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バンダイミュージアムで限定上映されたフル3DCG作品。宇宙世紀0079年。“1年戦争”と呼ばれるジオン独立戦争中、ジオン公国は新兵器・新型機を矢継ぎ早に投入。だが、その活躍の陰に過酷な現実があった。新兵器等を実用試験する「第603技術試験隊」から見た、試作兵器に賭けた兵士たちの姿をつづっていく…。
時代背景はオデッサ作戦前後。この頃になると地球連邦軍もRX−78通称ガンダムを開発し、アムロが活躍し始めている時代。連邦軍にはジムやボールと言ったMSやMAが登場し、次第にジオン軍は苦戦し始め戦況は悪化の一途をたどっていく。そんな中、主力MS「ザク」を凌駕する性能を持つMS「ヅダ」の開発に成功したとジオン軍は発表する。そしてMS「ヅダ」とそのパイロットであるジャン・リュック・デュバル少佐がヨーツンヘイムに配属されてくる所から話は始まる。そしてMSとそのパイロットの行く末をハードボイルドタッチで描いていく。
ザクはジオニック社製でヅダはスリーマッド社製であるらしい。ヅダは製品的に欠陥がありザクに主力MSの座を奪われた機体だったのだそうだ(^^ゞ。知らなかったネタだったので思わず「へぇ~」とつぶやいてしまった(笑)。この第三話での見所はなんと言ってもオデッサ作戦にてジオン軍が負け、敗走して成層圏へと逃げてくる所をジムやボールに襲われるシーンだろう。このシリーズで初めて地球連邦軍のMSが登場し嫌でも1年戦争の時間が進んでいることがわかる。
欠陥MSヅダとそのパイロットの行く末を見逃すな!
「…黙示録0079」とあわせて全部で6本のシリーズ、アチキはレンタル可能な順に借りて、これが5番目(^^ゞ。一応筋の連続性はあるものの、一話完結なので途中からでも十分に楽しめます。
というか、全体のレベルからいうとこの一本は「ちょっと残念」の部類に入るか。
第一弾ということでルウム戦役という大舞台をもってきたはいいが、戦場のスケールに兵器開発という地味なネタが圧倒されてしまった。モビルスーツの時代を表現したかったのはわかるが、ファンサービスに赤い彗星を出したのも、面白いが作品としてはマイナス要素、散漫な印象を受ける。
とはいえ、ほかのエピソードは気楽にそれっぽい戦争物を楽しむには充分。Mプランのアチキは、長尺物を借りるときの抱き合わせに活用いたしております。
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宇宙世紀0079年。ジオン独立戦争初期、試験支援艦ヨーツンヘイムは試作兵器である艦隊決戦砲「ヨルムンガンド」をサイド5宙域へと移送していた。後に“ルウム戦役”と呼ばれる一大艦隊戦に参加するためだ。本国から艦隊戦の雌雄を決する切り札と聞かされたヨルムンガンドは、連邦軍艦隊を殲滅せんと待ちつづける。
第603技術試験隊は地球侵攻作戦さなか、2年前に不採用となった試作モビルタンク「ヒルドルブ」を地球に降下し、地上で評価試験する新たな指令を受ける。しかし降下途中に連邦軍の攻撃を受け、ヒルドルブとの間で交戦が始まってしまう。アリゾナの荒野で時代に取り残されたモビルタンクの戦いの幕が切って落とされた!
宇宙世紀0079年10月24日、ジオン軍は主力モビルスーツ「ザク」を凌駕する新型モビルスーツ「ヅダ」の開発と成功を発表。ヅダが配属され、士気高まる第603技術試験隊は、艦隊司令部より緊急入電を受けオデッサ上空の宙域に向かう。ヅダと連邦軍モビルスーツの、地球軌道上での激しい交戦が開始された!
この作品はバンダイミュージアムで限定上映された作品でローソンのLoppiで販売されていたDVDのレンタル版だと思われる。この作品は30分ほどの短編であるにも関わらず、Loppiでの販売価格がかなり高かった為、購入を断念したという個人的にいわく付きの作品だったが、その作品をこうして見ることが出来てとても嬉しく思う。
話としてはジオン公国軍、第603技術試験隊所属のオリヴァー・マイ技術中尉が主人公で彼の視点で1年戦争でのエピソードが描かれていく。第一話では新兵器「ヨルムンガンド」通称「大蛇」と呼ばれる艦隊決戦砲のテストを行うエピソードだ。時代設定はジオン公国がMS−06「ザク2161」の開発に成功したあたりで、艦隊戦中心であった戦術がMSを使用したものに取って代わられるという時代設定で地球連邦軍にまだMSがない時代が舞台なのだ。嬉しいのはシャアの「赤ザク」が登場すること。もちろんシャアの声やセリフは一切ない(笑)。しかしガンダムファンにはうれしい演出だ。また、この第一話でジオン軍が行った「コロニー落とし」等のエピソードや命がけでヨルムンガンドのテストを行う砲術長ヘンメ大尉の男臭さがたまらないハードボイルド的エピソードが描かれている。
気になっていたCGの作画レベルだが、「スターシップ・トゥルーパーズ クロニクルズ」程度のものを予想していたが、それよりも遙かに精度、レベルが高いCGとなっていて安心した。しかし、予算の関係だろうがCGに関しては作り込んでおらず、人物の表情もぎこちなさがあって違和感もあるが及第点レベルと言えよう。しかし、そのCGによって作られしムサイやグワジン、サラミス、マゼラン等の戦艦やザクを初めとするMSに関するリアルさはアニメを遙かに上回る(当然か(^^ゞ)。そのリアルな戦艦やMSにより行われる戦闘シーンはかなりの迫力があり、アニメのそれよりも楽しめること請け合いだ。