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大ヒットドラマ「ケイゾク」のスタッフ、演出・堤幸彦らが11年の時を経て集結。戸田恵梨香と加瀬亮をW主演に迎え、常識では計り知れない特殊能力「SPEC」を持った犯罪者に立ち向かう若き刑事たちを描く。IQ201のオタク女刑事・当麻紗綾(戸田恵梨香)と、ある事件をきっかけに出世街道を外された刑事・瀬文焚流(加瀬亮)。クセのあるこのコンビが、時に協力し合いながらトラップを仕掛け、犯人と息詰まるような攻防を繰り広げていく。よりスタイリッシュでこれまでにない刑事ドラマが今、降臨!
SPEC、仕様というのでしょうか、いろんな能力をもった人間達と彼らに対峙する人間達(人間ではないのかもしれないが(笑))
との戦いという構図のなか、最後まで飽きさせないどんでん返しとさらなるどんでん返しが面白かった。
セリフ、演出、ギミックがあちこちにちりばめられていて細部まで凝ってる。
ごりさんもいぶし銀だが、全盛期の風間杜夫のような血管浮きだたせた加瀬の演技が、
この不可思議なドラマ設定にくさびを打ち込むようで小気味よい。
10話ある最初のほうは横軸的な展開で、後半からは縦軸中心でガンガン核心にせまっていき引き込まれた。
不特定多数いる公安の津田はマトリックスのエージェントスミス(笑)
その他役者陣もカルト的な雰囲気があり良い。
「HEROS」であったり、「マトリックス」であったり、あるいは筒井康隆的SFであったり、
「トリック」のおどろおどろしい中のなんやそれ!的ギャグであったりと(笑)
いろんな物語のブレンドという感じ。
良くできてます。
中谷美紀主演の刑事ドラマ”ケイゾク”の、
続編として、その10数年後を舞台に、描かれる。
ただ、基本、普通の事件ではなく、
スペック(SPEC)と呼ばれる、超能力者が起こした事件の、
解決に奔走する物語。
主演は、戸田恵梨香。
どちらかというと、馬鹿っぽい女の役が多い彼女だが、
本作は、京大出身という才女の役。
ただ、その能力は、頭がいいが、
性格とかは、だらしない、ぶっとんだ役柄。
で、本作だが、、、
実は、話は、さほど、面白くない。
もともと、超能力に特化した話は、好きではないし、
あったとしても、本作のように、それが中心に据えられると、
正直、ラノベとある意味、変わらず、
事件解決も、なんでもありである。
もちろん、たとえば、時間を止める能力のある、
人を逮捕するには?
みたいな、思考実験としての面白さはなくはない点、
それと、
ケイゾクと同様の演出がなされていて、
あと、CGの多用とか、演出過多なところがあり、
ま、それで、なんとか見れる作品にはなってるかなと思う。
特殊な事件を扱う未詳事件特別対策係の当麻紗綾(戸田恵梨香)と瀬文焚流(加瀬亮)。問題児だが実力はハンパないこの2人が、特殊能力SPECを持つ犯罪者に立ち向かう。
千里眼の力があるという死刑囚について神父の大島(佐野史郎)がミショウへ相談に来た。この話に興味津々の当麻(戸田恵梨香)は10年前のある未解決事件の再捜査を行う。
林実という名前の人物ばかりが何者かに憑依され騒動を起こす事件が多発。ついには林実による殺人事件が起き、当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)は捜査にあたるが・・・。
1年前に自殺した娘から「助けて」とメールが届いた母親が“未詳”に相談に来た。当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)は娘が参加していた自殺サークルを調べ始める。
ここ1ヶ月の間に公安の刑事5人が次々と病死するという不可解な事態を調べる事になった当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)。早速、捜査を開始すると・・・。
里中(大森南朋)が命をかけて遺した公安部の機密資料を入手した当麻(戸田恵梨香)と瀬文(加瀬亮)。そこには、公安から盗んだスペックホルダーのリストが・・・。
病を治す能力を持つ男を探しだす為、冷泉(田中哲司)の居場所を突き止めようとする瀬文(加瀬亮)。その矢先、人の心を読み取るサトリ(真野恵里菜)が現れ・・・。
当麻(戸田恵梨香)はついにニノマエ(神木隆之介)の居場所を突き止める。そのころ瀬文(加瀬亮)は、病を治すヒーラーに辿り着くが、とんでもない条件を出されてしまう。
当麻(戸田恵梨香)が警視庁公安部公安零課の存在を突き止めた事で、未詳の取り潰しが決定する。その頃、姿をくらました瀬文(加瀬亮)はある男に取引を持ちかけられる。
瀬文(加瀬亮)はニノマエ(神木隆之介)に戦いを挑み、絶体絶命のピンチに陥る。そこへ当麻(戸田恵梨香)が現れ、命を懸けた作戦でニノマエを追い詰めるが・・・。
アメリカドラマのネタになりそうな設定だ。
日本でこの手のネタを正面からつくって面白くできるのかってことに
非常に興味が沸く。
SIT出身の特殊能力をもったような(?)刑事と、これまた特殊能力を
もった女性刑事が主人公のようだ。
戸田恵梨香演じる女性刑事は際立ったキャラすぎて扱いが難しそうだ。
セリフのひとつひとつも洒落たものを狙ったのだろうがあまりに多すぎる。
全体的なキャラはデスノートの「L」を連想させ、だから戸田恵梨香なのか?
とさえ思えてしまうほど。
特に、書道のように文字を書いて⇒破く⇒閃くっていうお決まりに
「いただきました」の決め台詞で結論に至るってシーンなんて2~3回観て
しまえば飽きること必死。こういうのは逆効果なんだけどな。
ジョークの展開も多いが、ここはアメリカを真似ちゃいけないとこなんだけど
地雷踏んじゃってる。日本では緊迫したシーンでジョークなんて言わない
って。そこはちゃんと考えて欲しいものだ。
得体の知れないやつらと、水面下でそれを操作している公安の組織。
そこの長である椎名桔平が怪しさ十分に匂わせているがややアンバランス
になってしまっているのがなんとも惜しい。
どちらかと言えば全てのこの雰囲気にして、その中に戸田恵梨香の
キャラを投じれば更に面白いと思うのだが。
日本のドラマでは設定とした組織を本当にうまく描かないけど、本作も同じ。
別にどこに属してたっていいじゃんって内容でもある(苦笑
「公安」や「SIT」などをもっとシビアに描けばといつも思ってしまう。
つまりは、公安って凄いとかSITって凄いとかそういうアプローチのしかたを
日本のドラマは本当にしない。
「24」などではジャックの凄さもそうだけど、十分に「CTU」を描いているのが
面白いひとつの要因ってことに早く気付いて欲しい。
女性版「L」の独壇場に、特殊能力での戦い、計り知れないスペック。
さぁ、これからどんな展開を見せてくるのか。
加瀬亮って本当にいい役者だよなぁってつくづく思う。
これだけいろんな役をやって他の役を引きづらなくどれもインパクトの
ある演技をする。
こんな役者なかなかいないでしょ。