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退屈な人生にうんざりして自ら命を絶とうとしたトワ。目覚めたサナトリウムで「あと7日の命」と宣告される。院内では風変わりな人々が隔絶された独特の世界で毎日を送っている。周囲が接触を避ける中、絵描きの夢を忘れられず、言葉を失ったクロードだけはトワに共感する。最初戸惑ったトワも、おいしい物を食べること、楽しむこと、美しい音楽を奏でる喜び、満ち足りたセックス、人生を彩る愛しい全てが彼女を変えてゆき、やがて生への欲求が芽生えてくる。身近に迫った死をきっかけに、退屈だったはずのトワの人生が今輝きはじめる。
まず最初に、「あれ?」という既視感におそわれた。この映画、「観たことがある?」と思ったのだが、どうやらそうじゃない。
20年以上前に、そっくりのシチュエーションの映画があったのだ。(雪の中の館に、精神を病んだ人達が居て…という様な)
描写の嘘っぽさとかがよく似てる、というより、まるでその頃から進歩が無いのだ。どうしてこういうサナトリウムを舞台にした「お芝居」然とした「お芝居」になってしまうのだろう。集団シーンで患者役の俳優が、狂ってるっぽく「順番に」「かぶらない様に」セリフを喋る。主人公が会話する時は、みんなおとなしく黙っている。…観客に作為を感じさせたら、まずかろうに。
今の時代、精神保健福祉の現場を描くのに、こんな相変わらずのステロタイプでいいのだろうか。昔は近所に精神病院があると、良識ある大人までが「○○病院」などと呼び捨てていた。そんな乱暴で偏見のある時代ならまだしも。今は情報だってちゃんとあるのだから、患者だって医者だって、もう少し役作りのしようがあると思う。いくら市村正親とはいえ、勘だけで演じさせては可哀相だ。
会話がボソボソと聴きとりにくいのに比べて、アンドレア・モリコーネのスコアが、やたらでかい。ここぞという場面でメリハリも無く、延々と鳴り続ける。「ぶつ切りで使うべからず」みたいな契約でもあったのか、と疑ってしまう。
中嶋朋子が「浮遊する」シーン。唐突ではあったが何かを感じさせた。どうせなら徹底的にファンタジー映画として、こういうテイストで全体を描いた方が、良かったのかもしれない。狂った世界を、真面目な文脈に中途半端にあてはめようとするから、どうしても無理が出てくるのだ。
今、この作品が見直されているのは、第一に真木よう子のブレイクによるものだろう。彼女は注文通り、トワの役を真面目に演じた。「あの」シーンもとってつけではあるが、頑張って演じている。彼女の生真面目さが、この映画唯一の救いと言えるのかな。
何不自由無い暮らし。
美貌。
人望。
地位。
才能。
彼女は言った「何でも有るけど、何も無い」
幸せそうに見えたって、何でも揃っていたって
自分が幸せだと思えないと、幸せでは無い
幸せそうに見えるって、それは本当の幸せかどうかなんて
本人でないとわからない。
羨ましいとは思っても、羨ましがられても
本当の幸せは違うところにあったりする
だいたいの願いはお金で買えるけど
本当の望みはお金なんかじゃ買えない
お金で買えない幸せを手に入れるには
生きて努力して手に入れないと
死んで望みを捨てるより
生きて幸せを手に入れる事に気付けた主人公は
その時点で幸せ。。。
真剣なのか ふざけてるのか
なんとも一貫性の無い作品だと思ったけど
どこかグっと来るものは有った
ラブシーン、綺麗ですよ。
私は結構良いな、と思ったものの
★の評価はあまり良くないね
何に期待をして観るか
何処を評価するかによって違いは出て来るんだろうな
で・・・
ベロニカって・・・
(*-`ω-)ん…
pokorou
はじめに白状しておきます。
。この映画は「真木よう子」のヌード目的で観ました。
ところが・・・!思いのほか良くて得した気分になりました・・・というのはすいませんウソです。
原作がパウロ・コエーリョというブラジル人作家の作品ということで、主人公トワ(真木よう子)は日本人なのに、タイトルは原作そのままの「ベロニカは死ぬことにした」としてるわけですが、何かブラジル人である原作者の思索を日本人に置き換えていることが原因なのか、観ていてピンとこなかった。
だいたい、日本においては自殺(未遂)者がまず運び込まれるのは救命センターとかそういうところだと思うのに、本作ではいきなりサナトリウムに運び込まれてる。
そこからもう???だ。
本作は、“毎日が同じことの繰り返しで、何でもあるようで何にもない”から自殺を図った主人公トワがサナトリウムでの他の患者たちとの関わりを通じてやがてもう一度生きる意味を見出すという話なのですが、サナトリウムの患者たちが何かいかにもという感じの描かれ方をしているし、その中にわざわざ韓流俳優イ・ワンが混じっていてやたら不自然。
それに肝心な主人公トワにも、イマイチ共感出来ず、だからトワを演じる真木よう子の終盤での渾身?の○○○ー場面も、トワがというより真木よう子が「どう?頑張ってる私を見て!」と言っているように思えてちょっと興醒め。
女優ということなら、彼女より中嶋朋子の方が断然良かったし、彼女がワンカットだけ見せるヌードの背中の方が断然エロかった(これはオレだけかも(汗))。
そんなこんなでラスト、トワの「私は生きることにした」という独白に“あ、そう”と冷めた反応しか出来なかった。
という、不埒な理由で映画を選んではダメですよというお話でした。
失礼しました。