1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
両親の離婚後、母親とともに森の中の古い屋敷に引っ越してきたジャレッド、サイモン、マロリーの3姉弟。その夜、ジャレッドは屋根裏部屋で妖精について書かれた謎めいた本を発見する。それは80年前に失踪した大叔父のアーサー・スパイダーウィックが書き残したものだった。すると、その本を狙う邪悪な妖精マルガラスが手下のゴブリン軍団を率いてジャレッドたちを襲撃。なんとか危機を逃れた姉弟は本の秘密を探ろうとするが…。
さて、仕事を早めに片づけて、午後には身体が空いたので、娘を映画にでも連れていこうかと劇場ホームページを見ると、まだ観てないのはこれくらいしかなかったのですが・・・。
なかなか面白かったです。超大作ではないファンタジーではありますが、家族の崩壊と再生なんてものが描かれていて、大人も子どもも楽しめる作品でした。
実写部分とCGの繋ぎもとてもスムーズで「アーサーとミニモイ」なんかよりは、全然楽しめますよ。
ご先祖様のの言いつけを守らない、きかん坊のガキ・・・じゃなくてお子さんのせいで、一家滅亡の危機を招いてしまうと言うお話ですが・・(だいたい、そんな感じです。笑)
「ジャレッド。ここを立ち去れ」
「この本を読むな、一文字たりとも読んではいけない」
って警告文があってもねえ・・・。
そんなこと言われたら、「ネバーエンディングストーリー」でもそうであったように、読みたくなりますわねえ・・・。
だいたい登場人物がみんな自己中で、
「そこで、そんなことしちゃいかんだろ?」
とことを悉くやってくれます(笑)
フレディ・ハイモア・・・最近、子役って言うとこの子ばっかりの様な気がします。たしかに演技に安定感ありますもんね。
今回は双子のジャレッドとサイモンの二役。うまく演じ分けています。
お姉ちゃんのマロリーはサラ・ボルジャーって、「アレックス・ライダー」の子ですね。なんか憎たらしいけど可愛いから許します(笑)
フレディ・ハイモアと1歳しか違わないのに、ずいぶんお姉さんに見えます。
ホグスクイールやシンブルタック・グリフィンといったクリーチャーは最近の流れでしょうか、ちょいグロでキモ可愛いという奴です。妖精のスプライトはとてもよく出来ていて、可憐な感じです。ゴブリンとかエルフ・オーガって言うのは「ロード・オブ・ザ・リング」やF・FなんかのRPGで聞いた気がしますけど、敵キャラとしてポピュラーなんですか?
悪の親玉マルガラス、(ニック・ノルティです。「48時間」好きだったんですよね)こいつは何にでも変身できるというのが特徴で、それを生かした攻撃もあるのですが、その最期は笑いました。
この手のSFファンタジーは、ある意味何でもありです。作者が、
「こういいう設定なんだ」
と言い切ってしまえば、それは当然アリな訳で、否定しようも無いのですが、その中にもそれらしいというか、さもありなんというリアリティが必要ですよね。ところどころ、というか結構突っ込みどころはあるのですが、大きな流れの中では破綻していないので許せる範囲です。(アーサーに会いに行くのに、あんなに色んな処を通らなきゃならんのか?とか、自分が乗ったダムウェイターはあんなに簡単に動かせないだろ?とか・・・)
実際にはもっと長い物語を、サクッと90分にまとめちゃったみたいな感じがあって、展開が早いです。
最期にアーサー・スパイダーウィックとその娘(ジャレッド達にとっては大叔母さん)ルシンダが再会を果たし、2人でどこかに旅立つシーン(風の精って、たんぽぽの綿毛みたいな奴らにまかれて・・・)ではちょっとグッとくるものがありました。でも、アーサーの言いつけ通り妖精図鑑を守り通したシンブルタックに一言の感謝やねぎらいの言葉も無かったのは、ちょっと不満。
アーサーの手書きの妖精図鑑ですが、アーサーは字も絵も非常にうまいのですねえ・・・と変なところで感心してしまいました。
先日のライラの冒険に続いてまたもやファンタジー。今回は直球のファンタジーだ。
ゴブリンやエルフなど定番キャラが勢ぞろい。主役も完全に子供たちで大人たちの
干渉はごくわずか。ゴブリン撃退の武器もトマトスースや塩などファンタジー濃厚。
しかし今の世の中単なる子供向けにつくってしまうと子供にソッポ向かれるわけで
つくりがしっかりとしていて感心させられる。特にこの作品はキャラ設定や善悪の
区別、サークルの内外など非常にわかりやすくしているのは特筆すべき点ではな
いだろうか。ボスキャラのやられ方にはエッ!?って思わず叫んじゃったけど、よく
よく考えると不自然な倒し方よりずっと理にかなってるね、これが。
2役を熱演したフレディ・ハイモアはさすがでこの子はどんどん演技が自然になって
いきますねー凄いもんです。
秘密の書に導かれた少年たちが、邪悪な妖精に立ち向かうアドベンチャー。
。シリーズ系超大作ファンタジーとは違って、妖精との戦いを通して本にまつわる謎を解き明かし、少年の成長と家族の絆の尊さも描かれるという「グーニーズ」のような雰囲気の80年代テイストです。
両親の離婚により、森の奥にひっそりとたたずむ屋敷に母親と一緒に引っ越してきた3姉弟。そんな家の中で、主人公ジャレッド(フレディ・ハイモア)は、決して読んではならないと警告のメモが付けられた謎の本を見つけてしまい、読むなと言われて読まずにいられる筈がない!
それを開いたがために、妖精に襲われる事態に・・・
悪いのに、憎みきれない悪役や、味方なのにちょっとキモ可愛いキャラも魅力的でツボです。
(名職人フィル・ティペット率いるティペットスタジオとILMが造り上げたクリッチャーが個性的です)
狭い範囲内の物語でありながら、主人公と家族の再生や、F・ハイモアが双子の二役と姉マロリーそれぞれの性格が描かれ、大人目線で見ても楽しめます。
ただ、主題となっている本が、何故あそこまで世界を左右するほど危険性をはらんでいたのか?とか突っ込みどころは、ありますが、
行方不明だったある人と、その人の帰りを待ち続けていた心温まるラストは、後味が良いものです。