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アンディは、全米No.1女性誌「コンポージャー」のハウツー担当の編集者。ある日同僚のミシェルの失恋をきっかけに「10日間で男を上手にフル方法」という記事を書くことに。デートのタブーとされることをワザと行い、10日間で相手の愛想をつかせようと試みる。その対象となるのは、広告代理店に勤めるベン、クライアントのダイアモンド会社からの大きな仕事をかけて、見ず知らずの女性の心を10日間でモノにすることを証明しなければならなくなった。やがて出会ったアンディとベンの10日間にわたる恋の駆け引きがはじまる・・・。”逆恋愛マニュアル”として話題を集めたメガヒット話題作!!
いつも キャリアを捨てる方を選択するのか それが疑問だ … 例え仕事を選んだとしても 余り幸せになれないのは それが オンナの潜在的願望だからなのか それとも 映画制作者のサブリミナルメッセージなのか よーく考えよう♪ なんちゃって 恋が成就する方が受けるからに決まってんじゃん ねー!
ラブコメにしては比較的長めの115分。ラブコメは90分でさくっと終わるのが好みなので、見る前には、長い分もしかしたらビミョーに説教くさいかも知れないと予見を持って臨んだがそんなことはなく、よくあるように杜撰なつくりでもなく、実に丁寧な良品であった。
雑誌記者に広告マン。バブル時代全盛期に見たら設定だけでお腹いっぱいになったに違いないが、今見るとなんだかとても懐かしい雰囲気に包まれている。
アンディの「ひどい仕打ち」が本当にひどくていちいち笑える。
ベンとアンディの初デートでロブスターを食べるシーンがあるが、ふたりはリハーサルから本気で食べ始めそれが6時間にも及んだ時にはさすがに具合が悪くなっていたそうだ。だってロブスターだもんなあ。私も食べたくなった。
アドリブの多さと、その巧さに感心した。これは俳優の能力の賜物。アドリブ回しの巧い役者と、それを受け止めるのが巧い役者が揃い、実に軽妙な雰囲気を醸し出している。
(ここからさらにネタバレ)
…と、全体的に好印象を抱いたが、せっかくのクライマックス、パーティーのシーンだけはあまり好きじゃなかった。他人が大金を出して社会的成功のために一発打って出た場なのに、自分たちの私的な感情でめちゃめちゃにしてしまうのは、あまりにも勝手で社会性に欠けるように思えてしまったのだ。せめて見ている客たちが楽しめたならともかく、さぞ白けただろうと思うだけに残念だった。
しかしラストのキスシーンは感心。一瞬だが、アンディが涙を一粒ぽろりとこぼしているように見える。それがこれ見よがしじゃないだけに素晴らしいと思った。
特典は、ドナルド・ペトリ監督による音声解説、キャスト・スタッフが語る制作秘話、削除シーン、ロケ地のエピソードと撮影秘話。
■お楽しみ特典映像のタイプ別お勧めポイント
☆ケイト・ハドソン、マシュー・マコノヒーなど、出演者のファンの方にお勧め
○キャスト、スタッフが語る制作秘話
キャストが、決められたセリフではなく、自分の言葉で話すところが見られます。
もちろん、監督はじめ、スタッフの素顔もチャーミングですよ。
☆映像ファンの方にお勧め
○ドナルド・ペトリ監督による音声解説
全編にわたって、監督の解説入りで観られるコーナーです。
時間は本編分かかりますが、見落としがちな編集NGなどを、監督自ら暴露しちゃってたりして、面白いです。
へえーボタンがあったら、押したい気分。お時間がありましたら、ぜひどうぞ。
○削除シーン
時間の都合上、泣く泣くカットしたシーンなどが観られます。
☆ニューヨーク大好きな方にお勧め
○ロケ地のエピソードと撮影秘話
ニューヨークの地図上で、ロケ地を選択してエピソードを観られる仕組みです。
訪れたことがある人もない人も、ちょっぴり行った気分に浸れるでしょう。
さて、本題。
この作品は、「HOW TO LOSE A GUY IN 10 DAYS」(邦題:10日間で男を上手にフル方法)。
LOSE=失う。そうか、英語だと“フル”とか“フラレル”とかじゃないのね。
“ルーザガーイ”って、なんか、軽い感じで、イ~ネ!
例えば、うっかりコインを落としちゃったときみたい。
公開当初から、気にはなっていたんですよ。でも実は、男と女のラブストーリーが大の苦手で、迷っているうちに見逃しちゃいまして。
で、借りて大正解。
マシュー・マコノヒーの見事な胸板や、ケイト・ハドソンのセクシーな背中を鑑賞出来るだけでも、充分価値がありますよ。
個人的には、編集長“ラナ”役のベベ・ニューワースがとても気に入りました。こんな人に、ニッコリ叱られたら、ついうれしくなっちゃいそう。
真面目な話。主演の二人の、企みと本心が入れ替わり表れる、細やかな演技が素晴らしい。
ストーリー展開も、色んなアイデアが盛り込まれていて面白いし、登場人物も、それぞれのキャラクターが生きていて共感が持てます。
恋に不慣れな人には勇気を与え、恋愛の達人には、忘れかけた“ときめき”を思い出させてくれる映画です。