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手塚治虫の代表作である『ジャングル大帝』は何度もアニメ化されていましたが、原作の第三部にあたる「月光石」の物語は一度もきちんと映像化されたことがありませんでした。『ジャングル大帝進めレオ!』はこの第三部をテレビシリーズとして映像化したものではありますが、対象年齢を低く設定した関係とスポンサーの事情があり、雪山でレオが人間ヒゲオヤジの命を守るため、自らの命を犠牲にする、という壮絶なクライマックスをハッピーエンドに変更していました。つまり手塚治虫が本来描きたかったレオの自己犠牲によって、はじめて浮かび上がってくる「すべての命は平等である」というテーマを、今回の劇場版ではじめて映像化している、というわけです。アメリカで作られた『ジャングル大帝』そっくりのアニメーションでは「命の循環」ということがテーマとなっていましたが、手塚マンガはその「サークル・オブ・ライフ」をすべての物語の基本設定として、そのさらに先にある「この宇宙にはたったひとつの生命しかない。だからこそ、すべての生命は平等で尊いのだ」というテーマを見据えていました。あなたの生命は私の生命。レオの壮絶な死から、そんな『火の鳥』にも通じる手塚治虫の生涯のメッセージを読み取ってください。
大人も子供も家族で見れる感動もありの作品です。
原作を知らない人も大丈夫。オススメです。
レオが頼もしく、家族を愛する気持ちは誰にも負けない。人間と同じです。
涙するシーンもありますが、子供さんには是非、見てもらいたい作品です。
手塚治虫=『ジャングル大帝』でもありますから。
いい意味ではなく、とても1997年度製作だとは思えなかった。30年前の劇場公開作品だと紹介されたなら納得もしよう。レトロなテイストは別にして、動画の質や物語は、かなりレベルが低い。
子供の頃、TVで見た『ジャングル大帝』は、オープニングの動画の緻密さと、富田勲氏の勇壮な音楽で、いまも記憶に新しい。あれほどのインパクトは、後にも先にもお目にかかっていない。素晴らしい映像詩だった。
さて、本作品はと言うと、“妙に”つまらなかった。ヘンな言い方だが、作り手が自らの感性を活かして作ったとは到底思えないからだ。何だか、“巨匠・手塚治虫”の亡霊に支配されているような感じ。キャラクタもストーリーも、「手塚先生だったら、こうだろう」と考えながら作っているように見えて仕方がなかった。
それほど“手塚治虫”という漫画家が生み出したキャラクタは唯一無二だし、ストーリーテリングの上手さは天下一品だったと言える。
しかし、それを鵜呑みにばかりしていては、作り手の主体性は失われる。手塚先生亡き後、私たちがすべきことは、膨大な遺産を礎にして新たな世界を創造することではないか、と思う。
そういう意味では、本作品は“志”が低い。それがそのまま作品の“質”に出て来たような感じだ。残念であると同時に、漫画の世界では手塚作品をベースに自らの世界観で再構築して作品を発表する人たちも出て来ている。それが映像の世界にも広がって、良質な作品が公開されることを願うのみである。
あまりオススメ出来ません。(-_-;)
もう10回以上観てます。
言わずと知れた手塚治虫作品。
でもタイトルは知っていても、
どんな物語かを知らない人が多いのでは?
原作漫画とは違う部分もありますがとても楽しめる作品です。
はじめ原作を知らないで観た私はかなり泣きました。
こんなラストだなんて想像もつかなかった!
ディズニーのライオンキングと比較されますが
物語自体が全く違いますよ。
ディズニーは「ジャングルの王位争奪」、
こちらは「ジャングルの世界と人間の交流」です。
野球の西武ライオンズのマークが
このジャングル大帝のレオなのは有名ですが
この映画を見るたびにライオンズマークを見ると
せつなくなります。
声優にタレントを多くつかっているので
エンドクレジットで「この声はこの人だったんだ~」と
思えるのも楽しいです。