1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
人と人との「絆」をテーマに、ピュアな感動に満ちたストーリーで人気を博した同名の恋愛アドベンチャーゲーム「CLANNAD(クラナド)」。本作はその世界観を忠実に再現し、主人公・朋也と少女たち(渚、杏、椋、智代、風子、ことみ)との交流と成長を描いた物語である。アニメーション制作は「AIR」「Kanon」「けいおん!」などで圧倒的な支持を得ている京都アニメーションが担当。ヒロインたちの細やかな表情、暖かさを感じさせる風景の描写など、全てにおいてハイクオリティな作品に仕上がっている。
「両親の『夢』を犠牲にしておきながら、今は自分の『夢』だけ叶えようとしている」と思いつめる「渚」。
そして「渚」の気持の整理がつかないまま舞台の幕は上がる・・・。
『夢』を・・・・!!
あとは本編をご覧下さい。
******************************
姉の幸せを願う目覚めない妹の『想い』
長い時間を掛けて届いた両親の娘への『愛情』
壊れかけた家族を取り戻した思い出の場所を守りたいという『想い』
『夢』は諦めてしまったが、愛する娘と一緒にいる幸せを選んだ両親
さまざまな「家族の絆」のかたち。
演劇部の再建を一緒に目指した「仲間達との絆」。
そして「愛する大切な人との絆」・・。
この物語を見たあとに「家族」「絆」についてもう一度考えてみてはどうだろうか。
あなたが親になったとき、
子どもや家族のために自分の夢を諦められますか?
子どもや家族のために色んなものを背負えますか?
子どもや家族にどんな時でも無償の愛情を注げられますか?
あなたが人を好きになったとき、
その人を大切にできますか?
ずっと傍にいられますか?
そして今あなたは
自分の「家族」「仲間」「恋人」に対して「どう思い」「どう行動」していますか?
******************************
追記:もうひとつの世界「智代」編
本編の「渚」ではなく「智代」と付き合うことになったらどうなったかという「IF」の物語。
個人的に好きなキャラである「智代」の物語なので、幸せになって欲しかった願望を満たしてもらえてよかったというのが正直な感想。
本編では「朋也」に魅かれながらも「渚」への思いに気付き、静かに身を引く「智代」。
もうひとつの物語ではハッピーエンドを迎えられてよかったね。
味付けのコミカルさやギャグに笑いながら観ちゃうんですが、一貫して根底にあるのは、シリアスで重厚な「家族の絆」というテーマ。キャラクターに思い切り感情移入させるコミカル部分と、それぞれの登場人物が抱く家族への想いや苦悩を描くシリアス部分が、絶妙なバランスになっています。
テキトーに落ちこぼれ高校生をやっていた主人公の岡崎朋也が、登場人物たち(主に女子高生)のそうした切実な家族への想いに関わっていく中で、やがて、朋也自身も少しずつ変化していきます。
ストーリーは良質で、なかなかの感動も味わえます。演出や作画も標準以上に上質で、とくにキャラクターの表情や仕草がきめ細かくて感心させられますね~。でも、女子高生の声が、いわゆるアニメ声炸裂だし、キャラクターデザインもいかにもファン受けを狙ってる感じなので、そこら辺は好みが分かれそうかな? まあ、慣れれば気にならないし(笑)、ドラマとして良い作品だと思うので、あまりそういう部分は気にしちゃダメです。
<以下ネタバレ>
作品の明るい雰囲気とコミカルさに隠されてしまってはいるけど、植物状態の妹、幼い頃の家族の事故死、弟の自殺、親の暴力など、それぞれの登場人物が抱える家族の事情は、言葉にしてみるとかなり重いです。でも、この作品の良いところは、それだけでは終わらずに、そうした家族への想いをどうやって今の自分の生きる力に変えていくか、という所までストーリーを持って行ってる事ですね。
個人的には、ラスト・エピソードの「渚」編が良かったですね。
独偏満足度 82%
