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アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に襲われ拉致されてしまう。胸に深い傷を負い捕虜となった彼は、組織のために最強兵器の開発を強制される。トニーは装着することで、圧倒的な破壊力とパワーを発揮できる戦闘用パワードスーツを敵の目を盗み開発。敵地からの脱出に成功するが、奇跡的に生還したトニーは、ある事実を知り愕然とする・・・。自らが社長を務める会社が開発した兵器がテロ組織に使用されていたのだ。トニーはその償いをすべく、テロ撲滅に命を捧げることを決断。最先端の技術を駆使し、新たなパワードスーツの開発に着手する。
スピーディーな展開で、話も分かりやすく、ラストまで息つく暇も無く楽しく鑑賞できます。キッチリとまとまっていて面白いのですが、ちょっと微妙に引っかかるものがありました。
自分の中でその引っ掛かりが何かと探ってみると、どうやら「すぐに忘れてしまいそうな映画」ということに行き着きました。他のヒーロー物とヒーローの姿が変わるだけであまり違いを見出せません。『インクレディブル・ハルク』あたりならお互いを入れ替えても全く話は成立します。というよりもほとんど話の流れは同一です。これだったら何本でも映画が作れそうです。
『ダーク・ナイト』あたりでアメコミヒーロー物も悪くないなと思い始めたのですが、最近のものはやはりアメコミヒーロー物はどこまでいってもアメコミヒーローで話の枝葉末節が違って姿形が変わってもどれも似たり寄ったり。それなりに見ている最中は面白いとは思うものの大して目新しさも感じません。VFXの技術が進歩していることが見どころでしょうか。
これからのアメコミヒーロー物はどうやって他のシリーズと差別化を図るが重要であるように思います。
そういえば『ウォッチメン』劇場でを見逃しました。私のこんな思いを吹き飛ばしてくれるのでしょうか。
兵器会社のCEOが自ら開発したパワードスーツで空を飛び、悪を倒すその痛快さに多くの観客が拍手を送り08年全米2位の興収だったようですが、スリリングでありながら、最後は善が勝つというアメコミらしい作品です。
自らが作った兵器によって、殺されそうになったトニー、そして自らが作った兵器がテロに使われていることを知り衝撃を受ける。
敵への復讐心がめばえ、テロとの戦いに挑むのではなく、兵器製造の中止を宣言するところが面白いですよね。
自国の民間人が殺されていく現実を見て、兵器を破壊してしまおうと決意する何とも動機がシンプルです。
ダークナイトの主人公はバットマンであることを公開せずに思い悩んでいたのに対して、アイアンマンはまさに明るいヒーローです。
まぁ、単純さがアイアンマンの魅力だとは思いますが、あまりにも直線的すぎて乗り切れないところもありますが、スーツを着こなす過程や、初めて空を飛ぶシーンなどコメディセンスも豊富で単純に楽しめば良いのではないでしょうか?
続編もあるようですが、アイアンマン自身が武器になる可能性があると思うのですが、これが今後どう展開していくのか楽しみです。
「ハンコック」
「インクレディブル・ハルク」
ときたヒーローもののラストを飾るのは「アイアンマン」
ラストに相応しく個人的には一番面白かったです。
これはDVD購入決定ですね。
他のアメコミヒーローとは違い、わかりやすいのが魅力でしょうか。
心の闇、苦悩、葛藤するというダークな面があまりありません。
何故、アイアンマンに変身することになったのか?その辺の事情や思いも実に明快で納得できるし、どちらかと言えば大金持ちだということを除いて、他のヒーローよりボクらに近い感覚の人間ってのも親近感が湧きます。過ちをみつめ、反省し、未来に役立てる。
決して後ろ向きにはならない。
そしてなんといってもトニー・スタークという人物が実に魅力的。頭脳明晰で、ジョークが好きで、プレイボーイで愛国心たっぷり。
それを演じるロバート・ダウニーJRも、まさにビタンコなセレクト。
演技力は申し分ないので安心して、さらに楽しく観ることができます。
カッコイイです。
ストーリー的には制作サイドに最初から勝算があったのでしょうか・・・序章的な作りになってます。
アイアンマンが誕生するまでが丁寧に描かれています。
大ヒット→パート2を確信した作りに感じました。
これは続きが楽しみですね。
パート2は2010年4月公開。
しかも今度の悪役がミッキー・ローク(ほぼ確定)!
これはファンであるボクの心を容赦なく刺激します。
アイアンマンスーツを装着するシーンは興奮度大!
調合金ロボットでさんざん遊んだ世代には堪らない場面です。
思わず「装着!」って叫びたくなるような変身ですね。
ボクは戦隊もので最後に敵が巨大化して対抗するためにロボ登場ってのがどうも苦手だったんです。ロボはいいんですが、大きくなるってのがダメで・・・だから今回のアイアンマンは凄くステキです。
ロボな外見で人間サイズ。
これを待ってました。
そしてアイアンマンの内部の映像。
マスクの内側に映し出される様々な情報。
それが様々な光となってトニーの顔面を照らしますが、その光の加減やシーンそのものが「2001年宇宙の旅」を思いおこさずにはいられません。意識したのかな?
敵との対決シーン、飛行シーンも迫力満点。
エンドロールが流れてもDVDは止めないで下さい。
最後におまけの映像かつ重要なシーンが残っていますので。
久々のグウィネスはキレイでした。