するくらいは出来るな。和食でもフレンチでもイタリアンでもＯＫ。寿司や鰻もいいなぁ。伊豆○なら最高だな。（白焼きがウマイよねぇ）

「温泉に連れてって♥」と、おねだりされたら、喜んで連れてっちゃう。あ、でも、家族連れが泊まる温泉宿やホテルは願い下げ。露天風呂の付いた離れで山海の珍味佳肴を味わいたい。ああ、でも、それなら一人の方がいいな。静かな時間を独り占め。うーん、やっぱり、温泉旅行はダメだ、ダメ。（ひなびた温泉宿で、一人旅の妙齢の女性とのロマンスの方がステキだ）

その代わり、アクティビティ満載のリゾートホテルなら連れて行ってもいいかな。適当に遊ばせておいて、私は部屋のテラスで波音に身をゆだねて午睡を楽しむ。(♪)

そうそう、バラの花束やバッグやネックレスならプレゼントしよう。香水や高級チョコも奮発する。でも、指輪はダメ。人生の墓場に直行、三途の川で冥土の渡し賃を払うようなものだ。

映画にも演劇にもライブにも連れて行く。水族館だってスポーツ観戦だって何でも付き合う。テニスやゴルフ、ピンポンもやろう。ホノルルマラソンだって一緒に走ってあげる。夜のスポーツだって頑張っちゃう。（言われなくても頑張っちゃう）

でも、人を殺すことは出来ないなぁ。どんなに惚れていたってそれだけはムリ。

まぁ、そんなわけで、あまりリアリティがないかなぁ。（オマエの妄想の方がリアリティないぞ）

悪い作品ではないから、ちょっとだけオススメってことにしておきましょう。


……う、何のレビューにもなっていないな。(笑)

あっと驚かせるところはある。
発想は面白いけど映画的にはグダグダ。
暇つぶしていどにどうぞ。