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人の姿をしながら、人を喰らう怪人・喰種(グール)が潜む東京。平凡な大学生・カネキはある日事件にあい、喰種のリゼの臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。苦悩するカネキは、喰種が集まる喫茶店「あんていく」で働き始め、そこで女子高生トーカたちと出会い、喰種にも守るべき家族や友人がいることを知る。一方、喰種を駆逐すべく、人間側の捜査官・亜門、真戸が現れ、熾烈な戦いに巻き込まれていく。人の命を奪い、喰い、生き永らえる喰種の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、あるべき世界の姿を模索する青年の未来は―
ジャケット写真の世界観はピカイチですね。オシャレ!!
石田スイの同名コミックの実写化。
2200万部も売れるのなら、絵も世界観も凄いんだろうな。
喰種がクインチを広げて戦うシーンは、CG、VFXというより、
仮面ライダー的「特撮」って感じで手作り感があって綺麗。
リゼ(蒼井優)の臓器を移植されて半喰種になったカネキ(窪田正孝)の苦悩・・・自分は人間を喰べていいのか?殺していいのか?
この苦悩がメインテーマなのだが、窪田正孝はかなり上手く苦悩を表現している。
対して喰種に徹してるトーカ(清水富美加)は悩みなど吹っ切って喰種にナリキリ、とても力強くカッコイイ。
だから出家が本当に残念です。
あと個人的には大泉洋の白髪のせいで、大泉洋に似た人としか認識されず、勿体ない。
喰種の変身(大輪の化け花とか、蝶々の羽、トグロを巻く尻尾などの体系)
などが、ハリウッド映画にない日本の特撮として面白かった。
まあ、アクションとしては及第点。映画としては、続編の出来しだい。
続編が出来ればの話だが。
あらすじ
太古から人間を食べる喰種(グール)がいる現代。カネキ(窪田)は平凡な大学生だったが、ある日グールに遭遇する。
目が覚めたら、妙な飢餓感を感じる。普通の食べ物も喉を通らない。
なんと、カネキはグールの臓器を移植されたことで半グールとなっていたのだ・・・。
半クールじゃないよ。ドラマじゃない!これは映画だ!!
設定は面白い。原作は漫画という媒体だから、時間をかけてストーリーを進められてさぞかし面白いだろう。
しかし、この映画は内容をすっ飛ばしすぎだ。
グールとなったカネキの苦悩が描かれてない。臓器元の葵井優の設定も途中から忘れられてる。あれは一番重要な設定だろ。
かのように、主人公に感情移入できない。
グールが全世界にいるかのように冒頭で語られるが、映画ではめっちゃ狭い世界。裏庭か。
まあ、たぶん続編を作るために映画を手っ取り早く作りたかったのだろう。
しかし、問題がある。清水富美加だ。
この問題をどう処理するか。あと、どう面白く続編を作れるか、だ。
ちなみに清水富美加は相当いい演技だった。できるなら続編にも出てほしい。
☆は次回頑張りましょうの、3.5つ。
人しか食べられないグールになってしまった主人公とグールを駆逐しようとする組織の戦いの話。
。邦画の漫画実写映画化の作品にしてはという言い訳をたてれば普通に120分楽しめたアクション映画だったと思います。
人間を食べる種族になってしまった主人公が怪物側と人間側の両方にたって悩むというのは映画として一定の面白さが保障されている設定で、どっちの主張も理解できるうえに悩むというのも描けていたと思いました。ただそれでいて結局明快な答えを出すことなくうやむやで終わってしまうのがよくあるパターンですが、この作品も結局どうしたいのかがわからないまま終わってしまって残念でした。
主人公が片思いしていた女性とデートしたらその女性がグールで襲われたところを上から工事現場からの落下物で命が助かりますが、誰かが助けてくれたのかと思ったら本当に偶然の事故だったのが驚きだったり、主人公に臓器移植した先生が意味ありげに出てきたのにそれだけだったり、主人公が働くグールの駆け込み寺的な喫茶店で何人かグールが紹介されるけど、その人たちもそのまま流れていったり。グールを追いかける捜査官たちが使う武器もグールっぽい触手を出してきて、あれは一体何の武器なんだと戸惑ったり。ちょっとわからない設定が多々あって乗り切れない映画でした。しかも後半の戦いはほとんど説明がないまま戦い始めるのでノイズが大きくて、かつアクションシーンとしてもまったりしていて迫力がなくどんどんと退屈に感じてしまいました。物語のキーとなる親子の母親が殺されそうになるときに「それだけは」といっていたのとか一体なんだったんだろう。
グールと人間が争うことへの疑問みたいなものは投げかけていますが、それは重々承知の上でその先の答えを見せてほしい映画でした。