1,026円(税込)「動画見放題※1」プランを
1638年島原の乱。3万7千の農民軍に対し、徳川幕府は12万もの軍勢でこれを鎮圧した。天草四郎の切支丹伴天連の妖術への恐れが生んだ苛烈極まる反応であった。十余年後、3代将軍家光の治世、次期将軍職への野心を抱く紀州藩主・徳川頼宣の前に、天草四郎が姿を現し頼宣に天下を取らせると言う。半信半疑の頼宣に四郎は生身の女体を利用し、その秘術”魔界転生”を駆使し、柳生流の剣豪・荒木又衛門を蘇生してみせる。やがて柳生十兵衛が動き出し、!紀州藩の陰謀を阻止するため、頼宣を追い江戸へ向かうが・・・
深作版『魔界転生』と続けて観て、コキおろしてやろうなどと不謹慎なことを目論んでいたのですが、あらら、コキおろすほど酷くないや。
確かに天草四郎の窪塚をはじめ、宮本武蔵、宝蔵院胤舜、柳生但馬守らを演じた俳優陣は全く迫力に欠けるし(特に武蔵の長塚京三!)、黒谷友香、吹石一恵の役どころはよく分からんし(黒谷友香はあえていうなら深作版の真田広之かな)、おどろおどろさもエロさもありません。妖刀村正もありません。
けれど・・・山田風太郎の原作小説では、単に魔界衆の一人に過ぎない天草四郎を首魁(原作では由比正雪)として描いている以上、本作は山田風太郎の『魔界転生』の2度目の映画化ではなく、深作版『魔界転生』のリメイクと言うしかなく、較べてしまうと完全に弱いのですが・・・単品として観ると正直意外に悪くはなかったです。佐藤浩市の柳生十兵衛も、最初はどうかな~と思っていたんですが、後半になるにつれ、まさに“私の中に、俺が帰ってくる”みたいにいい顔になってきたので感心してしまいました。
ただ、深作版の佳那晃子の役どころを麻生久美子に期待していたのですが、これはハズレ。そりゃ、間違えても脱ぎはせんわな。それでもかなり魅力的でしたけど。
と、いろいろ書いてますが、結局のところはオレ、こういうのが好きなんですよね。この手の映画は合わない人はとことん合わないとは思いますが、無理矢理言わせてもらうと、山田風太郎原作でということなら『SHINOBI』よりは数段面白かったです。
見る前からあまり期待していませんでした(^^ゞ。ですが予想レベルを遙かに下回るレベルの作品でした。おもしろくありません。オープニングの島原の乱シーンはそれ以降を期待させるだけの出来だったのにストーリーが進めば進むほどつまらなくなりました。さすがに途中でやめようとは思いませんでしたがちょっと後悔です(^^ゞ。
。麻生さん綺麗でしたね(^○^)。佐藤さん存在感のある演技でした。窪塚さんもうちょっと役作りして欲しかったです。演技に厚みがなく薄っぺらって感じでした(窪塚ファンすみません(^^ゞ)。確かに前作沢田版魔界転生と比べるとCG処理やVFXはすごく進んでいるのがよくわかりますが中身がないです。荒木又右衛門、宝蔵院胤舜、宮本武蔵・・・めっちゃ弱すぎ(^^ゞ。情けなくなるぐらいよわっちいです(ToT)。殺陣もありきたりでもう少し見る者を「ハッ!」とさせるようなものが欲しかったです。アクションはもの足りませんでした。それから登場人物の関係もあまり描かれておらず薄っぺらで何でこうなってしまったのかついつい考えてしまいます(^^ゞ。良かったのは麻生さんの妖しい美しさぐらいかも(笑)。黒谷さん、吹石さんのキャラは全く必要なかったのでは?特に黒谷さんのキャラは十兵衛との関係を全く描いていないので・・もう本当に薄っぺらです(ToT)・・彼女が亡くなるシーンはお涙ちょうだいのシーンなんでしょうが逆にしらけてしまいました。
公開時あれだけ騒がれていたにも関わらずこれだけの内容とはちょっと驚きです。劇場に見に行った人は大損だったのでは??