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突然母を亡くし、生き別れになっていた大金持ちの兄と再会、心ならずも聖ミカエル学園に転校してきた司城史緒。そこは「ごきげんよう」の挨拶に礼儀作法、ゆったりとした雰囲気が漂う全く別世界の超お嬢様ワールドでした。しかし、同じく“猫かぶり”のお嬢様、斎木和音と更科柚子に出会い、意気投合。同じ頃、お嬢様たちを狙った誘拐事件が発生!そんな中、学園恒例のガーデンパーティーが始まり・・・。
原作をここまでぐちゃぐちゃにしてくれてありがとう。
犯人を女にしてくれてありがとう。
和音様をあんな子にやらせてくれてありがとう。
川原先生に謝ってください。
私は絶対許しません!
原作のファンということで借りてみました。原作を読んでない方はどうかわかりませんが、原作ファンなら怒り心頭になる作品でした。原作ファンには決してオススメ出来ません。漫画の実写版は、たいてい原作より劣るので大して期待はしていなかったのですが、予想を遥かに超える酷さだったと思います。
まず、のっけから主人公の関西弁とアークエンジェルらしからぬ胸と背中がガバッと開いた制服にテンション↓ 後で出てくる菊池凛子さんのドレスも日本のコメディであれはないだろうと・・・・。
映画にするに当たって、多少の状況設定の変更やストーリーのアレンジは仕方がないと思うのですが、押さえなくてはいけないところというのは必ずある筈で。でも、この映画は全くそれが無かった気がします。原作ではアクションシーンなど存在しないのに、そこに重点を置き、かなりの長時間を費やすくらいなら(私は眠くなって早送りしちゃいました・・・)もっと描かなければいけないシーンがある筈なのに・・・ものすごく腹が立ちました。
原作は本当に本当に素晴らしい作品なのに。
原作を読まずに映画を見た方には、ぜひ原作を読んで、映画とは全く違う作品であることを認識して頂きたいです。私は、怒り心頭のまま漫画を読み直し、再度この原作の素晴らしさを噛み締めました。
主役の上野さんは可愛かったのですが、秀才という設定上、もう少し知的な雰囲気を持った人が良かった気がします。案の定、舞台挨拶でも、原作の感想を「字が多い漫画」などと主役を演じる人には有り得ない感想を言っていましたし・・・
ストーリーやギャグにではなく、作品の出来に大笑いしてしまいました(爆)
。いや~、たまにはこういうのもいいのかな・・・。
漫画が原作ですから荒唐無稽はいいのです。いや、荒唐無稽であるべきなんですが、これはちょっと・・・。
史緒が巨大化する意味がわからんし・・・・。いつの間にかポリゴンCGになってるんだもん・・・。
着々と大女優への階段を上る上の樹里が、そしてこれからの人である関めぐみがこんな使われ方をしているのが、ある意味痛々しいのですが、こういう作品も通過して磨かれていくのです。名作、秀作にばかり出演していては本当の輝きは生まれないのです(それにしてもなあ・・・笑)
現在、私の中での一番の注目株・谷村美月も出てるのにねえ・・・。
菊地凛子はモラ・ジョヴォヴィッチ並みの脱ぎたがりですか?
登場したときに、まったく良家のお嬢様に見えないのはいいとしても(よくねえか・・・)学校の中を歩くのに、
「敦子様、乳首モロ見えでございますことよ」
てなもんです。へたに薄い布っきれがある分、なおさらエロく見えるんですねえ(笑)
小田一生って人は、もともとVFX職人ですよね。構成がへんてこだったり(序破急からほのぼのエンディングと基本は押さえているのに)カットの繋ぎが悪いのはしょうがないにしても、本職のVFXもしょぼいってえのはどう言うことだい!
脚本も拙いんでしょうね。少女漫画の世界にチャリーズ・エンジェルを融合させて、大日本人のフューチャー(って、こっちのほうが先か・・・)これ、笑わせたいんじゃなくて、笑われたいんじゃないかと邪推しちゃいます(笑)
ギャグもおおむねスベり気味です。「ねこをかぶる」のが、なんで「餌のいらない猫を飼ってる」んだか・・そのシュールさも表現できてませんね。笑えたのは、
「あたしゃ、アライグマか!」
くらいですね。
まあ・・・人様にお薦めはできませんけど、怒るほどでもないですかね。