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西アフリカの内戦地帯。世界中の貧困国に医療援助の資金を提供する組織に属するレン・ピーターソン(シャーリーズ・セロン)は、救援医師のミゲル・レオン(ハビエル・バルデム)と出会う。自らの危険を顧みず、軍事的な暴動の被害者となった患者を助けようとするミゲルの姿に感銘を受けたレンは、彼に惹かれ、2人は過酷な状況下で互いを支え合っていた。しかし、ミゲルのある裏切りが、2人の関係を切り裂き・・・。
シャーリズ・セロンとハピエル・バルデムのフェロモン・ムンムンの
ふたりがゴージャスで気に入りました。
内容は「アフリカ内戦の難民キャンプで働く医師のバルデム」と、
「支援組織の創始者の娘シャーリズ・セロンの戦時下の恋」です。
残念なのは内容がタイムリーで無い事でしょうか?
今、現在の世界情勢で一番問題なのはシリアとパレスチナの難民でしょうから・・・。
アフリカの内戦の難民キャンプの問題はやや忘れられてるので、
古臭く感じてしまいます。
セレブカップルに取って付けたような「紛争の味付け」
キャンプでの治療風景があまりにグロテスクなのも、引きました(すみません)
バルデムは本当にセクシー。
セロン姐さんも今回はやや気弱なお金持ちのお嬢さんです。
それから一番引いたのは、ラストのセロンの演説シーンですね。
露出の大きいカクテルドレスで、なんか内容に相応しく無くて、いかにもハリウッドセレブの「チャリティーイベント」みたいでした。
このあたり反感を買うでしょうね。
紛争をエンタメにしてはまずいですね。
普通の大人のラブロマンスで十分だったのにね。
セロンとバルデムの色気は最高でした。
賽の河原では
親より先に亡くなった子供たちが
その「親より先に死ぬ」という親不孝のために
石を高く積み上げなければなりません。
が、高く積みあがると
どこからか鬼が現れて
その石を崩してしまいます。
子供たちはまた、石を積み上げ
積み上げると鬼が崩し
終わることのない
無駄な努力が続くのです。
この作品を観て
国境なき医師団のその行為・行動に
賽の河原の子供たちが重なりました。
助けては死に
助けては死に
お金と時間と技術を使い
一体何をしているのだろう・・・と
その虚しさで心と体が重くなります。
人が人として生きるための教育が施されなく
教養がない人間は
あの残虐行為に躊躇しない心を育ててしまうのですね。
考え方の違い
感じ方の違い
終盤に主人公らが遭遇する事態では
殺意すら覚える胸糞悪さでした。
この物語に
バルデムとセロンの恋愛が絡んでくるのですが
いつのまにかそっちがメインとなり
内戦地域での救命活動がおかずになっていくような印象で
バランスがイマイチだなと思いました。
煌びやかな空間でドレスを纏い
演説するセロン
監督ショーン・ペンの
皮肉めいたメッセージが聞こえた気がします。
ショーン・ペンが監督を務め、アフリカ内戦地帯の現実を描いたドラマ。
今さらセロンのロマンスなど見たくはない。内戦の悲惨さや難民キャンプの秒を争う
緊張感の中で、救援医師ミゲル(ハビエル・バルデム)と、いい仲になるセロン。
ミゲルもいい医者ではあるのだが、元カノの登場でただのヤリチンと判明。
重症患者が待機しているのにケンカしてる場合じゃないと思うけど。
目の前に患者がいるのに「ここから撤退する」とか言い出すセロン。
医療援助の資金を提供する組織にいるというセロンだが、看護婦に指示したり手術に
参加してる所を見るとそれなりの資格はある立場のようだ。
医者の苦悩というよりも、何の覚悟も出来ていない美人スタッフがただ、ダダをこねてるように見える。現地のスタッフが言う。「来てくれて感謝してる。だが、いつ帰っても良い」。
死体の山や、狂気じみた黒人の襲来など目を覆いたくなる現地の混乱。
迷惑かけただけのセロンの行動の辻褄を合わせるように、コンサートホールで世界の金持ちの前で資金援助のスピーチをし、拍手喝采を浴びる着飾ったセロン。虚しい。
ジャン・レノも医師団として出演。もっと出番が欲しかった。