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車の運転席に収まらないほどの超肥満体で、隣で寝返りを打てば圧死寸前、キレると誰にも止められない鬼嫁ラスプーシア。そんな彼女の暴力に日ー耐えしのんでいた夫のノービットに、ある日、一筋の光が射し込んだ。初恋の人、ケイトが幼少時代を共に過ごした孤児院を継ぐために、街へと戻ってきたのだ!しかし、彼女には、裏の顔を持つ婚約者がいてーー!?弱気だったノービットは、ケイトを婚約者の陰謀から守ることができるのか?そして、鬼嫁の支配から逃れられるのか?!
いやぁ凄い。何が凄いってエディーマーフィーの一人三役です。
しかも体系や文化や性別など根本的な違いがある3人なのですから圧巻です。
もちろん、特殊メイクのお陰もありますが、賞賛に値する演技です。
ドリームガールズではオスカーを逃がしたエディー・マーフィーですが、やはり
彼はコメディーなんですよ。それもどちらかといえばドタバタ劇的な。
作品としては面白いこと請け合いです。
皆でワイワイ見るのに最適!!
わたし、太った女性って好きなんですわー。
グレートマザーって感じがしていいでしょ?
DVDジャケットにおでぶの黒人のおかあちゃん。
E・マーフィーのコメディ。ふーん、ちょっと見てみたいかも!
あらすじも「暴力妻に虐げられている主人公のもとに、ある日初恋の人ケイトが現れる」とある。わー、ってことは。このおデブちゃんが初恋の人ケイトで、こういうおデブちゃんに恋しちゃうエディの話かしらー。楽しそう!
なんの気なしに予約に入れたのに、ずっとずっと見たくて待ち続けている「パビリオン山椒魚」とか「ローズインタイドランド」をさしおいて、予約入れたとたんに何枚も飛び越えて届いてしまいまひた>笑
ま、疲れた日の寝る前のDVDタイムにはうってつけかもー、と気軽に鑑賞をはじめて、すぐに後悔。
初恋の人ケイトはスリムで美人。暴力妻は超巨漢で超悪役。
エディは気の弱い主人公ノービットと、超巨漢おデブのすっげーやな女の妻、孤児ノービットの育ての親の中国人の3人を一人で演じています。
まあ、面白いんです。エディの一人3役なんて、ほんとびっくりもんだし、最初のアップテンポな展開は楽しい。
でも、そのまんま、最後までずっとアップテンポでハイテンション。ヒステリックな怒鳴り声、理不尽な暴君と暴言の連続。趣味の悪いジョークの連発。最後にはげっそり疲れたです。
私、E・マーフィーはずっと前から大好きなんです。
でもさ。
そろそろ、大晦日の堺正章状態になっていない?
ストーリーや映画としての出来は、この際二義的。
まずは、エディがどれだけすごい一人○役をできるか。
しかも、その○役が、どれだけかけ離れたキャラクターで、どれだけ演じ分けられやすい人物像か。
まずはそこが一番大事! という観点で作られた映画という気がします。で、鑑賞する側は、とりあえずかくし芸大会の堺正章が出てきたらひざを正して、見る、と。取り立ててびっくりするような芸でなくてもいい。堺正章が芸をすることに価値がある。
そんな感じ。
何よりも、FATな黒人の女性が徹底的な悪役であるところが、なんとも居心地が悪いのです。悪役である必然性があまりよくわからない場所で、100%やなやつなんです。で、その「やなやつ」の表現が、常に「デブ」とセットになっている。
これは、社会的なバランス感覚を持てばありえない設定だと思うんです。ただただ「変装すること」と、「ヒステリックに怒鳴りまくるすっげーやな女を男が演じて見せる」ことに重点をおいて作り出されたキャラクター。
そういうのって、なんか違わない? って思うわけです。
いろんな人を演じられる、特殊メイクでまったく別人になれて、しかも巨漢な女性にだって作れる技術があるもんね! ということが見せたいのだろうけれど、だからってなにやってもいいってわけじゃないんじゃないの? と私は思います。
というわけで、そういうのが気にならずに、ただただアップテンポのどたばたコメディの中に、「おお、マチャアキが出てきた! すごい!」とエディの一人3役を鑑賞できれば楽しい映画かもしれません。
私はすみません、辛口で星2つです。
「ナッティ・プロフェッサー」の時は、往年の勢いをなくしたエディ・マーフィーが新しい試みで、一時ほどではないにしろ、スマッシュヒットとなったので、成功と言えるでしょうが、これはねえ・・・。
。確かに、特殊メイクは素晴らしいし、1人三役も、わからないくらいうまく演じているとは思います(特に中国人養父ウォン。これは途中まで気が付きませんでした)が、カプチーノさんがおっしゃるようにラスプーシアのキャラがいけません。どこにも共感できるものがないし、不快になるばかり。キューバ・グッディングJr.や脇役陣が、いい味を出してくれているのに、台無しにしています。
ラスプーシアをエディが演じる意味も必然性もわかりません。もう少し、かわいげのある女性に脚本を仕立て直して、別の女優さんを使えば、笑いのツボは心得ているエディの事ですから、もっと愉快な、笑い飛ばせるコメディにできたと思うのです。
なんか、特殊メイクと(実際にああいう体格の女性をエキストラというか、スタント代わりに使っている部分もあったらしいです)CGしか印象に残らない作品に成り下がってます。
「48時間」や「ビバリーヒルズ・コップ」の頃のような、マシンガン・トークのエディを見たいと思うのは、私だけではないはずです。
こんな作品を作ってるから、「ドリーム・ガールズ」で、あれだけの熱演をしながら、オスカーにそっぽを向かれちゃうんですよね。