岡崎朋也は光坂高校に通う高校3年生。毎日同じことの繰り返しにうんざりし、無気力な毎日を送っている。周りのみんなのように学校生活を楽しむこともできず、毎日遅刻ばかり。進学もあきらめているため、校内では浮いた存在になっていた。そんなある日、朋也は学校まで続く坂道の下で1人の少女と出会う。
父親のよそよそしい態度に思わず家を飛び出した朋也。気づくとなぜか、あの日坂道で出会った少女・渚の家に来ていた。ぼんやりと渚の家から漏れる光を眺めている朋也。ふと声がして振り返ると、穏やかな表情で謎めいた言葉を語りかける渚の姿があった。
雨に濡れながらも朋也を待っていた渚が倒れてしまう。翌日朋也は渚の家を訪れる。秋生と早苗は心配ないと言うものの、責任を感じる朋也。朋也の頭からは、バスケットボールを抱えながら雨に打たれる渚の姿が離れなかった。
演劇部復活に向けて活動する渚と朋也。しかし学校内に貼った部員募集のポスターがはがされ、渚が生徒会に呼び出されてしまう。部員募集の活動ができなくなった渚を朋也は励ます。そんな2人の様子を朋也の親友・春原が見ており…。
風子の姉が、渚が1年生の時に美術を担当していた先生だとわかった。だが、風子の話はどこか不思議で、渚が知っている先生の妹に関する話ともつじつまがあわない。疑問に思った朋也は渚と一緒に、風子の姉・公子の家を訪ねてみることにする。
風子が渚の家に泊まるようになり、古河家は新たな笑いに包まれるようになった。学校では相変わらず生徒に彫刻を配って歩く風子。そんな風子を見た渚は、風子に公子を会わせるため、創立者祭に公子を呼ぼうとする。
創立者祭にやってきた公子。やっと公子と風子を会わせることができると喜ぶ渚。しかし公子の口から出た意外な言葉に、朋也と渚は凍りつく。それはとても悲しい現実だった。そんな2人に公子は「学校に風子がいる」という噂を知っているかと尋ねる。
幸村の計らいで、公子の結婚式を学校で挙げる許可が下りた。結婚式に向け、生徒にヒトデを配り続ける風子。しかし、風子が差し出すヒトデを受け取らない生徒の数が増えていた。まるで風子の存在に気づかないかのように・・・。
風子を連れて朋也と渚は夜の学校へ。演劇部の部室に忍び込んだ3人は他愛もないことでふざけながら過ごす。ふいに風子は朋也と渚に「お互いを下の名前で呼ぶべき」と主張するが、照れる2人。そんな2人に風子は「公子と芳野のように幸せになってほしい」と笑いかける。
演劇部復活の部員集めを再開する渚。しかしなかなか思うように進まない様子に、朋也は新入部員候補として”ある少女”を思い出す。それは、授業に出ずひとり図書室で本を読んでいる一ノ瀬ことみだった。
白状します。見る前は「へ~、原作がPCゲームのアニメか。たぶん甘く切ない青春恋愛物なんだろうな」と思っていました・・。レビューを読んで「クラナド」が「家族」という意味なのを知っても自分の中で何か「ピン」と来ない感じでした。「恋愛物で家族?」
最初、第1巻を見たときも(個性的で)可愛い女の子いっぱい出て来るし全体的に面白いけど、よくあるちょっとシリアスな青春恋愛物だなぁと思っていました。智也の家族が不幸で、渚の明るい家族(ちょっと天然が入っているが)との対比が「クラナド」の意味合いなのかなぁと単純に考えていました。(恥)
で、これから「クラナド」を見ようと思っている人にお伝えしたいのは(いらんおせっかいだと思われるかも知れないが)ぜひ第3巻までは見てもらいたいということです。
なぜこんなことを書くかと言うと、この第1巻は各登場人物の紹介がメインで、まだストーリーに大きな展開が見えてこないのです。ともするとゆっくりと物語が進むのでちょっと単調な感じを受けてしまい、第2巻以降は見なくてもいいかなぁと考える人がいたらもったいないと考えたからです。(事実自分がそうだったので)
私もこのレビューを書いてる時点で第3巻までしか見ていないのですが、久し振りに「切なく」て「悲しく」て「感動」して「泣ける」アニメです。
あなたもこの「クラナド」の世界で何かを感じてみて下さい。