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全てを奪った黒い車への復讐も終わり、走り屋を続ける意味を失った真一。そんな時、峠の走り屋たちを次々に打ち破り全国制覇を狙うカマロ使いが現れる。亡き妻の妹のために渋々カマロの挑戦を受ける真一だったが、完敗を喫してしまう・・・。
前作ドリフトの続編。前作があまりにつまらなさすぎたので続編である今作を見るべきか否か迷いましたが続編が2だけでなく3,4とあることに気がつき見ることにしました(^^ゞ。今このレビューは続編を全て見た後に書いています。結論から言えば尻上がりに良くなっていくといった感想を持ちました。1よりも2、2よりも3、3と4は同格といったイメージが僕の中では残っています。一番気に入っているのは3作目です。この2作目は1作目の続編で登場人物もほとんど同じです。赤い稲妻のミナミシンイチ(柏原収史)が主人公で彼が復讐を遂げた後、走り屋として目覚めていく過程を描いています。3作目ではシンイチはプロのレーサーとして登場します。プロになる前のシンイチがいかにして走り屋として目覚めていくかがこの作品のおもしろいところです。その為には強敵が必要です。今作でシンイチに走り屋として目覚めさせるきっかけを与えるのは黒い流星ことホシカワタカユキ(小橘賢児)ではなく新たなライバルとして新登場するアズマユウイチロウ(裁寧龍二)です。彼にバトルを申し込まれ、走り屋の快感に気づき始めた自分と走り屋になれない、なってはいけないと考える自分との間の葛藤に苦しみ、それを乗り越えて走り屋になっていくのです。
さて物語の内容はそのくらいにして問題のバトルシーンですが残念ながら前作と全く変わっていません。暗い映像でドリフトする車のシルエットしかわからず非常に見にくく仕上がっていること、前作同様、運転時の俳優の大袈裟な演技とリアクションには全く持って閉口してしまいます。しかも今作で主人公のライバルとして新登場するユウイチロウの愛車がATのカマロというのはいかがなものかと思ってしまいます。AT車による左足ブレーキ、右足アクセルというドライビングはその場をしらけさせてしまっています。何故ATカマロにしたのか監督の思惑が知りたいところです。まぁ、別にATがダメとはいいませんけどねぇ・・・、やっぱり走り屋はATよりミッションの方がそれらしく見えると思うのですが・・。AT車走らせて俺の方が早いっ!なんて言われてもしっくりこないです(笑)。バトルはいつもの通り3回行われます。黒い流星vsカマロ、赤い稲妻vsカマロ、赤い稲妻vsカマロ再戦の3つです。
しかし、今作はドラマ性が高まっています。走り屋へと変身する主人公の苦悩を描いている分、前作の復讐という暗い感じを今作でも引きずっている部分もありますがドラマ性は高まっていると思います。1よりは断然こっちの方がおもしろく仕上がっています。この作品を見たなら引き続き3,4も見てください(笑)。
だから、暗くて見えないよ!って、一作目にも言ったのに!