いかレスラー

これ、当然だけど、えびボクサーから発展しているんですよね？
えびボクサーもけっこうヒューマンドラマだったからこっちは一体どうなんだろうと
思ってたら、結構、真面目な作品でした。
皆のプロレスに対する思いは熱いものがあってよく考えてみると悪者がでてない
んですね、この作品。それがいいです。
元々、B級（もしくはC級！？）としてつくられているわけなんだから一部出演者
の演技の下手さ（プロ級）とか、わざとらしさは確信犯だろうし、この手の作品に
突込みをいれるのは無粋というものだ。ただ、真面目なシーンでもイカ、イカと言
われちゃうと、見てるほうは笑っちゃうけどね。

修行してイカに昇華するんだけど、なんでイカ！？って疑問はついてまわるわけ
だけど、最後はリングにあがって。。。。
エンディングもなかなかよいです。是非、見てください。
ちなみにこの監督、翌年には「コアラ課長」ってつくってるんですね。
こっちも見なきゃ。たまにはこういう映画もよいなぁ。

新日の西村修を知っているかどうかでこの映画の評価が変わるだろう。まぁくだらない映画ですが、そんなこと観る前からわかりきったことだし、自分の場合はこんなくだらない映画を観るのが好きなんですよね。ネタとして観てあげてやってください。

ラストを除けば意外といけます。ちょこちょこっと映画のパロディなんか盛り込まれてます。気付いたのは「用心棒」「えびボクサー」「ロッキー」。他にもあったのかも。
たこレスラーからしゃこボクサーのくだりがけっこう盛り上がります。
でもなー。終わり方がなー。たとえギャグ映画でも、ラストって大事だと思うんですけどね。